千葉日報より転載
新葉探しに生徒奮闘 伝統の茶摘み体験 柏・田中中 2014年05月03日 16:18
学校伝統行事の茶摘みを体験する中学生=2日、柏市の旧吉田家住宅公園
柏市立田中中学校(大山百合子校長、生徒464人)で2日、伝統行事の茶摘み体験が行われた。昨年は東京電力福島第1原発事故による放射線の影響で中止しており、2年ぶりに復活。全校生徒や地域住民が、同市の旧吉田家住宅歴史公園や同校内など市内10カ所で茶葉を収穫した。
同校の茶摘みは戦後、生徒が生徒会費捻出のため農家に頼み、生け垣などの茶の木から二番茶を摘んで業者に買い取ってもらったのが始まり。それ以降毎年続く伝統行事で、同校のために生け垣の茶の木を手入れしている家もあるという。
同公園では200人の生徒が茶摘みに挑戦。真剣な表情で枝の先の新葉を探し、慎重な手付きで摘み取った。小学校でも茶摘みを体験していた同校1年生の三上葉月さん(13)は「摘む葉を見分けるのが難しい」と奮闘しながら、「前よりもうまくいった。おいしいお茶になるといいな」と期待を込めた。
収穫した茶葉は1年生の製茶体験に活用。残りは業者に製品化してもらい、生徒が袋詰めする。「緑の田中」の銘柄で協力農家や近隣の老人ホームに贈る他、1袋500円で地域住人や保護者に販売し生徒会費に充てる。
新葉探しに生徒奮闘 伝統の茶摘み体験 柏・田中中 2014年05月03日 16:18
学校伝統行事の茶摘みを体験する中学生=2日、柏市の旧吉田家住宅公園
柏市立田中中学校(大山百合子校長、生徒464人)で2日、伝統行事の茶摘み体験が行われた。昨年は東京電力福島第1原発事故による放射線の影響で中止しており、2年ぶりに復活。全校生徒や地域住民が、同市の旧吉田家住宅歴史公園や同校内など市内10カ所で茶葉を収穫した。
同校の茶摘みは戦後、生徒が生徒会費捻出のため農家に頼み、生け垣などの茶の木から二番茶を摘んで業者に買い取ってもらったのが始まり。それ以降毎年続く伝統行事で、同校のために生け垣の茶の木を手入れしている家もあるという。
同公園では200人の生徒が茶摘みに挑戦。真剣な表情で枝の先の新葉を探し、慎重な手付きで摘み取った。小学校でも茶摘みを体験していた同校1年生の三上葉月さん(13)は「摘む葉を見分けるのが難しい」と奮闘しながら、「前よりもうまくいった。おいしいお茶になるといいな」と期待を込めた。
収穫した茶葉は1年生の製茶体験に活用。残りは業者に製品化してもらい、生徒が袋詰めする。「緑の田中」の銘柄で協力農家や近隣の老人ホームに贈る他、1袋500円で地域住人や保護者に販売し生徒会費に充てる。