戦艦大和

戦艦大和って引き揚げて再起動させるってのは無理?」(カオスチャンネル1/25)
GIGAZINE 1月25日のヘッドラインニュース 経由)

我々世代だと、『大和』(ヤマト)は、どうしても特別な響きを持つ。
再放送ではなく、当初の放送を見た記憶がある。定かではないのだが。

干上がった海に戦艦大和が埋もれていて、それが崩れ落ち宇宙戦艦ヤマトが出現する、あの有名なシーンはやはり一番印象に残っている。

まあ、現実は記事にもあるように、船体は真っ二つになってころがっているので、偽装しながら建造するのは不可能だが。

戦艦大和の史実は多数あるので、この船がどうこうは省略するが、やはり時代的に主戦力ではなく、象徴にすぎなかったのは事実。
戦争は既に航空機がメインになっていたし、ミサイルも実戦投入されている。
巨砲搭載の戦艦は存在意義がなくなっていた。

それでも当時の技術の粋を結集して建造したのは、やはり日本人の性か。
同じ予算を航空機やミサイル技術に投入したら、もしかしたら戦局は変わっていたかもしれない。

これは現代にも通じるものがあるように思える。
車のHVや携帯とか。

HVはやっと世界的に認知されて、海外メーカーも力を入れるようになってきた。
しかし、メイングレードにはなっていないし、HVシェアも世界的に見れば微々たるもの。
ディーゼルの方がメインだ。

携帯もスマホが主流になりつつあるが、これもやっと最近。
それまでは、いわゆるケータイの『超』多機能化が主流。

技術力世界一は間違いないのだが、自分の枠を勝手に定義してその中で極めようとする、『ガラパゴス化』してしまうのは、大和の時代から変わっていないのかもしれない。

本当に世界を相手に戦うのならば、まずは相手を知る必要がある。
知った上で、戦略、そして戦術を練って、実現のための技術を磨き、投入する。
国民全員がグローバルな視点を持たなければ、実現はできないが。

PC技術で、もしこれが30年前にできていれば、今頃は日本産OSが世界標準になっていたろうに。
オオザッパなメリケンが作ったものでは、マメで繊細で勤勉な日本人にマッチしないのは当たり前だ。

Windows、Androidと、日本人が代わるOSを作っていたら、これまた戦局は全く違っていたろうに。

歴史に学ばないというのも、日本人の性か・・・
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