これから大人になるひとへ

こころはいつも少女ですが
やっぱり自分は大人です。

大人であることを誇らしく思ってます。

大人になって
びっくりすることも
いっぱいあります。

こどものころ大人ってものは
さいしょから
さいごまで
おとなだった。
「安定」「ゆるがない」というイメージだったのです。

けれでも
じつは大人になってからのほうが
ものすごいことが
起こる
と思う。

たとえば、
わたしがバツイチの子持ち
になると想像すらできなかった。
1ミリも妄想しなかった。

肉親が死ぬことがある。
なんて全然リアルじゃなかった。

大人の生活は平穏にみえて
実は一瞬たりとも油断ができないものだ。

だからって
大人は損だとは思わない。

そういういろんなハードなことが起こって、
だんだん
分かってくるのだ。

なにを分かるのか

については、いまいち言葉にできないのだけれど。

でもなんか
分かる。
葉や枝しか見えていなかったのが、
木が見えて
森が見えてくるように
なにかが徐々に理解できるようになる。

それはとても楽しいことだし、
安心なことだし
幸せだ。
有意義だ。

大人になるっていいことだ。