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徳洲会に自民どっぷり パーティー券 90議員 献金・選挙支援まで受けて徳田氏除名もせず

2014-01-09 19:50:58 | 日記
     しんぶん赤旗           2014年1月9日(木)
徳洲会に自民どっぷり

パーティー券 90議員 献金・選挙支援まで受けて

徳田氏除名もせず

 一昨年12月の総選挙をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公選法違反事件は、徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区、自民党を離党=、母・秀子被告(75)、姉のスターン美千代被告(46)らの起訴、追起訴により、徳田議員の失職も現実性を帯びてきました。猪瀬直樹前東京都知事への5000万円提供について、徳田議員の事情聴取も行われましたが、徳洲会マネーの“恩恵”に預かった多くは自民党議員です。同党の責任も問われています。(藤沢忠明)

 これまでの東京地検特捜部の調べなどによると、スターン被告のパソコンや秀子被告の手帳には、現金の配布先リストが残っているといいます。

7閣僚はじめ石破幹事長も

 2012年の政治資金収支報告書によって、徳洲会マネーを受け取ったことが明らかになっている政治家は、徳田議員の資金管理団体「徳田毅政経研究会」がパーティー券を購入していた自民党の国会議員90人です。このなかには、甘利明経済再生担当相、森雅子消費者担当相、根本匠復興相、新藤義孝総務相、林芳正農水相、稲田朋美行政改革担当相、田村憲久厚生労働相の7閣僚(いずれも2万円)、石破茂幹事長12万円など政権中枢が含まれています。

 このほか、松本洋平衆院議員が60万円、丹羽秀樹文部科学政務官、薗浦健太郎衆院議員が各50万円など、10万円以上のパーティー券購入を受けていた議員が10人います。

 このうち、20万円分のパーティー券を買ってもらっていた大塚高司自民党国対副委員長は、スターン被告が社長だった徳洲会グループのファミリー企業「インターナショナル・ホスピタル・サービス」(IHS)から100万円の献金も自らが支部長を務める自民党支部で受け取っています。

 また、斎藤洋明衆院議員の政党支部もIHSから100万円の献金を受け取っていました。

幹部と会食や大臣室で面会

 これら徳洲会マネーを受け取った政治家は、徳洲会グループとどういう関係にあったのか―。

 2万円のパーティー券を買ってもらっていた田村厚労相は、昨年5月、徳洲会幹部と料亭で会食していたことや、スターン被告と昨年6月、大臣室で面会していたことが明らかになっています。

 50万円と多額のパーティー券を購入してもらっていた薗浦議員(千葉5区)は、一昨年12月の総選挙で、千葉県内の徳洲会病院から職員を常時3人、ボランティアとして派遣してもらっていたことを認めています。

 徳洲会グループは、総選挙直前、複数の衆院議員側に「陣中見舞い」などの名目で100万円単位の資金提供をしていたとの報道もあります。

 自民党総裁でもある安倍首相は、首相就任直前の一昨年12月17日、東京都内のホテルで開かれた徳田毅政経研究会の資金集めパーティー「徳田たけし君と語る会」で、「自民党のホープ、日本のホープ」と持ち上げ、選挙後、国土交通・復興政務官に“抜擢”しました。

 徳田議員は、昨年11月13日、離党届を提出しましたが、自民党はもっとも重い「除名」にはせず、本人の意向を尊重して離党を了承しています。自民党には、政権党として、みずからの徳洲会との関係について、説明する責任があります。


福島の今 劇で感じて 矢吹の高校生11、13日 県内で上演

2014-01-09 09:42:41 | 日記
東京新聞より転載

福島の今 劇で感じて 矢吹の高校生11、13日 県内で上演

2014年1月9日


千葉県内での公演に向けて、練習に励む福島県立光南高校の演劇部員=同校で

 「震災を忘れないで」。こう訴える福島県内の高校生が今週末から千葉県を訪れ、原発事故後の生活を描いた演劇「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?第二章 ばらあら、ばらあ」を上演する。演じるのは福島県矢吹町にある県立光南高校の演劇部員。千葉県内の有志による実行委員会が主催し、上演後には生徒と観客との対話の時間も設けられる。 (砂上麻子)
 「リンゴが売れたら払うから」「福島のリンゴなんて売れると思ってるの」
 演劇部の積立金を払っていない部員に、他の部員が支払いを催促する場面。顧問で脚本と演出を手がける佐藤茂紀教諭(50)は「リンゴが売れると思うかと言われ、みんなはどう感じる? 感じたことを芝居にしてほしい」と部員に声をかける。
 劇中では「海に流出しているかも、お・せ・ん・す・い」といった原発事故に関係するせりふが数多く登場する。「生徒の会話に出てくる言葉をせりふに取り入れた。観客に福島の今を感じてほしい」(佐藤教諭)と言う。
 佐藤教諭は、前任の福島県立あさか開成高校演劇部顧問だったときに震災を体験。原発事故で目に見えない放射性物質におびえながら、現実を生きる高校生を描いた「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」をつくり、二〇一二年に東京、神奈川でも上演した。
 その後光南高校へ異動したが、原発の話題を避け、口を閉ざす生徒の多いことが気になった。「演劇を通して心の叫びを表現する必要がある」と感じ、昨年夏に新たに「第二章」を書き上げた。一作目から二年半が過ぎ、何も変わらない現実の中で懸命に生きようとする高校生の姿を描いた。「生徒たちが福島というジレンマを抱えながら、真剣に生きようとしている姿を見てほしい」と話す。
 演劇部員の二年渡辺瀬理加さん(17)の家はコメ栽培農家。だが、風評被害で売れなくなったといい、「福島ではまだ震災が続いている現実を知ってほしい」と話した。
 実行委員長を務める森山佳代さん(51)=長南町=は今回、佐藤教諭の二作目制作を知り、「高校生の思いに寄り添いたい」と県内での公演を計画した。これまで福島との関わりはなかったが、「自分たちに何ができるか考えるきっかけにしたい」と話している。
 公演は十一日午後二時から鴨川市の県立長狭(ながさ)高校文化ホール(無料)で、十三日午後一時半から長生村文化会館ホール(有料)で開催。問い合わせは実行委=電080(3275)0113=へ。

自民党、「不戦の誓い」削除 運動方針の最終案で

2014-01-09 09:08:13 | 日記
    東京新聞より転載
自民党、「不戦の誓い」削除 運動方針の最終案で
2014年1月9日 00時51分
 自民党は8日、2014年運動方針の最終案を発表した。靖国神社参拝に関する項目で、原案に記した「不戦の誓いと平和国家の理念を貫くことを決意し」との表現を削り、新たに「(戦没者に対する)尊崇の念を高め」との文言を加えた。
 安倍晋三首相(党総裁)は昨年12月の参拝後に「不戦の誓いをした」と記者団に語っており、首相発言とは食い違う表現となった。「尊崇の念」は首相が参拝理由として繰り返し強調する言葉で、この部分では「安倍カラー」を強めた。
 方針最終案は19日の党大会で正式決定する。
(共同)

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