千葉・夷隅郡大多喜町を走る 「いすみ鉄道」 は、JR外房線大原駅で乗り換えて、
上総中野(あずさなかの)駅まで、全長26.8km(14駅)のローカル線です。
上総中野駅からは別の 「小湊鉄道」 が走っていて、JR内房線に連絡されています。
いすみ鉄道は、のどかな田園風景、山と谷の自然の中を走り抜ける鉄道として知られていますが、
この鉄道の生い立ちは古く、明治時代からいろいろな会社を経てJRになり、
昭和63年から「いすみ鉄道」 になっていますが、通勤、通学が主体のローカル線で
厳しい経営状況が続いている第3セクターの鉄道会社です。
このような鉄道ですが、何とか観光客に魅力的な鉄道にしようと
「鉄道おたく」の社長自らいろいろなアイディアを出して、
沿線自治体のボランティアの人たちと一緒にいろいろな活動が展開されています。
沿線の花畑には菜の花、ひまわり、コスモスなどが育てられており、
ディーゼル列車から、 田園風景とともに楽しめるようになっています。
今回、この沿線の風景写真を撮るバス旅行に参加しましたが、
今年は菜の花の育ちが遅れて 小さい菜の花でしたが、
のどかな田園風景の中の菜の花や梅の花などと
ディーゼル列車の写真を撮って楽しんできました。
田園風景の中を走る「いすみ鉄道」。
梅の花の中を走る「いすみ鉄道」。
上総中野駅には「いすみ鉄道」(黄色)と「小湊鉄道」(橙色)の列車が両方から入ってきます。
のどかな上総中野駅、やがて両鉄道の列車は来た方向に戻って行きます。
写真をクリックすると大きな画像になります。
私の中で流れてきました
単線で一両の電車を見ていると、のどかで和みますね
駅舎も古くて、いい味を出していますね
私もぜひ乗ってみたいと思いました
今のように自家用車がなかった頃は、交通手段は専ら汽車で、
遠い駅まで歩いて、汽車で町に出かけた頃のことを
私も懐かしく思い出しました。
そのようなローカル線も乗客が減って、経営的には厳しくなる一方で、
会社関係者、地元ボランチアの人たちが、その存続をかけて、
いろいろな活動を続けておられる話には頭が下がる思いでした。