12冊・・・意外といっぱい読んだなぁ
8月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3828
ナイス数:443
まぬけなこよみの感想
平凡社のウェブ平凡に連載されたエッセイ。 大阪のこともいっぱい出てきて懐かしい。 十日戎での「商売繁盛で笹もってこい」のトランス状態・・・僕は大阪を出てから えべっさんに行ってないなぁ。 田んぼに たまねぎ小屋・・・津村さんは子供の頃、堺から阪南に引っ越したんか~、泉州人やんか・・・僕もそうやと考えてたら、津村さんが生まれた頃は既に僕が大阪府民じゃなく静岡県民でした(-_-;) 全体に、それなりに楽しめたエッセイでした。
読了日:08月02日 著者:津村 記久子
お縫い子テルミー (集英社文庫)の感想
表題作は『一針入魂 お縫い子テルミー』という名刺を持つ流しのお縫い子テルミーが15歳で1人で歌舞伎町を目指して生きていく話。 そして「ABARE・DAIKO」は小5のコマとオッチンの話・・・前半はつまんなかったけど後半に話が動いて読むのがやめられない(^^) でも「ピンポンダッシュ」ならぬ「ピンポンうんこ」ってどうよ(>_<) どっちの話も最後は主人公の明るい未来(?)に続く姿が目に浮かぶような終わり方で良かったです。
読了日:08月04日 著者:栗田 有起
ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)の感想
ショートショートが30篇。 ちょっとオチのわからないのもあったけど、全体的に面白かった。 特に最後に「エ~~~~!?」と思わせるどんでん返しが好みです・・・生き返って第2の人生かと思ったら(「致命的な科白ミスによるテイク2」)とか、愛は地球を救うとは限らない(「愛している」)とか、するんじゃなかった約束を取り消してもらえたけどこの約束も取り消すの?(「約束変更線」)とか・・・
読了日:08月05日 著者:
ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)の感想
本屋で平積みになってて、この表紙を見て、図書館に予約(^^;) 頼りない男と、まるでガキんちょのロボットの成長物語。 決してハードSFではありません(笑) ロボットを修理すべく、イギリス~アメリカ~日本(東京)~太平洋の某国とめぐり再びイギリスの自宅へ。 イギリスでシビックが愛車だったり、東京もいい感じに描かれてて、この作者は日本びいきなのかな? これを読むと人型AIもいいけど、R2-D2みたいなちゃんとした(?)ロボットのほうがいいな、と思います(ロボットが「スター・ウォーズ」を見たりもします(笑))
読了日:08月08日 著者:デボラ インストール
手のひらの幻獣の感想
「動物園」(「バスジャック」収録)、「図書館」(「廃墟建築士」収録)の続編。 表出という能力を持つ女性、日野原柚月が主人公なんですが、今までと違って政治的な陰謀も出てくるわ、スケールは壮大になるわ・・・映像化したら面白いかも。 でも、もっと話が続いてほしかったなぁ。
読了日:08月09日 著者:三崎 亜記
短編復活 (集英社文庫)の感想
かなり有名どころを集めた短篇集。ガッカリするのはなかったけど読後感が良くないのがいくつか。 僕の好みだったのは「回送電車」赤川次郎、「角筈にて」浅田次郎、「岩」北方謙三、「梅試合」高橋克彦、「超たぬき理論」東野圭吾あたり。 特に「超たぬき理論」は「UFO=ぶんぶく茶釜」というぶっ飛んだ理論で好きです(笑) 「特別料理」綾辻行人は食事中(前後も)読むのはやめましょう(-_-;)
読了日:08月13日 著者:赤川 次郎,浅田 次郎,伊集院 静,北方謙三,椎名 誠,篠田 節子,清水 義範,志水 辰夫,坂東 眞砂子,東野 圭吾,宮部 みゆき,群 ようこ,山本 文緒,唯川 恵
