12月で特に良かったのは、久しぶりの万城目学さん。 舞台は京都・・・ホルモーとはまた違うけど素敵なお話でした
あけましておめでとうございます
今年も読書継続! いい本に出会えますように
12月の読書メーター読んだ本の数:7
読んだページ数:1796
ナイス数:268
小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 (ちくま文庫)の
感想伊坂幸太郎さんが選んだ短編9編…更にノーザンブルーベリー篇もあるけど。 永井龍男、絲山秋子、阿部和重、中島敦、島村洋子、横光利一、筒井康隆、島田荘司、大江健三郎。 初読み作家さんもいたけど、どの短編も凄い。 この中で僕が一番印象に残ったのは島田荘司さんの「大根奇聞」、読んでいたこっちも餓死しそうな苦しさ😱
読了日:12月01日 著者:
小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 (ちくま文庫)の
感想またまた面白い短編・掌編がいっぱい詰まってました。特に面白かったのは、アパートの殺人事件とデパート火災が並行して語られていく泡坂妻夫「煙の殺意」、芥川龍之介「杜子春」とそれを題材にした(?)一條次郎「ヘルメット・オブ・アイアン」、小学六年生のクラスみんなが何かをたくらんでる(でもいい結末の)宮部みゆき「サボテンの花」。 あと佐藤哲也さんの掌編も気になりました。
読了日:12月07日 著者:
さよなら願いごと (光文社文庫 お 43-8)の
感想同じ町が舞台だが、小学生、中学生、高校生と異なる女の子が主人公で話が進む。共通してるのは30年前の小学生の女の子の殺人事件と途中で死亡した無罪を訴えた容疑者。そして最終章でぜんぶの話がつながる。大崎梢さんにしては、かなりヘビーなお話でした。
読了日:12月14日 著者:
大崎梢エスケイプ/アブセントの
感想図書館で借りて読メに積読本登録する時に既読だってわかりました😅 でもいつもの事で内容はよう覚えてなかったからOK😉 双子のそれぞれを主人公にした「エスケイプ」と「アブセント」。エスケイプに書かれてた「エスケイプすれば不在が残る」(アブセントって不在とかいう意味)。何かよぅわからんけど哲学的というか深い意味があるよな無いよな😅 書きたいこと言いたいことはようわからんけど絲山秋子さんの文章が好きで読んでるんやろな、きっと。
読了日:12月19日 著者:
絲山 秋子八月の御所グラウンドの
感想万城目さんの本はぶ厚くて、ここんとこ手に取らなかったんですが、本書は珍しく(?)短くまとまった2篇。どちらも京都が舞台の高校女子駅伝と早朝の草野球。どっちも最後はウルっとして少し涙目になってしまった。奇想天外過ぎない奇想天外、とでもいうのか。2篇とも続きの話があれば絶対読みたい!という終わり方。
読了日:12月21日 著者:
万城目 学間の悪いスフレ (創元クライム・クラブ)の
感想フレンチのビストロ、パ・マルを舞台にした短編。ほんと読み始めたら止まらない。素敵な店、スタッフ、料理(聞いたことも食べたこともないけど)。コロナ禍のテイクアウトだとか、席数を減らしてとか、ついこの前までの店も客も困り果てた時期のお話も。読み終わった瞬間から次の本が待ち遠しい。
読了日:12月26日 著者:
近藤 史恵ヨルノヒカリ (単行本)の
感想ヨルノヒカリって人名だったのか!子供のころから”普通の生活”をしたことのない夜野光。その彼が住み込みで働くことになった いとや手芸用品店の店主の木綿子…恋が何かわからず恋愛の経験がない。この二人が用品店で一緒に暮らし始める。そこに来る客の司も含めほんと普通って何か考えさせられる。ちょっと極端な設定かもしれんけど、普通じゃない友達とも恋人とも違う男女関係もいいなと思う。 この本が今年の読み納め(たぶん)。
読了日:12月29日 著者:
畑野 智美読書メーター