2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3528ページ
ナイス数:478ナイス
南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史の感想
野村克也さんがプレイング・マネージャーだった頃にホークス子供の会に入ってたので、わくわくして読んだんですが、どうも思ったのと違った。 副題の「野球ファンとパ・リーグの文化史」とあるように南海ホークスや大阪球場が話題の中心ではあるが、パ・リーグ、プロ野球、都市対抗野球や学生野球と多岐にわたり、僕の思ってた懐かしい選手の話なんかは皆無(;_;) これだけのものをまとめたのはすごいと思うけど、注釈が多すぎ・・・欄外ばかり読んでるところもあったし。 貴重な写真も欄外がほとんど。大きな写真を掲載してほしかった。
読了日:1月6日 著者:永井良和,橋爪紳也
十年交差点 (新潮文庫nex)の感想
中田永一「地球に磔にされた男」:SF?いろいろな十年後。中田永一らしく最後はウルウルしちゃいました。 白川三兎「白紙」:この十年って(T_T) 岡崎琢磨「ひとつ、ふたつ」:この先の十年後の二人も知りたくなる。 原田ひ香「君が忘れたとしても」:これもいい話やったなぁ。十年って長い。 畠中恵「一つ足りない」:河童の話なんやけど、やたら壮大で引き込まれました。
読了日:1月8日 著者:中田永一,白河三兎,岡崎琢磨,原田ひ香,畠中恵
廃墟建築士の感想
三崎亜紀さんらしい4編。「七階闘争」:市内の全ての七階が撤去されるというとんでもない話ですが「失われた町」で町ごと消滅させてるので七階だけなんて作者にはお手の物か(^^) 「廃墟建築士」:廃墟後進国の日本にちゃんとした廃墟を建築。 「図書館」:夜中の図書館や本は野生に戻る。他の話に登場していた動物を表出させる日野原さんが主人公(^^) 「蔵守」:意識を持つ蔵自身と蔵守が蔵の中もわからず蔵を守り続けている。 全部、あり得ない不思議な話なのに、読んでると「あり得るかも」と思えてくるから不思議。
読了日:1月9日 著者:三崎亜記
八番筋カウンシルの感想
葬式の弁当だの、商店街のどうしようもない青年会(カウンシル)や婦人部の登場に冒頭から読む気が失せた(-_-;) でも我慢して読み進むうちに、商店街で育ち知り合いや同級生だらけの環境でミステリー要素も少し含んだ話が面白くなってきた。 僕自身は高校卒業で地元を出たままなので、地元の同級生と会うことも最近は皆無なんで、なかなか入り込めない別世界やけど、もし地元に残ってたら(商店街には育ってないけど)あり得る話かなぁ、なんて思えた。
読了日:1月11日 著者:津村記久子
([ん]1-9)明日町こんぺいとう商店街3 (ポプラ文庫)の感想
シリーズ3作目。前の2作はほぼ忘却の彼方(-_-;) 「カフェ スルス」は1作目の開店からの1年後。 「ブティックかずさ」「エステ・イン・アズサ」「明日の湯」はなかなかいい話でした。 でも、他の作品はどうも印象に残らない。たぶん商店街の店自体の話じゃなかったせいかも。 シリーズは続けて欲しいけど、もう新しい店は覚えられません。「カフェ スルス」みたいに同じ店の話でもいいと思うけどなぁ。
読了日:1月13日 著者:大島真寿美,越谷オサム
あずかりやさん 桐島くんの青春の感想
珍しく(?)人間目線の話が多かった。 あずかりやさん本人もあれば、あずかりやさんに商売のやり方をアドバイスした「あくりゅう」に、中学生の女の子。 でも、やっぱり以前登場してたオルゴール目線の話にはウルウルしました。何で物の目線のほうが感動するんやろ? 物が語って「物語」やからかもw
読了日:1月14日 著者:大山淳子
ミーナの行進 (中公文庫)の感想
主人公の中1の朋子の設定はどうも僕の1学年下みたい。 途中1972年に夢中になる「ミュンヘンへの道」からミュンヘンオリンピック男子バレーボール、猫田、森田、大古、横田なんて懐かしいのなんの(^^) それと誤植を探す伯母さんは、ちょっと親近感を覚えた(笑) でも芦屋あたりを知ってたら地理的なこともわかって、もっと面白いんかも。 最後はもっと寂しい別れで終わると思い込んでただけに、いい意味で拍子抜け。
