Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

太田朱美さん...

2005-03-29 13:41:59 | ジャズ
太田朱美さんがみたすごい夢.
http://www.geocities.jp/akemi_flute/
から無断で抄録します.物足りない方は原文を!

テレビの「フルートアンサンブルの醍醐味」という番組の夢.
舞台上に計8人のミュージシャンがみな紋付はかま.そのうちの5人はバック.
前方の3人の右端の人のフルートは、ありえないことに、長さが左右対称。さらに2段重ね.
よく見ると、手がなんと4本あるではないか!
もっとよく見ると、なんとなんと彼は2人羽織である.前の人の胸の辺りにまた謎のキーがあり、2人してものすごいハーモニーをかなでているのだ...

この太田嬢の文章はつげ義春の夢文級に面白い.
その,太田さんのフルートを聴きに,西新橋「さやかバー」に行きました.p 関根敏行さんとデュオで2曲ほど,その後 vo 河埜亜弓さんが加わって数曲で1ステージ.ステージといっても,入り口側カウンターの延長上にスピネットが組み込んである.通りからよく見え,河埜さんがいうには,「わたしたち動物園の熊みたい」.ドアのすぐ内側で演るので,曲の最中はお客さんは入れない...良いような悪いような.ボサノバの渋い曲が中心.先客2,われわれ2の後から,ひとりふたり.10人も入れば満員.おつまみメニューは平均600円.当日のギャラを計算すると,やっぱりバイトも必要か.まじめな演奏/演唱で良い感じでした.
ステージにふつうのフルートとアルトフルートが並ぶとかわいい.アルトフルートというのは,先がこうもり傘の柄みたいに曲がっていて,その曲がったほうから吹くんですね.ショートムービーが下記アドレスにあります.
http://www.geocities.jp/akemi_flute/odaiji.html

かってローランド・カークという怪人が2-3本の管楽器を同時に吹いた.テレビで見るとグロテスクだったが音楽は美しかった.あの朱美ちゃんの夢も複数のフルートを操りたいという潜在意識の現れか.
でもカーク流に1本を口,1本を鼻で吹くなどというは,若い女性にはやっていただきたくありません.

写真はお若いとき...今でもお若いけど.トロンボーンはAUさんです.
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蚊取湖殺人事件

2005-03-19 22:19:40 | 読書
泡坂妻夫「蚊取湖殺人事件」光文社文庫の新刊.2002年4月から2004年4月にかけて,いろんな雑誌に発表された,腰巻にあるようなジャンルの小説を集めたもの.カバーの紋様も著者によるものだが,この作者のファンでない人の購買欲はそそりそうもない.表題作は問題編と解決編に分かれているが,他のも含めミステリとしてはいまいち.しかし十年以上前に書かれた作品と同じ脇役が登場する作品では,思わずニヤリとしてしまう.
昔の作品,特に,「しあわせの書?迷探偵ヨギガンジーの心霊術」,「11枚のとらんぷ」,「亜愛一郎の狼狽」,「死者の輪舞/毒薬の輪舞」,「奇術探偵曾我佳城全集」...あたりは大好きですが,直木賞以後の人情味あふれる作品や,捕物帖はちょっと...泡坂氏もお歳をめされてばかばかしいミステリを書くのがばかばかしくなったのでは..と心配していました.今回はアワサカ節をミステリの文脈で堪能できただけで良しとすべきでしょう.
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追いコン

2005-03-17 09:50:16 | ジャズ
大学ジャズ研の追いコン(追い出しコンパ?コンサート?)が近くのレストラン(というか,喫茶店というか..)カルダンで.今年追い出されるのは13人と例年になく多数,かなりが大学院に進学.1800-2200の長丁場.1グループ3曲ないし4曲で,何グループ出たのかよく分からない.聴くのも演るのも会員だから,和やかな雰囲気だったが,気合いも入りました.
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最終講義

2005-03-06 16:52:17 | 新音律
大学の教師たるものは引退するに際し最終講義なるものをやることになっている.

最終講義では,自分の過去の業績を集大成するのが普通だが,はずかしい業績しかないので,現時点で興味があることをしゃべらせてもらった.タイトルの「tune, chromaticity, etc.」が,加速器用語でもあり,音楽用語でもあるところがミソ.
これは,そのポスター.事務のM・T田さんに作っていただいたら,とてもカワイイものになってしまった.意外にたくさんの学部学生が聴きに来てくれて嬉しかった.また音楽関係のかたもちらほら.きっとこのポスターのおかげでしょう.
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演奏曲

2005-03-05 16:14:33 | ジャズ
下記パーティで演奏された曲を忘れないうちに書いておこう.

1 Reunion Blues(ts,vib,p,b,ds)
2 Autumn Leaves(cl,vib,p,b,ds)
3 Spain(as,cl,p,b,ds)
4 Candy(vo,tp,p,b,ds)
5 Killer Joe(ts,as,guit,vib,p,b,ds)
休憩
6 Afternoon In Paris(ts,vib,p,b,ds)
7 プカプカ(vo,ts,vib,p,b,ds)
8 All Of Me(vo,ts,p,b,ds)
9 C Jam Blues(ソロ全員,p,b,ds)
10 As Time Goes By(vib,p,b,ds)

7は「あたぃ男を止めないわ(西岡恭蔵のフォークソング)-写真」8は「どうしてわたしのすべてを奪ってくれないの」という過激な歌詞だが,いずれもぼくのリクエストによるもので,歌い手の人格とは関係ありません.
写真上は7,下は9.ギターは研究室で今度博士課程を修了するLily君です.専攻はロックですが,フォービートに挑戦中.
花束をいただいたりして舞い上がった結果,10ではサビのメロディが分からなくなってしまった...いつもと違うキー違うテンポだったせいにしたいところ.ベースのMさんの楽譜をのぞいたが,老視のためによく見えない.それやこれやでめろめろになり,バックの気を揉ませてしまった.しかし,聴いていた方々はとくに他の曲の演奏との違いは感じられなかったらしい.
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定年退職記念パーティ

2005-03-04 16:50:38 | ジャズ
この3月で退職するので,大学構内のレストランでパーティをやっていただいた.ジャズ研究会というサークルの顧問を務めていたので,学生さんといっしょに演奏した.女子学生がお化粧をしてきたのでまぶしかった.彼女たちのひとりが言うには「わたしたちは楽しかったけれど,これでよかったのかしら...」,退職する当事者が楽しければいいのだと開き直ることにしよう.

演奏については「勉強の嫌いな先生と学生のうさばらし」という感想を持たれた方もおられたようだ.「智にはたらけば角が立つ.情に棹させば流される.意地を通せば窮屈だ...」というではないか.こういう世の中だからこそ,うさばらしが必要.昔から,ストレス解放即ちうさばらしこそ芸術の原動力だったのだ.
名誉のために付け加えれば,サークルの学生さんには優秀な方が多い.ジャズやロックは不良のやることとされた数十年まえとは時代が違う.

これに先だって本来の研究に関するシンポジウムがあった.会場の液晶プロジェクタが突然2回もエンストしたのには参った.

研究室の若い卒業生が遠方からパーティ会場に顔をみせてくれて嬉しかった.仕事でこき使われる年齢なのに...
2次会で居酒屋へ.運転して帰るので飲まない人も.居酒屋で飲まないと言う精神力も凄いが,飲まずに馬鹿話で盛り上がってしまうのも凄い.これも精神力かな.若いというのは良いことだ.
しかし長い一日であった.
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reading

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