舛添氏「民主に手突っ込む」 連携に意欲 2010.2.20 12:58
自民党の舛添要一前厚生労働相は20日の宇都宮市内での講演で、小沢一郎民主党幹事長の党運営に関連し、「独裁民主党が行き詰まって倒れたときに堂々と手を突っ込んでいくために準備をしておく」と述べ、民主党の一部との連携に意欲を示した。 舛添氏は記者団に「鳩山由紀夫首相や小沢氏が辞めるとか、民主党内で反旗があがるようなことがあれば、できるだけのことはやる」と述べた。
自民党執行部に対しては「自由に党を立て直そうとしている人の文句を言う暇があったら、民主党の文句を言え。執行部の一部に危機感がないことが党をだめにしている」と批判した。
石破茂政調会長から派閥解消の提案を受けたことも明らかにし「野党に派閥はいらない。かつての派閥は機能していない」と賛意を示した。 (MSN産経)
自民党の菅義偉(よしひで)元総務相は10日、国会内で講演した。党の支持率が伸び悩む現状を踏まえ、政策通として知名度が高い舛添要一前厚生労働相や河野太郎衆院議員を党運営の中心的役職に登用し「有権者に期待感を持たせるべきだ」と、谷垣禎一総裁ら執行部に注文を付けた。執行部と距離を置く舛添氏らとの連携をにおわす発言は、党内に波紋を呼びそうだ。 同時に「相変わらず派閥均衡人事が行われ、旧態依然としている」と批判し、世代交代による徹底した「体質改善」を主張。夏の参院選では「改選第一党を目指すべきだ。民主党は国民の期待を裏切り始めており、受け皿になる政策を打ち出せれば可能だ」と呼び掛けた。 (MSN産経)
舛添・鳩山邦夫氏が連携? 「現状では政権交代難しい」 2010.1.13 19:54
舛添要一氏(松本健吾撮影) 自民党の舛添要一前厚生労働相と鳩山邦夫元総務相は13日、国会内で会談した。両氏は党内情勢について意見交換し「党が現状のままでは政権交代は難しい」との認識で一致したという。 詳しい会談内容は明らかになっていないが、両者はこれまで自民離党、新党結成を目指す考えを表明してきた経緯があり、連携をめぐり憶測を呼びそうだ。 舛添氏は12日にも党改革を強く訴える中川秀直元幹事長と会談した。(MSN産経)
舛添氏を積極的に応援する気にはなれないが、前厚労相としての奮闘を見れば人気がある理由もわかるし、「民主に手を突っ込む」なら突っ込んでもらえばいいと思う。
また、菅義偉氏の「相変わらず派閥均衡人事が行われ、旧態依然としている」という主張自体はよく理解できる。 でも、河野太郎氏や中川秀直氏は要らない。
問題は、こういう動きを誘発してしまっている谷垣総裁を囲む執行部の「旧態依然とした、頭を切り替えられない危機感の無さ」につきる。
大島幹事長には悪いけれども、自民党再生を願うならば不足である。鳩山政権がこれだけマイナス要因をばらまいている数カ月、自民党執行部は何もできていない。執行部が自ら変わるかまたは変えるか。谷垣氏は総裁選の時、「自分が捨て石になる」とまで言った。その気持ちを自民党は生かさなければならない。野党に派閥なんていらない。執行部を含む特にベテランと呼ばれる年配層には、若い人材を見出しよい若手に道を譲り、党の再生を強力に図ることを真剣に考えてもらいたい。
【正論】保守の旗を立て道義大国めざす 衆議院議員、弁護士・稲田朋美 (1/3ページ)