女ともだち (小学館文庫)の感想
栗田有起さんの名前があったので借りたけど、どの話もなかなか男としては感情移入できず・・・当たり前か(^^;) ただ、井上荒野さんの話に出てくる男性には同情したなぁ・・・自分が食べたい料理を作ってくれない彼女って辛いよなぁ。 「海まであとどのくらい?」角田光代、「野江さんと蒟蒻」井上荒野、「その角を左に曲がって」栗田有起、「握られたくて」唯野未歩子、「エイコちゃんのしっぽ」川上弘美
読了日:08月14日 著者:角田 光代,栗田 有起,唯野 未歩子,川上 弘美,井上 荒野
殿様の通信簿 (新潮文庫)の感想
史料「土芥寇讎記」(隠密(?)による大名に関する報告書)などの史料をもとにした殿様の実態。 徳川光圀、浅野内匠頭と大石内蔵助、池田綱政、前田利家、前田利常、内藤家長、本多作左衛門。 なかでも加賀の前田家のことが興味深かった・・・前田家に関する本を探して読んでみたくなりました。
読了日:08月17日 著者:磯田 道史
わたしはロボット (創元SF文庫)の感想
ロボット工学の三原則のもとにロボットが高度化していく様子をスーザン・カルヴィンというロボット心理学者の話という形で描く短篇集。 人間に危害を加えず従順なロボットはいいと思うが、高度になって(危害は加えなくても)上から目線だとか、人間がロボットの考えていることがわからなくなるようになるのは、ちょっと考えさせられる。 でも最後、ロボットに人類の将来を託すようなのは、誤った道に行かないと確信できても不安。 やっぱり人間だけでは地球を良い方向には進められのかなぁ。
読了日:08月22日 著者:アイザック・アシモフ
書店ガール 6 遅れて来た客 (PHP文芸文庫)の感想
前巻に引き続き「書店ガールと編集長ボーイ」と改題したほうがいいんじゃないかと思うような書店員と編集長の話が並行に進んでいく。 相変わらずの書店業界のきびしさや、小説のコミック化・アニメ化の難しさなどを通じて、人間として成長していく。「世界はあなたのためにはない」という言葉が衝撃的やったなぁ・・・凹んでる時に出会いたくない言葉やけど、これが世の中。 久々に西岡理子店長(当時?)も少し登場したけど、この先、シリーズは続くのか? そして誰のどんな話になっていくのか?
読了日:08月23日 著者:碧野 圭
短編少女 (集英社文庫)の感想
『短編少年』同様に『あの日、君とGirls』『いつか、君へGirls』からの再編集。全て既読だけど細かいこと覚えてへんからOK。 少女というと、仲間外れだのいじめだの嫌な定番もあるけど、この本では少しそういうのもありつつも、何となく爽やかなのが多い印象。 それと死の絡んだのも何作か。 解説を読んで道尾秀介さんの「やさしい風の道」が連作短編集『鏡の花』の第一話というのが気になって、今度それも読んでみようかと。
読了日:08月27日 著者:三浦 しをん,荻原 浩,中田 永一,加藤 千恵,橋本 紡,島本 理生,村山 由佳,道尾 秀介,中島 京子
日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集(5) 幻異 (双葉文庫)の感想
小松左京と中島らもが一緒になってるのが珍しくて借りてみた。 「厭な老人」/京極夏彦:ほんま読んでて厭~!短編集のオープニングがこれでは怖すぎて読む気なくす(-_-;) 「鳩啼時計」/小松左京:最初SFと思わせないけど、月が2つだったり、そして時計でSFね 「琴中怪音」/中島らも:奇譚なんやけど僕には落語っぽい印象 「眠床鬼」/日影丈吉:戦時中の台湾の幻想的なお話 「雪女」/山田風太郎:雪女は本当に何だったんだろ? 「断頭台」/山村正夫:読んでる僕まで現実なのか芝居なのかわからなくなる
読了日:08月29日 著者:京極 夏彦,小松 左京,中島 らも,日影 丈吉,山田 風太郎,山村 正夫
読書メーター
