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福島第1原発・破損燃料80体 移送困難 廃炉阻む

2013-12-03 17:44:49 | 日記
     河北新報社より転載
福島第1原発・破損燃料80体 移送困難 廃炉阻む
2013年12月2日(月)06:10
 福島第1原発1~4号機の使用済み核燃料プールに、原発事故前から80体の破損燃料が保管されていたことが明らかになった。処理が難しく、4号機で始まった取り出し作業に影響する可能性がある。

 東京電力によると、80体は燃料集合体で1号機に70体、2号機に3体、3号機に4体、4号機に3体。ほかに5、6号機に各1体、第2原発2号機に2体ある。ひび割れがあったり、小さな穴が開いたりしている。
 1号機の使用済み燃料は計292体で、破損燃料の比率は4分の1に迫る。70体のうち67体が米ゼネラル・エレクトリック社製で、残る3体は日本ニュクリア・フュエル社(現グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン)が製造した。
 破損燃料は1号機が運転を始めた1971年以降、保管された。ひび割れや穴から放射性物質が漏れて移送が難しく、東電は破損燃料が出るたびにプールに仮置きする弥縫(びほう)策に終始し、長年、問題解決を先送りにした。
 燃料取り出しは廃炉工程の主要作業で、東電は第1弾として11月18日に4号機で始めた。2014年末までに全1533体を取り出す予定だ。3号機は15年度、1、2号機は17年度に実施する計画を立てている。
 東電は「破損燃料は専用のキャスクを作って対応する」と工程への影響を否定しているが、福島原発での破損燃料の移送実績はなく、成否は不透明だ。国も破損燃料の輸送と保管に関し、合理的な安全規制の必要性を緊急課題に挙げている。
 破損燃料は東電が再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)にも計38体が保管されていたことが判明し、原発問題の新たな論点に浮上している。
 元原子炉設計者で芝浦工大非常勤講師の後藤政志さんは「破損燃料からはフィルターでも除去できない放射性の希ガスが大量に発生し、10万年単位で隔離する必要がある。廃炉作業に与える影響は大きい」と指摘している。

<復興特別法人税>自公 1年前倒し…13年度末廃止で合意

2013-12-03 00:03:35 | 日記
 毎日新聞より転載
<復興特別法人税>自公 1年前倒し…13年度末廃止で合意
毎日新聞 12月2日(月)20時42分配信

 自民・公明両党は2日の与党税制協議会で、東日本大震災の復興財源に充てる「復興特別法人税」を当初予定より1年前倒しして、2013年度末で廃止することで正式合意した。前倒し廃止による減収分の約8000億円について、12年度決算の剰余金から復興財源に補てんする。

 復興特別法人税は12~14年度の3年間、企業が支払う法人税を10%上乗せ課税する措置。安倍政権は来年4月の消費税率引き上げに備え、企業への景気対策の一環として前倒し廃止を検討してきた。

 公明党内には慎重論も強かったが、同党の斉藤鉄夫税調会長は、この日の協議会で「復興財源の確保と復興加速化、中小企業の賃上げ実施と検証」を条件に了承した。【高本耕太】
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