#55 「すばらしき新世界」 Brave New World
アイダ・スコット・テイラー曰く
過ぎ去った過去を振り返って 嘆いてはいけない
まだ来ぬ未来を思い悩んではいけない
今この時を精いっぱい生きるべきだ
そうすれば良き思い出となる
ネイサンにデブから電話がかかってくる。ヘイリーが目をさますとネイサンは隣にいない。そこにダンが入ってくる。 ネイサンが書いたヘイリーへの置手紙を、ダンが目ざとく見つけて、持って行ってしまった。
ブルックと一緒だったルーカスにも、ペイトンから電話がかかってくる。ルーカスはブルックに、「行っても俺たちは大丈夫だよな?俺にはおまえだけだ。信頼し合っていれば問題ない」と言って出かける。
ペイトンの家に行くと、「約束してくれたよね。エリーに会いに行くなら一緒に行ってくれるって」 ルーカスとペイトンは、エリーに会うためにリバーシティまで行くことになる。 ルーカスが「ブルックと束縛し合う関係」になったと報告すると、ペイトンはブルックの気持ちを心配して、すぐにブルックに電話するようにと言う。 ルーカスがブルックに電話して、「ペイトンとエリーに会いにいくところ」と言うと、口では「大丈夫、信頼し合っているもんね」と言うものの、ペイトンは元カノ、ブルックは内心穏やかじゃない。
ブルックがネットに開設したショップには、すごい注文が殺到していた。オーダー数がクリックごとにどんどん増えている。 在庫は4着しかない・・。焦ったブルック、マウスを呼んでサイトのオーダを止めてくれるようにとたのみ、急遽、チアチームを呼び集めて、みんなで洋服作りをすることにする。 焦りとルーカスとペイトンのこともやっぱり心配で、・・そんなこんなでブルックのイライラは最高潮。・・ヘイリーやマウスやレイチェルや、手伝ってくれている友達や子どもたちにどなり散らし、当たり散らしている。一日が終わるころには「今日一日、無駄にしてくれて・・・」と言ってしまったブルック。
とうとうヘイリーが溜まりかねてブルックに言う。「あんたが嫌な女になるなら、(洋服づくりは)ろくな夢じゃないよ」。それを聞いてブルックはハッとする。
ペイトンをエリーの家に送って、ルーカスは公園に来た。女の子がベンチで本を読んでいる。
-嘲笑され彼は自分が異端者だと感じた。そう感じることで彼は異端者らしく振る舞った-
とルーカスはそらで読みあげる・・・彼女が読んでいた本はルーカスの本だったとか。ベンチの彼女は昔の友達ペイス。 彼女は以前、トゥリーヒル高校にいたらしい。ルーカスが彼女に、今、ブルック・デービスとつき合っていると話すと、ペイスはびっくり。 ブルックは以前、ペイスたちをいじめていた上級生モーガンの一番の子分だった・・。 ルーカスがペイスたちを守ってくれたけど、その代わり、ルーカスがいじめられた。ルーカスは今のブルックは昔のブルックじゃない、いい子だとペイスに一生懸命説明していた。
そこに、バスケットボールを持った男の子が二人来て、ペイスとルーカス4人で11ポイント先取でゲームをすることになる。うわぁ、ペイスはバスケがものすごく上手い。ゲームはルーカス・ペイス組の圧勝だった。
エリーに「何しに来たの?」と尋ねられたペイトン。 「あなたに会いたくて・・」それから、ヘイリーのCDを渡して、「友達にミュージシャンがいるのだけど、CDを出すにはどうしたらいいかわからなくて」と答える。 隣の部屋を開けると、そこはレコード部屋。壁一面、ものすごいレコード・コレクション。 ペイトンとエリーは音楽の話ならいくらでも盛り上がれるみたいだね。