読了日:1月17日 著者:小川洋子
真田四代と信繁 (平凡社新書)の感想
この本を読みながら、大河ドラマ「真田丸」はかなり忠実に作られてたんやなぁ、と思ったら、この本は「真田丸」の制作発表後にまとめられたらしい。 でも、読みながら頭の中では「真田丸」の映像がチラチラ。 「真田丸」もう一回見たいなぁ。
読了日:1月21日 著者:丸島和洋
真田幸村 大坂の陣秘録の感想
大阪冬の陣・夏の陣が中心に書かれた(あとがきによると)エッセーの趣の本。 確かに読みやすかった。 こうやって幸村(信繁)について書かれた本を読んでると、なぜか(?)親父の昌幸の本があれば読んでみたいと思う。
読了日:1月22日 著者:津本陽
シャーロック・ホームズたちの冒険 (創元推理文庫)の感想
シャーロック・ホームズ、忠臣蔵の大石内蔵助ぼ妻りく、ヒトラー、小泉八雲、ルパン・・・彼(彼女)らによる謎解き。 謎解きよりも、やっぱり田中啓文の駄洒落が好き(笑) 一番ツボったのは・・・小泉八雲、森鴎外、福沢諭吉の三人は、ヤックン、モックン、フックンとして後世「明治のシブがき隊」と呼ばれるようになった (>_<)
読了日:1月28日 著者:田中啓文
泥酔懺悔 (ちくま文庫)の感想
意外と下戸さんの話が多く、泥酔の武勇伝的な内容を想像してたので戸惑った。でも下戸さんの視点って自分の知らない世界なので勉強(?)になった。 でもやっぱり、西加奈子さんなんか想像を絶するような泥酔話をしてほしかったなぁ(笑)
読了日:1月30日 著者:朝倉かすみ,中島たい子,瀧波ユカリ,平松洋子,室井滋,中野翠,西加奈子,山崎ナオコーラ,三浦しをん,大道珠貴,角田光代,藤野可織
九つの、物語 (集英社文庫)の感想
2年前に死んだ兄ちゃんが幽霊になって帰ってきた。足はあるし、料理も作るし、恋人も作っちゃう。でも徐々になぜ幽霊になって戻って来たかが明らかに。僕にも幽霊になって戻ってきて欲しい人はいるけど会えないですよね。 公園の地縛霊の鴫子さんの物語なんかあれば読みたいなぁ。
読了日:1月31日 著者:橋本紡
読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3528ページ
ナイス数:478ナイス
南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史の感想
野村克也さんがプレイング・マネージャーだった頃にホークス子供の会に入ってたので、わくわくして読んだんですが、どうも思ったのと違った。 副題の「野球ファンとパ・リーグの文化史」とあるように南海ホークスや大阪球場が話題の中心ではあるが、パ・リーグ、プロ野球、都市対抗野球や学生野球と多岐にわたり、僕の思ってた懐かしい選手の話なんかは皆無(;_;) これだけのものをまとめたのはすごいと思うけど、注釈が多すぎ・・・欄外ばかり読んでるところもあったし。 貴重な写真も欄外がほとんど。大きな写真を掲載してほしかった。
読了日:1月6日 著者:永井良和,橋爪紳也
十年交差点 (新潮文庫nex)の感想
中田永一「地球に磔にされた男」:SF?いろいろな十年後。中田永一らしく最後はウルウルしちゃいました。 白川三兎「白紙」:この十年って(T_T) 岡崎琢磨「ひとつ、ふたつ」:この先の十年後の二人も知りたくなる。 原田ひ香「君が忘れたとしても」:これもいい話やったなぁ。十年って長い。 畠中恵「一つ足りない」:河童の話なんやけど、やたら壮大で引き込まれました。
読了日:1月8日 著者:中田永一,白河三兎,岡崎琢磨,原田ひ香,畠中恵
廃墟建築士の感想
三崎亜紀さんらしい4編。「七階闘争」:市内の全ての七階が撤去されるというとんでもない話ですが「失われた町」で町ごと消滅させてるので七階だけなんて作者にはお手の物か(^^) 「廃墟建築士」:廃墟後進国の日本にちゃんとした廃墟を建築。 「図書館」:夜中の図書館や本は野生に戻る。他の話に登場していた動物を表出させる日野原さんが主人公(^^) 「蔵守」:意識を持つ蔵自身と蔵守が蔵の中もわからず蔵を守り続けている。 全部、あり得ない不思議な話なのに、読んでると「あり得るかも」と思えてくるから不思議。
