福島民有より転載
21日にも初の海洋放出 地下水バイパス計画
2014年5月14日(水)08:30
東京電力福島第1原発の汚染水対策の「地下水バイパス計画」で、東電が21日にも専用井戸からくみ上げた地下水を初めて海に放出する見通しであることが13日、分かった。放出の前提となる東電と第三者機関による詳細な水質分析の結果が一両日中にも出そろう予定。関係者によると、第三者機関の分析結果は東電の排出基準値を下回った。東電は放出量を約560トンに設定している。
同計画は国、東電が同原発の1~4号機建屋に1日約400トン流入する地下水量を100トン程度減らせると見込む汚染水の抜本対策だが、当初予定した昨年5月から1年遅れで実施のめどが立った。海洋放出による風評拡大に漁業関係者らの懸念は根強く、国、東電は分析結果の信頼性を証明し、国内外にいかに発信していくかが問われる。
地下水の放出は、東電と第三者機関の日本分析センターの詳細分析の結果がともに基準値を下回ることが条件。東電は分析結果がそろい次第、来週前半にかけて県や漁業関係者に説明し、放出に踏み切る方針。
21日にも初の海洋放出 地下水バイパス計画
2014年5月14日(水)08:30
東京電力福島第1原発の汚染水対策の「地下水バイパス計画」で、東電が21日にも専用井戸からくみ上げた地下水を初めて海に放出する見通しであることが13日、分かった。放出の前提となる東電と第三者機関による詳細な水質分析の結果が一両日中にも出そろう予定。関係者によると、第三者機関の分析結果は東電の排出基準値を下回った。東電は放出量を約560トンに設定している。
同計画は国、東電が同原発の1~4号機建屋に1日約400トン流入する地下水量を100トン程度減らせると見込む汚染水の抜本対策だが、当初予定した昨年5月から1年遅れで実施のめどが立った。海洋放出による風評拡大に漁業関係者らの懸念は根強く、国、東電は分析結果の信頼性を証明し、国内外にいかに発信していくかが問われる。
地下水の放出は、東電と第三者機関の日本分析センターの詳細分析の結果がともに基準値を下回ることが条件。東電は分析結果がそろい次第、来週前半にかけて県や漁業関係者に説明し、放出に踏み切る方針。