河北新報社より転載
原発指定廃棄物最終処分場 候補地反対で一致 大和町議会
最終処分場の建設候補地となった下原地区を視察する大和町議ら
福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場の宮城県内候補地に大和町の下原地区など3カ所が選ばれたことを受け、同町議会は24日、全員協議会を開き、町内建設に反対する意見書を国に提出することを決めた。近く臨時議会を開き採決する。
議員からは「陸上自衛隊王城寺原演習場に隣接する候補地は、訓練の騒音対策で住民が集団移転するために国が買い上げた場所。廃棄物を持ち込ませるために明け渡したのではない」「演習場で過去に誤射があり危険な上、ごみの町のイメージが定着する。断固反対を」などの意見が出た。
浅野元町長は答弁で「町内の県環境事業公社小鶴沢処理場で震災がれきの焼却灰20万トンを受け入れるなど協力してきた。さらに町民に負担を強いるなど、とんでもない」と述べ、反対姿勢を明確にした。
全員協議会後、議員らは現地を訪れ、候補地を流れる花川などを視察した。花川は隣町の色麻町を通って鳴瀬川に合流しており、大須賀啓議長は「大和町だけの問題にとどまらない」と語った。
2014年01月25日土曜日
原発指定廃棄物最終処分場 候補地反対で一致 大和町議会
最終処分場の建設候補地となった下原地区を視察する大和町議ら
福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場の宮城県内候補地に大和町の下原地区など3カ所が選ばれたことを受け、同町議会は24日、全員協議会を開き、町内建設に反対する意見書を国に提出することを決めた。近く臨時議会を開き採決する。
議員からは「陸上自衛隊王城寺原演習場に隣接する候補地は、訓練の騒音対策で住民が集団移転するために国が買い上げた場所。廃棄物を持ち込ませるために明け渡したのではない」「演習場で過去に誤射があり危険な上、ごみの町のイメージが定着する。断固反対を」などの意見が出た。
浅野元町長は答弁で「町内の県環境事業公社小鶴沢処理場で震災がれきの焼却灰20万トンを受け入れるなど協力してきた。さらに町民に負担を強いるなど、とんでもない」と述べ、反対姿勢を明確にした。
全員協議会後、議員らは現地を訪れ、候補地を流れる花川などを視察した。花川は隣町の色麻町を通って鳴瀬川に合流しており、大須賀啓議長は「大和町だけの問題にとどまらない」と語った。
2014年01月25日土曜日