8月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3828
ナイス数:443
まぬけなこよみの感想
平凡社のウェブ平凡に連載されたエッセイ。 大阪のこともいっぱい出てきて懐かしい。 十日戎での「商売繁盛で笹もってこい」のトランス状態・・・僕は大阪を出てから えべっさんに行ってないなぁ。 田んぼに たまねぎ小屋・・・津村さんは子供の頃、堺から阪南に引っ越したんか~、泉州人やんか・・・僕もそうやと考えてたら、津村さんが生まれた頃は既に僕が大阪府民じゃなく静岡県民でした(-_-;) 全体に、それなりに楽しめたエッセイでした。
読了日:08月02日 著者:津村 記久子
お縫い子テルミー (集英社文庫)の感想
表題作は『一針入魂 お縫い子テルミー』という名刺を持つ流しのお縫い子テルミーが15歳で1人で歌舞伎町を目指して生きていく話。 そして「ABARE・DAIKO」は小5のコマとオッチンの話・・・前半はつまんなかったけど後半に話が動いて読むのがやめられない(^^) でも「ピンポンダッシュ」ならぬ「ピンポンうんこ」ってどうよ(>_<) どっちの話も最後は主人公の明るい未来(?)に続く姿が目に浮かぶような終わり方で良かったです。
読了日:08月04日 著者:栗田 有起
ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)の感想
ショートショートが30篇。 ちょっとオチのわからないのもあったけど、全体的に面白かった。 特に最後に「エ~~~~!?」と思わせるどんでん返しが好みです・・・生き返って第2の人生かと思ったら(「致命的な科白ミスによるテイク2」)とか、愛は地球を救うとは限らない(「愛している」)とか、するんじゃなかった約束を取り消してもらえたけどこの約束も取り消すの?(「約束変更線」)とか・・・
読了日:08月05日 著者:
ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)の感想
本屋で平積みになってて、この表紙を見て、図書館に予約(^^;) 頼りない男と、まるでガキんちょのロボットの成長物語。 決してハードSFではありません(笑) ロボットを修理すべく、イギリス~アメリカ~日本(東京)~太平洋の某国とめぐり再びイギリスの自宅へ。 イギリスでシビックが愛車だったり、東京もいい感じに描かれてて、この作者は日本びいきなのかな? これを読むと人型AIもいいけど、R2-D2みたいなちゃんとした(?)ロボットのほうがいいな、と思います(ロボットが「スター・ウォーズ」を見たりもします(笑))
読了日:08月08日 著者:デボラ インストール
手のひらの幻獣の感想
「動物園」(「バスジャック」収録)、「図書館」(「廃墟建築士」収録)の続編。 表出という能力を持つ女性、日野原柚月が主人公なんですが、今までと違って政治的な陰謀も出てくるわ、スケールは壮大になるわ・・・映像化したら面白いかも。 でも、もっと話が続いてほしかったなぁ。
読了日:08月09日 著者:三崎 亜記
短編復活 (集英社文庫)の感想
かなり有名どころを集めた短篇集。ガッカリするのはなかったけど読後感が良くないのがいくつか。 僕の好みだったのは「回送電車」赤川次郎、「角筈にて」浅田次郎、「岩」北方謙三、「梅試合」高橋克彦、「超たぬき理論」東野圭吾あたり。 特に「超たぬき理論」は「UFO=ぶんぶく茶釜」というぶっ飛んだ理論で好きです(笑) 「特別料理」綾辻行人は食事中(前後も)読むのはやめましょう(-_-;)
読了日:08月13日 著者:赤川 次郎,浅田 次郎,伊集院 静,北方謙三,椎名 誠,篠田 節子,清水 義範,志水 辰夫,坂東 眞砂子,東野 圭吾,宮部 みゆき,群 ようこ,山本 文緒,唯川 恵
女ともだち (小学館文庫)の感想
