Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ジャズ・パーティ@二人展

2009-11-29 21:27:32 | ジャズ



都 (市?) 心のきれいな,ゆったりした会場で楽しみました.観客50人余.ただし2割強は演奏者,ふらりと入って来て,すぐ逃げ出した方もおられましたが...
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ハワイの白ワイン

2009-11-27 08:03:09 | エトセト等
これは Maui Blanc のラベルのデザイン,ボトルが1000円足らず.

ハワイにワイナリー? と思ったが,よく見たらパイナップルから作るワインだ.
ねっとりと甘いのではなく,すっきりと甘いところはモーゼルみたい.でも後味は,あのパイン缶の後味.


昭和20年代の子どもは,病気になったときだけ特別に缶詰のパイナップルを味わうことが出来た.
グリコ-チョコレート-パイナップル という遊びがあったが,パイナップルは長いこと正体が分からなかった.
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藤田嗣治の手しごと

2009-11-25 07:14:12 | お絵かき
林 洋子「藤田嗣治 手しごとの家」集英社新書 ビジュアル版 (2009/11)

絵も変だし本人のオカッパも変なので,藤田嗣治を敬遠していたが,この本で画家に親近感を持つようになった.

ここで語られる藤田嗣治の手しごとは,家の模型,家具・調度・インテリア,裁縫,大工仕事とくに額縁・木箱,陶器への絵付け等だが,写真を撮ること撮られること,骨董?収集から文筆活動にまで及んでいる.文筆では原稿料をもらっただろうが,その他ではアマチュアに徹していたという.写真器材等はプロがうらやむようなものを揃えていたというが,それは絵からたっぷり収入があったからできたこと.

額縁は,絵にあわせた.その結果絵と額縁は一体化した.著者は多くの画集で額縁を外して掲載するのは疑問というが,まったくそのとおりだろう.

集英社新書10周年.小さい本だが造りにこだわりが感じられる.こんど展覧会があったら藤田の絵を見直したい...と思わせる本だ.
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猫と鼠

2009-11-23 07:56:13 | お絵かき
勤め先にアップルのワイヤレス・マウスが放ってあったので使ってみたが,スクロール機能がなくてやっぱりぼくも使わない...という結論.

アップルのマウスのデザインは良いんだけれど,素人が絵に描くとのっぺりしてしまう.これはウェブで見つけたサンワサプライ製.ワイヤレスだが,やっぱり鼠にはしっぽがないと,と描き足した.

ぼくの場合この絵のマウスは写真をコピーしただけだが,マウスフェチという人種がいるらしい.ウェブの画像で検索すると,その気持ちがわかる.

CD ケースの裏からアクリル絵具,ただし背景は,前に描いた猫と金魚にあわせて,さぼりました.
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音を視る,時を聴く

2009-11-21 09:01:54 | 新音律
大森 荘蔵, 坂本 龍一 「音を視る、時を聴く [哲学講義]」ちくま学芸文庫 (2007/4)

単行本は1982.
生徒坂本 (若き日の教授) に対して先生大森が講義するという体裁.

 見返しに大森先生は東大理学部物理学科卒とある (4 年後に文学部哲学科卒).その割にか,その為にか分からないが,けっこう物理を目の敵にしている感じ.
「今」という瞬間に対する問題は,フーリエ変換の不確定性原理につながると思うし,知覚的世界と物理的世界は,量子力学の観測の問題とつながるはず.このあたりをご存知でないわけがない.敢えて無視されているようだ.

ときどき,特に坂本の発言には共鳴できる瞬間がある.大森先生は,生徒の言うことを「でしょうね」「いい指摘ですね」などと一応首肯し,その後は自分の好きな方向に議論を発展させて行く.いかにもセンセーらしい.

これが哲学というものなら,哲学とはどうでもいいことをぐだぐだ言うものであるとの感じを受けた.縁なき衆生は度し難し,というところ.
どうでもいいことが,学問の原点なのかもしれない.かくいう私も英訳すれば Ph.D. (哲学博士) となる学位を看板に,他人にとってはどうでもいいことをぐだぐだやって,長年月給を貰って来たのだけれど.
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私の大好きな探偵

2009-11-19 08:46:12 | 読書
仁木悦子「私の大好きな探偵 仁木兄妹の事件簿」ポプラ文庫ピュアフル(2009/11)

作者は昭和32年「猫は知っていた」で乱歩賞受賞.この長編は読んだはずだが全然覚えていない.
「私の大好きな探偵」は文庫化のために編まれた短編集で,「猫...」同様に作者と同名の少女とその兄が登場,探偵役は兄で妹はぼけ役をつとめる.書籍初収録の作品もあって「中学生の友一年」に掲載されたものだが,ここでは仁木兄妹もまだ中学生.最後の作品では悦子さんは結婚して姓も変わり,子供二人をかかえて奮戦する.探偵役も夫と交代する.
作者は車椅子で一生を送ったそうだが,小説の中の仁木悦子はは溌剌と行動する.

タイトルが微妙.「私」って誰? 「探偵」って誰?

いちおう本格もの.2作目の「黄色い花」はサイエンス・ミステリという感じ.後になるほど充実感がある.あっという間に全編読了.昭和30-40年代の小説らしく,どこかのんびりした雰囲気だが,作者のお嬢様的な人柄が感じられる.