ペイトンがエリーに体の具合を聞くと、エリーは心配ないと答える。それが気になっていたことだものね。ペイトンは、家に引っ越したらどうかな?と持ちかけたけれど、エリーは嬉しいけど時間が取れないと断った。 ペイトンは、エリーの家の台所に食器もないし食べ物もほとんどないことに気づく。体の具合がやはり悪いんじゃないかと怒るペイトンに、エリーは、「あなたに答える必要ある?・・・これが私の選んだ生き方・・・あなた相談したいとか言ってここへ来たのは、後ろめたかったからでしょ・・そんな気持ちで来られてもね・・かえって迷惑よ、もう帰ってよ」と突き放す。ペイトン「それがいけない?・・それがそんなにひどい?・・心配して損した」
言い合いになってしまって、結局、2人は、気まずく別れることに。この二人、どこか性格が似ているなぁ。やっぱり親子だね。
ペイトンが帰った後で、エリーは留守電を聞いている。医者からの留守録で「・・ぜひ治療を続けるように医師としてお薦めします・・」と。エリーの体の具合はやっぱりよくないんだ・・・。
デブとネイサン。 どこかのモーテルのようなところに泊まっているデブ。デブはダンとの不仲について、トゥリーヒルにはもう戻れないこと、それから、あのダンのオフィスで起きた火事は事故ではないとネイサンに告白する。 「私たち、家を出ようとしたでしょ、でも、ダンは許してくれなかった。(あの火事は)私がやったの。ダンを殺そうとした・・・」
私たちが自由になるためにやったとデブは言うけれども、それを聞いたネイサンは、「家を出る勇気はなくても、父さんを殺す勇気はあったのか」と大ショックで、泣いている。ネイサンはダンのことを嫌っているけれども、それでも父親は父親で、自分を最高のプレーヤーにしようとしている父親だと思っている。 デブは、以前に有名なコーチがネイサンをスカウトしたいと声をかけてきたが、ダンはそのコーチを追い返したことを話す。 家を出ようとしたけれど、「どこへ逃げても必ず探し出してやる」とダンは言った、「殺されると思った」とデブは話す。・・・ダンは自分の妻や子にものすごい所有欲を持っている。デブが離婚といっても、結局一生、自由にはなれないかもしれない・・「あの人は(ダンは)あなたを思い通りにしたいだけなのよ。手放すわけないわ」・・・
いたたまれない気持ちで家に帰ってきたペイトンだったけれど、エリーがペイトンの家に会いに来た。・・よかったね、ペイトン。
ルーカスが帰ってくる。ブルックが「今日は彼氏にいてほしかった」と言う。ルーカスは「・・行きたいところがあるんだ・・お前と」とルーカスは、ブルックを町のリバー・コートに連れていく。
「これが俺の世界・・でもどんな場所かは話してない・・ただのコートじゃないんだ・・俺の故郷で、俺の居場所、俺の世界・」とブルックに話す。マウスとブルックが見守る中、ルーカスがシュートを決める。
エンディング "Halo" - Haley James Scott (Bethany Joy Lenz)
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ルーカスがチームに入るまで、ブルックとは住む世界が違っていたんですね。リバーコートでブルックが、「私もその(ルーカスの世界)一部になれるかな」、と言ったところが良かったです。
レバンはブルックに子供達のことを、「それ何?」と聞かれたのに、「クッキー」と答えたり、ちょっとボケてて面白いですよ。
次回は「帰ってきたキース」(なんて分かりやすいタイトル‥)なんですよね。楽しみです。
どちらかというと内気なところのあったルーカス、以前は「住む世界」が違っていたブルックたちや皆によい影響を与えて、今は接着剤みたいな役目になっているみたい。 思い出せば、最初の頃、ヘイリーとブルックは雰囲気が違いすぎて、友達になれそうな雰囲気ではなかったです。
ブルックが「その世界の一部になれる?」と聞いて・・ルーカスは「一番大きな存在」と答えたのでしたよね。
レバンの天然ボケはおかしくて和みますね。
キースは今までどこにいたのでしょう。やっと帰ってくるのですね。ルーカスが喜ぶだろうなあ。