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「トイレにも行けない」「奴隷扱い」 福島第一また違法労働

2014-05-22 22:28:28 | 原発
東京新聞より転載
2014/05/19 「トイレにも行けない」「奴隷扱い」 福島第一また違法労働 | by:koshc

「トイレにも行けない」「奴隷扱い」 福島第一また違法労働
東京新聞2014年5月15日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2014051502100003.html?ref=rank


 東京電力福島第一原発で、作業員らに労働基準法で許される十時間を超える事故収束作業をさせたとして、安藤ハザマ(東京都港区)の下請け企業が、福島県の富岡労働基準監督署から同法違反で是正勧告を受けていたことがわかった。安藤ハザマも適正に管理するよう指導を受けた。福島第一では昨秋、東芝やその下請け計十八社が同様の違反で是正勧告を受けたばかり。東電が元請け各社に適切な労働管理をするよう要請した後も、十時間を超える作業がなされていた。 

 福島第一では、汚染水問題に足を取られ、苦しい対応が続いている。日々、大量に発生する処理水のタンク増設に迫られており、今回の違法労働の引き金となったとみられる。

 今後も、タンク増設などの作業日程はますます過密になる。

 関係者の話を総合すると、少なくとも今年一~二月、溶接型タンクの増設作業で、作業員らに十時間超の違法労働をさせていたとされる。長いケースでは福島第一に十三時間半も滞在していた。休憩は、昼食時間の実質三十分ほどだけだったという。

 原発内の労働は被ばくを伴うため、一日の労働時間は労働基準法で、通常の八時間のほか二時間の残業の計十時間以内に制限されている。十時間には休憩時間は含まれないが、朝礼や打ち合わせ、待機時間など労働に必要な拘束時間は含まれる。

 作業員らによると、残業はタンクの納期が近づく月下旬に集中。「明日までに仕上げなくてはならない」「時間がない。(休み予定の日も)出てくれ」などと工程通りに仕上げるように言われた。中には、残業を減らすよう頼むと「要求に従わないならクビだ」と解雇された人もいるという。

 作業中に「トイレに行きたい」と言える雰囲気ではなく、現場で失禁してしまう人もいたという。ある作業員は、「休憩時間は昼に一時間あるが、休憩所までの移動や防護服の着替えを考えると、休みは実質三十分。残業を含めると作業は五、六時間休みなし。途中で疲れて休むと怒られた」と話した。十時間が近づくと線量計アラームが鳴るが、作業は続行したという。「人間扱いされていなかった。奴隷だと思った」

 安藤ハザマは「指導を厳粛に受け止め、このようなことがないよう再発防止策をしていきたい」とコメント。東電は「(元請けに)労務管理の徹底をお願いしているが、当社も元請けとともに労働者保護や就労環境の向上に引き続き努めたい」と話した。




