女性車両

新幹線が発着する東京駅までが、
旅の最初の戦い。
なぜならラッシュアワーだから。
子連れだから。
迷惑かけないように
どーやっていくか。


しかし女性車両が快適で
あまり気にすることなかった。
それよりも、
女性車両乗っていて気がつくことがあった。
多種多様な女性たち。
みんな私と似たり寄ったり。
最新の服を着ているわけでもなく
髪型も決まってない。
すごく痩せてる人も太っている人もいない。

あまり人とかかわらず
同じコミュニティに属していると
世の中の平均値がわからなくなる。

特にテレビばかりみていると。

どれだけ自分が雌として
劣っているのだろう。
と、テレビ内で設定される平均値を見て感じるのだ。

世の中のひとは
だいたい太っているし
ブサイクだ
と心理学の先生だかが
言っていた。
そのとき
「そうだろうか？」
と、思ったのだ。

でもきっとその通りなのだろう。
しわくちゃのズボン履いて
上下の色使いはめちゃめちゃ
汚いくつ。
それが私であり
世間だ。

たびのはじまり
新幹線のなかより