大雑把な日常

日常のあれこれ。

映画を見た帰りに

2016-11-21 | 日記
『君の名は。』
子どもがもう一度見たいと言ったのが、
二回目、見に行った理由です。

映画が終わったあと、感想を言い合う瞬間に最初に彼女が言ったこのは

「ママ、最初が最後だったんだね」

という一言でした。

時間が逆戻りする感覚があるのは
二度目見てみてはじめてわかりました。
あ、これ全然ネタバレではないです、たぶん。

そのおしゃれな一言で全部が説明されてしまって
わたしは黙るだけです。

子どもをなめていると
逆にやられます。

たぶん脳の構造は一緒で
知識が入っていることと
体感を持っているかの違いだけのような気がします。

娘はよっぽど私より優れている人間のような気がします。
抜かされるとか
よく言いますけど、
すでにずっと上のほうにいる。

帰り道
学級の書記選抜選挙で
一票差で負けた話をずっとして
おいおい泣いてました。
学校ではずっと我慢していたと。
その選挙、新学期の十月にあったはずですから、
もう一か月は経っているんですけど
その間も実は我慢していたっぽい。

外は真っ暗闇で街頭でオレンジになった夜道を歩きながら、
おーいおーい
と号泣していました。
わたしも少し泣きそうになりました。
むき出しの感情をこの子はあとどれだけ私に向けてくれるのかな。
こんな夜がまたあるといいな
そう思って。




コメント
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