14:49 | 原発作業

【地元紙の誤解を招く記事にどうしても拭えな違和感】被災者の声や問題、課題などに視点をおいた報道を

2014-05-22 15:59:43 | 震災
転記
佐々木 公哉さんが新しい写真を10枚追加しました。
6時間前 ·
【地元紙の誤解を招く記事に疑問・・。どうしても拭えな違和感】~被災者の悲痛の辛い声や問題点、課題などに視点をおいた報道を・。
【地元紙の記事に大きな違和感】
 被災者の悲痛の辛い声や問題点、課題などに視点をおいた報道をして欲しいのです。被災地の新聞・地元紙の新聞に注文があります。
どうしても、被災者として違和感を感じる記事が多々あるからです。
画像1
「私たちは完全に見放された」仮設住宅から聞こえる悲痛の声 フリーアナウンサー末吉里花
2012年2月24日と古いのですが。こうした視点が大事だとおもいます。TBS系列「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターやオーガニックライフスタイリストの資格を生かして様々なイベントの司会を務めるフリーアナウンサー末吉里花さん。今年2月の取材で「完全に見放された」という被災者の声を聞き、被災地の現状を訴えています。
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なんだか、嘘のことではないけど・・。なには本質が違うなあ・・。
ホントはもっとこの事に関しては大きな課題があるんだけどなあ・・。取材のあり方と掲載された記事に疑問を感じる事がしばしばです。
これでは、誤解を招いてしまうと危機感を抱いてしまうのです。
以前からずっとそう思ってきましたので、具体的に記すことにします。
「この事に関しては、ホントはこういう事情があるのだけど・・。」
なんで、課題や問題点も記事にしないのかなあ。
当事者をシッカリ取材すれば、簡単に分かることなんだけど・・。
これでは、「復興が順調に進んです印象」を持たれる記事だなあと・・。
下の記事は、2014/05/15付けの岩手日報 の記事です。
隣村の「普代村のすき昆布」の記事です。
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【コンブ漁最盛期、眠らぬ浜 普代、復興へ自信の出来】
岩手日報  2014/05/15
 岩手県普代村特産の養殖コンブ漁が最盛期を迎え、漁師たちは夜通しで水揚げ作業に励んでいる。収穫されたコンブはすぐに「すきコンブ」に加工され、各家々から立ち上がる湯気は浜の復興を示すのろしのようだ。
 同村太田名部の漁業砂合(すなごう)広喜さん(41)は、14日午前0時に太田名部漁港を出港。東日本大震災後に修復した船を沖合約3キロにある漁場へと向かわせた。
 フックを海へ投げ入れ、機械で海中のロープを巻き上げると、約6メートルまで育ったあめ色のコンブが姿を現した。2時間ほどの作業で船上にはコンブの山ができた。
 加工場では家族らと協力してコンブをゆで上げ、切り刻むなどして仕上げていく。出来上がったすきコンブは県内外のスーパーなどに並ぶ。砂合さんは「普代のコンブは肉厚で歯応えが良い。ぜひ食べてほしい」と自信を持って勧める。
【写真=最盛期を迎えた養殖コンブ漁。船上に積み上げられたコンブがあめ色に輝く=14日午前1時18分ごろ、普代村・普代沖】
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140515_12
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「各家々から立ち上がる湯気は浜の復興を示すのろしのようだ。」と書いていますが、非常に違和感を感じます。
僕からすると、この太田名部地区は良く知っている所で、漁師とも交流があります。
だから、本質からあまりにも乖離し誇張した内容です。
知らない人が見れば、「スキ昆布も順調に震災前と同じようにやっている」と思ってしまうですしょう。
確かに、昆布の収穫も、「スキ昆布」生産が始まった事は、嘘ではありません。
しかし、この裏にある本質を著しく欠く記事です。
灯油の値上がりで止めた漁民が多くいます。
 何故なら、実際には同村太田名部地区には、この他に4人の大きくスキ昆布を経営してる漁師がいます。
しかし、スキ昆布は、乾燥場があり大量の灯油を使います。3~5人に女性作業者を雇用します。
アベノミクスで灯油が、値上がりして、赤字になるために、今年からこのスキ昆布をやめた人が4人います。
雇用者の人も、被災地の野田村の久喜浜の浜のお母さん達が来ていましたが、今年から、加工作業の依頼がなくなり、仕事が無くなったのです。
記事ではこのように、「各家々から立ち上がる湯気は浜の復興を示すのろしのようだ」などとかきたてていますが・。現実は昨年から半減してるのが現実であり課題なんです。
スキ昆布の漁師は今、苦境に立たされていて来年以降は「もうできないと思う。来年は昆布の種も付けない」と言っています。
更に、この太田名部の共同の大型定置網も今年から、止めると聴いています。
経営が赤字になるからです。
これまでは、震災前に放流していたサケを漁獲していましたが、今年は4年目でサケが来なくなることを見越していて赤字になるからです。こうしたなりわいの現実があることを伝えるほうが、真実ではないでしょうか・・?