栗田有起さんの名前があったので借りたけど、どの話もなかなか男としては感情移入できず・・・当たり前か(^^;) ただ、井上荒野さんの話に出てくる男性には同情したなぁ・・・自分が食べたい料理を作ってくれない彼女って辛いよなぁ。 「海まであとどのくらい?」角田光代、「野江さんと蒟蒻」井上荒野、「その角を左に曲がって」栗田有起、「握られたくて」唯野未歩子、「エイコちゃんのしっぽ」川上弘美
読了日:08月14日 著者:角田 光代,栗田 有起,唯野 未歩子,川上 弘美,井上 荒野
殿様の通信簿 (新潮文庫)の感想
史料「土芥寇讎記」(隠密(?)による大名に関する報告書)などの史料をもとにした殿様の実態。 徳川光圀、浅野内匠頭と大石内蔵助、池田綱政、前田利家、前田利常、内藤家長、本多作左衛門。 なかでも加賀の前田家のことが興味深かった・・・前田家に関する本を探して読んでみたくなりました。
読了日:08月17日 著者:磯田 道史
わたしはロボット (創元SF文庫)の感想
ロボット工学の三原則のもとにロボットが高度化していく様子をスーザン・カルヴィンというロボット心理学者の話という形で描く短篇集。 人間に危害を加えず従順なロボットはいいと思うが、高度になって(危害は加えなくても)上から目線だとか、人間がロボットの考えていることがわからなくなるようになるのは、ちょっと考えさせられる。 でも最後、ロボットに人類の将来を託すようなのは、誤った道に行かないと確信できても不安。 やっぱり人間だけでは地球を良い方向には進められのかなぁ。
読了日:08月22日 著者:アイザック・アシモフ
書店ガール 6 遅れて来た客 (PHP文芸文庫)の感想
前巻に引き続き「書店ガールと編集長ボーイ」と改題したほうがいいんじゃないかと思うような書店員と編集長の話が並行に進んでいく。 相変わらずの書店業界のきびしさや、小説のコミック化・アニメ化の難しさなどを通じて、人間として成長していく。「世界はあなたのためにはない」という言葉が衝撃的やったなぁ・・・凹んでる時に出会いたくない言葉やけど、これが世の中。 久々に西岡理子店長(当時?)も少し登場したけど、この先、シリーズは続くのか? そして誰のどんな話になっていくのか?
読了日:08月23日 著者:碧野 圭
短編少女 (集英社文庫)の感想
『短編少年』同様に『あの日、君とGirls』『いつか、君へGirls』からの再編集。全て既読だけど細かいこと覚えてへんからOK。 少女というと、仲間外れだのいじめだの嫌な定番もあるけど、この本では少しそういうのもありつつも、何となく爽やかなのが多い印象。 それと死の絡んだのも何作か。 解説を読んで道尾秀介さんの「やさしい風の道」が連作短編集『鏡の花』の第一話というのが気になって、今度それも読んでみようかと。
読了日:08月27日 著者:三浦 しをん,荻原 浩,中田 永一,加藤 千恵,橋本 紡,島本 理生,村山 由佳,道尾 秀介,中島 京子
日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集(5) 幻異 (双葉文庫)の感想
小松左京と中島らもが一緒になってるのが珍しくて借りてみた。 「厭な老人」/京極夏彦:ほんま読んでて厭~!短編集のオープニングがこれでは怖すぎて読む気なくす(-_-;) 「鳩啼時計」/小松左京:最初SFと思わせないけど、月が2つだったり、そして時計でSFね 「琴中怪音」/中島らも:奇譚なんやけど僕には落語っぽい印象 「眠床鬼」/日影丈吉:戦時中の台湾の幻想的なお話 「雪女」/山田風太郎:雪女は本当に何だったんだろ? 「断頭台」/山村正夫:読んでる僕まで現実なのか芝居なのかわからなくなる
読了日:08月29日 著者:京極 夏彦,小松 左京,中島 らも,日影 丈吉,山田 風太郎,山村 正夫
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