読了日:1月9日 著者:三崎亜記
八番筋カウンシルの感想
葬式の弁当だの、商店街のどうしようもない青年会(カウンシル)や婦人部の登場に冒頭から読む気が失せた(-_-;) でも我慢して読み進むうちに、商店街で育ち知り合いや同級生だらけの環境でミステリー要素も少し含んだ話が面白くなってきた。 僕自身は高校卒業で地元を出たままなので、地元の同級生と会うことも最近は皆無なんで、なかなか入り込めない別世界やけど、もし地元に残ってたら(商店街には育ってないけど)あり得る話かなぁ、なんて思えた。
読了日:1月11日 著者:津村記久子
([ん]1-9)明日町こんぺいとう商店街3 (ポプラ文庫)の感想
シリーズ3作目。前の2作はほぼ忘却の彼方(-_-;) 「カフェ スルス」は1作目の開店からの1年後。 「ブティックかずさ」「エステ・イン・アズサ」「明日の湯」はなかなかいい話でした。 でも、他の作品はどうも印象に残らない。たぶん商店街の店自体の話じゃなかったせいかも。 シリーズは続けて欲しいけど、もう新しい店は覚えられません。「カフェ スルス」みたいに同じ店の話でもいいと思うけどなぁ。
読了日:1月13日 著者:大島真寿美,越谷オサム
あずかりやさん 桐島くんの青春の感想
珍しく(?)人間目線の話が多かった。 あずかりやさん本人もあれば、あずかりやさんに商売のやり方をアドバイスした「あくりゅう」に、中学生の女の子。 でも、やっぱり以前登場してたオルゴール目線の話にはウルウルしました。何で物の目線のほうが感動するんやろ? 物が語って「物語」やからかもw
読了日:1月14日 著者:大山淳子
ミーナの行進 (中公文庫)の感想
主人公の中1の朋子の設定はどうも僕の1学年下みたい。 途中1972年に夢中になる「ミュンヘンへの道」からミュンヘンオリンピック男子バレーボール、猫田、森田、大古、横田なんて懐かしいのなんの(^^) それと誤植を探す伯母さんは、ちょっと親近感を覚えた(笑) でも芦屋あたりを知ってたら地理的なこともわかって、もっと面白いんかも。 最後はもっと寂しい別れで終わると思い込んでただけに、いい意味で拍子抜け。
読了日:1月17日 著者:小川洋子
真田四代と信繁 (平凡社新書)の感想
この本を読みながら、大河ドラマ「真田丸」はかなり忠実に作られてたんやなぁ、と思ったら、この本は「真田丸」の制作発表後にまとめられたらしい。 でも、読みながら頭の中では「真田丸」の映像がチラチラ。 「真田丸」もう一回見たいなぁ。
読了日:1月21日 著者:丸島和洋
真田幸村 大坂の陣秘録の感想
大阪冬の陣・夏の陣が中心に書かれた(あとがきによると)エッセーの趣の本。 確かに読みやすかった。 こうやって幸村(信繁)について書かれた本を読んでると、なぜか(?)親父の昌幸の本があれば読んでみたいと思う。
読了日:1月22日 著者:津本陽
シャーロック・ホームズたちの冒険 (創元推理文庫)の感想
シャーロック・ホームズ、忠臣蔵の大石内蔵助ぼ妻りく、ヒトラー、小泉八雲、ルパン・・・彼(彼女)らによる謎解き。 謎解きよりも、やっぱり田中啓文の駄洒落が好き(笑) 一番ツボったのは・・・小泉八雲、森鴎外、福沢諭吉の三人は、ヤックン、モックン、フックンとして後世「明治のシブがき隊」と呼ばれるようになった (>_<)
読了日:1月28日 著者:田中啓文
泥酔懺悔 (ちくま文庫)の感想
意外と下戸さんの話が多く、泥酔の武勇伝的な内容を想像してたので戸惑った。でも下戸さんの視点って自分の知らない世界なので勉強(?)になった。 でもやっぱり、西加奈子さんなんか想像を絶するような泥酔話をしてほしかったなぁ(笑)
読了日:1月30日 著者:朝倉かすみ,中島たい子,瀧波ユカリ,平松洋子,室井滋,中野翠,西加奈子,山崎ナオコーラ,三浦しをん,大道珠貴,角田光代,藤野可織
九つの、物語 (集英社文庫)の感想
2年前に死んだ兄ちゃんが幽霊になって帰ってきた。足はあるし、料理も作るし、恋人も作っちゃう。でも徐々になぜ幽霊になって戻って来たかが明らかに。僕にも幽霊になって戻ってきて欲しい人はいるけど会えないですよね。 公園の地縛霊の鴫子さんの物語なんかあれば読みたいなぁ。
読了日:1月31日 著者:橋本紡
読書メーター