小さな町で幸せ探し

団塊世代の夫婦の日々・・
夫が生まれて育った故郷で暮らしています。
悲喜こもごものスローライフの物語。

柿もぎは命がけ

2012-11-08 16:48:30 | 日記

今年も我が家の秋の風物詩・・干し柿を軒下にぶらさげました。

昨日午後、叔父から
「干し柿どうするんや・・取りごろやぞ」との電話 

電話を受けた夫「ぎょうさん生っとるか?ほな・すぐ行くわ」
言うなり、ソソクサとカゴやら袋を準備。

このところの腰痛・病院通いの私。
今年はギンナンも干し柿も遠慮したい気分だったはずが
我ながら意志の弱いことったら・いえ!育ちのせいかもしれないわ。

私「ほな・オトーサン、先に行っといて!後から追っかけるから!
   布団と洗濯物とり込んで
    大根やらカブ・ショウガも抜いて持って行くね!」

イソイソ・・アセアセ・・自分で自分に呆れます~

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見上げるだけで目が舞うような
高い木に登る万年ガキ大将・怖いもの知らずの夫。

木の下で叔父叔母・私の3人が
「危ない危ない!落ちる!そこまで行くな!ワッ!
  下におると危ないぞ・巻き添えをくう!もうええ!
   もう要らん・もう結構・もう十分・
    上を見ん方がええ・寿命が縮む・下だけ見て柿を拾わんか・・」

下で年寄りと妻が揃って騒ぐから、わざと先の方まで登るのか?夫。
いつまでも若くはないんだから・・・
でもこの柿もぎ風景・・7年もやっているけど一応無事な夫。
写真に写しておけばよかった・・わ。
来年は65歳・・怖くなって登れなくなるかもしれないのだから。

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孫kouの弟誕生でメールが飛び交う我が家。
私もそれに乗じて全員に届くメールを
  「こちらは昨日から柿もぎで
   さっきまで干し柿作りで丸一日過ぎた。
   限界知らずの父を誰か止めて!」
なるメールを発信。

届いたかな・・と思ったころに長男から電話。
孫yuriが「吊し柿が大好物だからたくさん送ってくれ」って。
なんか・・親を喜ばせるツボを心得ている?長男。
それだけでもう・・吊し柿が余ったとしても柿に使ったこのエネルギー。
徒労に終らない気配を感じて喜ぶ単純な私 

でも夫が長男の要望を知り、更にエスカレートしないか心配です