横浜中華街では、旧暦正月を祝う 「春節2012」 (1月23日~2月6日)が開催されており、
この間、いろいろな行事が行われます。
昨日23日は、中華街全域で春節の伝統行事である「採青」(さいちん)が行われました。
「獅子舞」が、中華街の各店舗の商売繁盛、五穀豊穣を祈願して、夫々のお店の前で舞います。
獅子舞は銅鑼(どら)や太鼓に合わせて、お店の入り口で激しく舞い、
そして、店舗に吊るされた ご祝儀の紅包(ほんぱお)を くわえ取ります。
獅子が好きな青菜で紅包が作られたところから「採青」と呼ばれているそうです。
大きな店舗では獅子舞は店の中に入り、2階にも上がったりして店の中で舞います。
そしてお店から出てくる時は獅子は後向きでしっぽの方から出てきます。
その後、立ち上がって紅包をくわえますが、紅包の出し方もお店によっていろいろです。
お店の上の階から竿に吊るされたり、紐に吊るされたり、店の入り口の軒先に吊るされたり、
店の入り口で竿につるされたりしていますが、その「紅包」 を獅子はうまく くわえていました。
そして最後はお店の商売繁盛を祈願して、爆竹がけたたましく鳴らされていました。
これから期間中、祝舞パレード、燈籠祭、伝統芸能演技(舞、踊り、雑技など)が行われるようです。
竿に吊るされた紅包をくわえる獅子。
(左)中華街にはお正月の飾り。(右)2階から高々と吊るされた紅包。
呼吸があった二人による獅子舞で、高いところの紅包をくわえます。
(左)紅包が、獅子の好物の青菜で作られたところから「採青」と呼ばれているそうです。
この店では青菜と紅包がいっしょに吊るされていました。
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