福島民報より転載
小高に大規模仮置き場 住民が設置同意
福島県南相馬市の避難区域で実施される国直轄除染で、環境省は7日までに、区域内で最大規模となる、小谷(おや)地区などの「小谷他仮置場」の設置について住民の同意を得た。同仮置き場は対象地域全体の約4割、小高区の55%をカバーする。住民帰還の前提となる除染の加速化が期待される。
「小谷他仮置場」は小高区小谷、片草、北鳩原、南鳩原の4地区にまたがる水田約50ヘクタールに設置される。設置場所の4地区のほか、小高区飯崎、小屋木、上根沢、吉名、小高、岡田、大井、塚原各地区と同区の中心市街地で発生する除染廃棄物を受け入れる。今後、地権者と正式に契約し、造成する。同仮置き場を含め、市内の国直轄除染で必要とされる仮置き場の約65%に上る9カ所計75ヘクタールが確保された。
市内の国直轄除染は昨年8月に公共施設をはじめ、小高区金谷、大田和、川房、神山の4地区で始まった。環境省は小谷他仮置場を確保したことを受けて先月27日、小高区羽倉、大富、小谷、片草、北鳩原、南鳩原、飯崎、小屋木、上根沢各地区の除染工事を発注した。
同省によると、市内の国直轄除染は現在、1日約350人の作業員が従事する。平成27年度末をめどに生活圏の除染を終えるため、今年4月からは最大で1日約2千人の作業員確保を目指す。小谷他仮置場がカバーする地域では9月以降、除染作業が本格化する見通し。
( 2014/01/08 10:08 カテゴリー:主要 )
小高に大規模仮置き場 住民が設置同意
福島県南相馬市の避難区域で実施される国直轄除染で、環境省は7日までに、区域内で最大規模となる、小谷(おや)地区などの「小谷他仮置場」の設置について住民の同意を得た。同仮置き場は対象地域全体の約4割、小高区の55%をカバーする。住民帰還の前提となる除染の加速化が期待される。
「小谷他仮置場」は小高区小谷、片草、北鳩原、南鳩原の4地区にまたがる水田約50ヘクタールに設置される。設置場所の4地区のほか、小高区飯崎、小屋木、上根沢、吉名、小高、岡田、大井、塚原各地区と同区の中心市街地で発生する除染廃棄物を受け入れる。今後、地権者と正式に契約し、造成する。同仮置き場を含め、市内の国直轄除染で必要とされる仮置き場の約65%に上る9カ所計75ヘクタールが確保された。
市内の国直轄除染は昨年8月に公共施設をはじめ、小高区金谷、大田和、川房、神山の4地区で始まった。環境省は小谷他仮置場を確保したことを受けて先月27日、小高区羽倉、大富、小谷、片草、北鳩原、南鳩原、飯崎、小屋木、上根沢各地区の除染工事を発注した。
同省によると、市内の国直轄除染は現在、1日約350人の作業員が従事する。平成27年度末をめどに生活圏の除染を終えるため、今年4月からは最大で1日約2千人の作業員確保を目指す。小谷他仮置場がカバーする地域では9月以降、除染作業が本格化する見通し。
( 2014/01/08 10:08 カテゴリー:主要 )