大雑把な日常

日常のあれこれ。

葡萄が目にしみる

2016-11-16 | よんだ
読みました。
表紙があかりんだ!


テンション上がりますね。

そんなことはどうでも良かった。

林真理子著。
『葡萄が目にしみる』
1984年刊行。

青春期の話です。

一言で言うと
すっごい良かった。
みずみずしく
キメの細かい
思春期の些細な、それでも世界を覆うすべてを
するすると読みやすい文章で
描き切っている。

途中から夢中になっちゃってね。
ストーリー展開はそれほど劇的じゃないのに
心の動きでドラマチックに見せる。

とにかく良かった。すごかった。

そして
これだけ人の欲や自意識を理解しているからこそ、
今の林真理子さんが形成されているのかもしれない
って妄想しました。

ただものじゃない。
でもすごく柔和で
親しみやすい
そんな本でしたわ。

にしても、わたしのベッドカバーのダサさよ。

コメント
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