派遣会社からの電話があったので
仕事帰り駅までの道折り返し
時間かかるというから
一駅歩くことにした。
派遣会社の営業は
何を聞いても響かないやつで
こっちの意図を汲むなどという芸当のない
がしかし
自分は仕事ができると思い込んでいる
不快なサルだった。
電話を切って全く身のない時間と悟るも
次の駅までの道のりは遠い。
足を引き摺りながら
三本ほど電車を見送り
駅に着いたら
遅延していた。
その日一日
ずっとそんな感じだった。
何かバチが当たったのだ。
思いつくことがある。
秋の散歩は続く。