そこはゴールか

子どもがいることって
経験として
一個乗っかっている。

いてもいなくても
わたしの小ささなど
ちっとも変わらないけれども
世間では
いるってだけで
ちょっと信用が乗ったりして
得しちゃうこともある。

ただ思うに
お母さんになるのが
わたしの最終目的だろうか
と考えていた。
絶対に違うよね。
それだけは分かるの。

お母さんであることのみを維持していきたいなら
きっと
離婚はしなかっただろう。

最優先事項が
お母さんであることよりも
自分個人だったから
多少の迷惑を子どもにかけるのは
分かっていて
ひとりで生きていこうとしたのだ。
詳しく言うと
自分であること
のひとつとして
母になった経験があり、
自分を保つことこそが
母として理性を維持する方法だった。
あのまま無個性で自分を閉じて
結婚していたら
どっかで発狂していたと思う。

そういえば
結婚がゴールだと
言った人もいた。

それはもうゴールではないと知っている今
安易に結婚しようとは思わない。

結婚しても
わたしは同じことで
悩むのだ。
自分はいったい何がしたいのか。
どこに向かうべきなのか。
結婚はそれには負荷があるのが分かっている。

考えることを止めないから
こんなことになるのかもしれない。
ゴールはきっと死ぬまでないのだ。
考えつづけるかぎり。

逆に考えるのをやめたときが
ゴールなのかもしれないです。