東京・港区の愛宕神社では、毎年6月23、24日には千日詣り(ほおづき市)が行われます。
愛宕神社は慶長8年(1603年)徳川家康の命により、江戸を守る防火の神様として祀られた神社で、
浅草の「ほおづき市」も、もともとはこの愛宕神社から始まったといわれています。
愛宕神社では、この両日 社殿前の茅の輪をくぐりお参りすれば、千日分の御利益(ごりやく)があると
昔から信仰されて、境内で自生していたほおづきを飲めば子供の癇・婦人病に効くと云われていたそうです。
愛宕神社には、以前一度お参りしたことがありますが、
また新たなご利益をお願いしようと思い、今年出かけてみました。
愛宕神社は都心にこんもりと盛り上がった山の頂上にあり、その境内はあまり広くありませんが
たくさんの人が参拝して、お祓いを受けたほおづきを求め、本人たちも社殿の中で特別のお祓いを受けていました。
愛宕神社の正面は、「出世の石段」といわれる急勾配の石段となっていますが、
たくさんの参拝者がこの急な石段を上がって参拝し、帰りは「ほおづき」を持って怖々と下っていました。
ここの「ほおづき」は、浅草のほおづきと比べると小さく まだ花が付いたものや小さな実がついたものばかりです。
お祓いを受けた「ほおづき」がずらりと並らび、買い求められると次から次に補充されていました。
(右)拝殿の前にはユーモラスな石があって、参拝者に「福」を分けていました。
鳥居の先に、急勾配の石段があり、いろいろなエピソードがあって、「出世の石段」ともいわれています。
(神社への道は、このほかに右側には緩やかな石段、裏側には自動車道、ちょっと離れてはいますがエレベーターもあります。)
石段を上りながら、立ち止まって、上向いてパチリ(左)、下向いてパチリ(右)
石段を上りきって、下を見るとこの急勾配。 下る人も慎重に下りています。
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