 地元紙でこうした記事を掲載すると多くの地元の岩手の内陸部の非被災者の読者に誤解をまねきます。
非常にこうした記事は、「被災地の現実や課題」を伝える自分としては、もうしこし、取材をシッカリして「見かけだけの報道」は止めて欲しいと思うのです。
実は、これまでに、このよう部類の記事は沢山ありました。
例えば、こんな感じの見出しです。
表上は嘘ではないけど・・。本質やこの事への現実と課題があれ得のです。そういう事こそ伝えるべきことではないでしょうか・・・・。
(※ この見出しは例です。正確なモノではありませんが、大体こういうニュアンスだったのです。)
列記すると・・。
・「魚市場 最新鋭設備で復興 水産関係者期待」
 現状と課題
イメージ 9 魚市場が完成して復興ではないのです。漁業の不漁、漁業者の減少と高齢化・・・・。
漁師はほぼ全ての魚種で不漁で困っています。水産加工会社も多重債務で、厳しい経営にあります。
漁師が頑張ってとって水揚げした魚。それを買い取る業者が、バランスよく両者が「なりわい」として成り立っていけばいいのですが、そこまで「なりわい復興が進んでるとは全くいいがたい現状です。 魚市場の施設は完成しても、それを使いこなさないと意味がありません。また、流通運搬業者も廃業したところがあります。
そうした、まだまだ、「軌道に乗ってない」中で魚市場のが完成したのです。今後の設備有効利用、課題をの事を含めて報道して欲しいと思いした。
・「養殖ワカメ 浜に活気 漁業者塩蔵加工に汗。」
 現状と課題
イメージ 4今年のワカメは、海水温が低て、生育がよくなったのです。そして、価格がボイルワカメで低迷し、厳しい経営状況になっています。
震災前と比較して、ボイルワカメで10㌔当たり、最低でも1万2千円していたのが、8千円しなかったのです。
これは、売れない為に在庫が冷凍庫に余っているからです。
原発の風評被害もありますが、関西などで水産業者のお客様が外に移ったのが大きな要因です。
出荷出来ない、空白の時間にこうした苦境い立たされているのです。
そういう、ことこそ記事にしべきだと思いました。
・「春をつけるイサダ漁 次から次へと満船で入港」
 現状と課題
いかにも、威勢のいい感じの記事だったように記憶しています。イメージ 5しかし、現状は2013年はイサダがいなくて、探すのに燃料だけ使い、更には単価が1㌔当たり30円以下と低迷。赤字になると思った船主は、途中でこの漁を止めています。
ことしも、似たような漁、単価で初めからやらなかたった船主もありますし、またやめた船が多くあります。
漁をやったことは嘘ではありませんが、現実はこうした厳しい内容なんです。
そこを、取材して「船主の苦境にある声」を記事にすべきと思いました。
この画像の船は、僕と隣に係留している船ですが、今年はイサダ漁はついに断念して漁をやりませんでした。
・「仮設住宅で〇〇のイベント 被災者に笑顔」
 現状と課題
イメージ 6仮設住宅では、色々なイベントなどが開催されています。
しかし、殆どが高齢者です。そこまではいいとして・・。
こうしたイベントに、参加する人は恒常的に決まった人が参加します。
出ない人は、全く出ないで孤立しています。
何故、そういうふうになるのか・・・。孤立を防ぐためにはどうしたらいいのか・・。
そして、多くの参加者があって、みんなで笑顔であればいのです。
けど、現実は決まった人しか参加しないし、どうしたらいいのか・・。
行政やボランティアの方々が何か工夫できなのか・・?
震災から4年目に入り、被災者の心は限界に近い人も多くいます。
イメージ 7「心の病」、「高齢者などの孤独死」など大きな問題もあります。そして、まだまだ、これから長い長い仮設住宅の生活は継続するのです。
そうした、視点で課題を取り上げて、報道してほしいと思いました。
まだまだありますが・・・。
3年以上が経過して、この有り様なんです。
「復興の遅れ」は、政府、行政でさえ認めています。
そして、この先長い長い、復興には時間がかかるのです。
新聞記事は「出来事だけ」をそのまま掲載するのではなく、裏にある被災者の本当の苦境にある現実を報道して欲しいと思います。
「読者は記事のその出来事だけ」を鵜呑みにしてしまい、「復興がうまく進んでいる」と思ってしまうのです。
 僕は、内陸の人に「新聞にれば、復興はうまくすうすんでるようだね~。」何人にも、そう言われた事があります。
 確かに、暗い話題だけではダメですが、やはり、物事には「事の大事な真実」というモノがあります。
是非、被災者の声を綿密に取材して、課題や問題点も記事して欲しいといつも感じています。
その、生の声、叫びこそ本物です。
「新聞にれば、復興はうまく進んでようだね~。」と言われれば、
僕は何が・・? と思います。
疑問に感じ、違和感をおぼえているのです。
これは、恐らく多くの被災者が感じてることではないでしょうか・・?
こうした、積み重ねが「風化」を逆に招くと思います。
被災地を取材するときは、あくまで、被災者の立場に立って取材リしてほしいのです。
その、悲痛の辛い声や問題点や課題などの方を取材すべきです。
被災者の声やその課題は何かに視点をおいて「真実」を記事にするべきだと、強く感じるのです。

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