超・殺人事件 -推理作家の苦悩- (東野圭吾)


(新潮文庫 平成16年5月1日初版)

「超」が付く短編8編です。推理作家、出版業界、そして読者を思いっきり皮肉っています。

私的に一番参考となったのは、「超長編小説殺人事件」です。
とにかくボリュームのある本を作ろうというものですが、その手法が何とも・・・

最終的なオチは伏せておきますが、仕事にも応用出来そうです。例えば、

・プレゼンテーションでは、1枚のスライドに4図入れていたところを4スライドにする。更に図表の解説を別スライドにする。
・レポートの枚数を稼ぐために、図表は大きく、行間はなるべく広くする。改行もマメに入れる。
・表集計は、これまた不自然にならない程度にセル高を広くする。
・プログラムなどは、なるべく多くRemark(注釈)を入れる。

などなど

ファイルでの提出の場合は、サイズを大きくする為に、とにかく図を入れる事ですかね。
それもリサイズせずに大きいものを縮小表示するだけで。

・・・まあ、内容が無い様(注:シャレです)な事はすぐバレますが。

・・・しかし、そうでもしないと、能力の無さが露骨に解ってしまうのです(泣) 
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