戸川安宣による解説も力作.
カバーイラストがかわいすぎて電車で読むのが恥ずかしかった.
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ミズクラゲ

2009-11-17 08:26:24 | お絵かき
CD ケースに絵を描くのに要する時間は,簡単なもので30分,複雑なもので2時間というところ.その大部分は絵具が乾くのを待つ時間で,併行して楽器をいじったりパソコンをいじったりである.このクラゲは30分のくち.

油彩画は描いた後で手直しが出来る...というより,見ていると最初に描いたものからはまるで違ったものが完成作と成ると言っても良いくらいだが,CD ケースに描く場合は原則として手直しは出来ない.失敗と思ったら捨てるしかない.

ここは水墨画等と似ているのではないかと思う.

でもいちばん考えるのは,何を描くかで,それはどんな絵でも同じだろう.プロの絵描きは絵を描いていないときも,今度何を描こうかとか,このヒトこのモノこのケシキ,今見ているものは絵になるか,とか,四六時中考えているらしい.
このクラゲは,前に石ころに描いてみてうまくいかなかったので,リベンジのつもり.では石ころになぜクラゲを描いたかは,記憶にございません.
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私立探偵・麻生龍太郎

2009-11-15 08:37:32 | 読書
柴田よしき著 角川書店 (2009/02)

市の図書館に「柴田よしきコーナー」というのが出現していた.自分には未知の作家だが,いちばん新しいのを借り出した.携帯読書サイトで配信されたものに書き下ろしを加えて書籍化したものだそうだ.
著者は女性らしい.最近は筆名からは分からないケースが多い.

主人公は何やらいきさつがあって刑事を辞めて私立探偵になったらしく,ホモである.というわけで,カバーの探偵と恋人らしい.前編「所轄刑事・麻生龍太郎」からの読者はこのあたりはとうにご存知なのだろうが,それを知らなくても,いや,そういう背景がなかったとしても,小説としては成り立つと思う.

それぞれ横文字のタイトル付きの4編・プラス・エピローグ.それぞれの長さはおよそ50ページ・50ページ・100ページ・150ページというところ.最初の2編はミステリ風味の風俗小説という感じ.最後のがいちばん込み入っていて面白かった.
ストーリーが偶然に頼りすぎではないの? と思ったら,登場人物が言い訳めいた台詞を言っていた.

似た名前の元首相はまったく過去の人になってしまった.
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オペラ・ハイライト ヘンゼルとグレーテル

2009-11-13 12:54:04 | 新音律
大学祭でオペラの看板を発見.教育学部音楽文化系コースオペラ実習受講生とあった.
フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」.

オーケストラのかわりに,電子オルガンとピアノとバイオリン.3幕で,ヘンゼルとグレーテルと伴奏のピアニストは幕ごとに入れ替わるトリプルキャスト.登場するのはお父さんを除き女子ばかり.ヘンゼルは男だが子供なので,比較的体格の良い女子がや演じたらしい.そういうものなんでしょう.
全1時間半ほどで,原曲にほぼ忠実だったのではないかと思う.ただし,その他大勢的な人物は登場せず,大道具は簡略化されていた.写真はカーテンに描かれたお菓子の家の前での,ヘンゼルとグレーテルの二重唱.

オペラというと厚化粧のおばさんたちが演るものという先入観があったが,この度のは,かわいくてよかった.でも,オペラの日本語はやっぱり変だ.
もともと子供のためのオペラらしいが,グリム童話の例にもれず,よく考えれば残酷なストーリーではある.
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ことしの学祭ジャズ喫茶OB/OGバンド

2009-11-11 08:00:50 | ジャズ
O田(fl),U谷(tb),Y村(tb),S原(tp),O椋(ds),O本(ds),T澤(g), H川(b) + O方(vib) その他.
リズムセクションが成り立たなかったので,現役会長がギターで友情出演.
曲は Yardbird Suite, There Will Never Be Another You, Reunion Blues (同窓会ブルース? 現役とのセッション) の3曲.
最後のブルースはテーマが 12 小節とはいえ,実態は 4 小節の繰り返し.これで入れ替わり立ち替わり,延々とやったのはいかにも呪術的・アフリカ的,ジャズの原点・民族音楽回帰と言う感じであった.

ボーカルO川嬢が,この他に Sunny, It's Been a Long Long Time (昨年に続き哀愁の選曲) の2曲を歌うはずだったが,インフルエンザ ( ? ただの風邪かも) で休演.がっかりした方が多かった.
でも例によって押されたので,時間的にはちょうどよかった.
終了後は古手のOB/OGは電車の時刻を気にしながら駅前でビール.若手のOBは現役の打ち上げに参加と分裂.

大学会館地下・音楽鑑賞室という,初めての部屋で.窓なしの防音仕様.ガムテープで貼った暗幕が落ちてくることがなく,勝手が違う.OB/OGでは,例年より場所が良いとか,ふらりと入って来る人がいないとか,感想がいろいろ.
現役学生諸君の演奏は,女子バンド・ヘビメタ風・バイオリン等,例年に比べバラエティに富んでいた.後半はウッドベースを弾く人が皆無.

個人的には,久しぶりのユニバー (幅が高音低音に関わらず統一された音板) のヴァイブで,勝手が違った.
YouTube に80歳の Teddy Charles の映像があって,やはりユニバーだった.ぜいたくは言えないな.

写真は M 仙人さんが提供して下さいました.
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