不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Medaglia di Gattuso

2006-07-27 19:04:21 | スポーツ

やっぱり買っちゃいました。
ワールドカップ優勝記念金メダル。

Medaglia_gattuso_02_1
先週の水曜日に発売になった「カンナヴァーロ」バージョンは
どこもかしこも軒並み売り切れで購入できず。
カンナヴァーロが欠けたのなら全部集める意味なしということで
好きな選手の分だけ集めようかなと思っているのですが。

第二段はガットゥーゾ。これは買わないわけにはいかない!!
読みもしないピンクのスポーツ新聞を買って
ガットゥーゾ・メダルをゲット。
24金って書いてあるけど・・・。
ガットゥーゾの顔似てないし、不細工だけど・・・。
でもやっぱり買っちゃったんだよねぇ・・・。2,90ユーロ。

来週はトッティ王子らしいです。4,90ユーロ。

イタリアの雑誌や新聞のおまけ
もしくはキオスクで買えるコレクションものは
一回目が「発売記念価格」とかでめちゃくちゃ安いのですが
その後コレクションを重ねていくにつれ
徐々に値が上がっていきます。
だからコレクションを全部集める頃には破産しそうになって(笑)
途中で放棄するのです、大概のイタリア人。

カンナヴァーロが売り切れだったのも
0,90ユーロの特別価格だったからなのか?
それともカンナヴァーロの人気だからなのか?


La Verita

2006-07-11 06:24:58 | スポーツ

日本でもフランスでもジダン擁護派が多いようですが。
暴れん坊マテラッツィに食らわせた頭突きで退場になったシーン。
主審も副審も見ていないところでの出来事。

主審が自分で見ていないことに対して
審判を下すという前代未聞の出来事だったし
突然の事故に驚き。
ジダンは有終の美を飾るべく
いいプレーであの瞬間まできていたのに残念。

こういう見解がイタリア全体にあるもの。

マテラッツィは暴れん坊だし
ジダンだって決して穏やかとはいえない性格。
どっちも過去を振り返れば明らかだし。

言葉の投げあいもラフプレーもサッカーにはつきもの。
それをどこまで自分の中で消化して
プレーに反映させるかがプロとしての意地だと思うのですが。

マテラッツィが何を言ったのかは現時点では憶測のみ。
ジダンの姉を娼婦と罵った、なんていうのは
イタリアでは日常茶飯事、よく言われることだから
そんなことでキレているようじゃ修行が足りんだろう。
「汚いテロリスト」呼ばわりというのは
これは確かにいただけないかもしれないので
これでジダンがキレたのだったらそれは一理あるかも。
マテラッツィも謝罪の一言くらいは出すべきかもしれない。

でも言葉の攻撃に頭突きで返すのは
いかがなものかとやっぱり思う。
少なくともグラウンドの上ではね。
夢を与える場にいて国の代表として闘っているのだから。
そのあたりを考えられないほどに
ジダンの能美を煮え返らせた言葉ってなんだったのだろう。
それはそれで気になるけれど。

マテラッツィは母を知らずに育って
粗雑な荒っぽい性格を引きずってここまでやってきた人。
その荒っぽさも彼の一部であるということを
イタリアのファンはよくわかっているし。

いずれにしても
決勝戦の立役者の一人であるマテラッツィ。
そしてジダンが退場したことで
試合の流れが変わったのは事実だろうけれど
それが直接のフランスの敗因ではないから。
飽くまでもPKでの決着だったわけで
それが勝負事の世界だろうし
大舞台の魔法なんだろう。

マテラッツィの一言を遡及するなら
私は準決勝戦でのドイツサポーターの行儀の悪さや
優勝者を祝福する雰囲気のない開催国自体に
文句がいいたいくらい。
優勝翌日のドイツの新聞では
第一面にイタリア優勝をたたえる言葉なんてなかったそう。
それってどうなの?大人気ないでしょ。

もちろん新聞の掲載云々については
イタリアサイドの報道を頼りにしているだけなので
実際は違うのかもしれないけれど
準決勝そして決勝と、画面を通じて伝わってくる
優勝できなかった開催国の冷たさを感じたのは
私だけじゃないと思うんだよね。

logo_albero4 banner_01


Che gioia!

2006-07-10 00:02:53 | スポーツ

Che gioia!
すごい喜びようです。

ガットゥーゾは途中パンツ一丁でふらふらし
マテラッツィはトリコロールの帽子をかぶり
トッティはイタリア国旗を
「赤ずきんちゃん」風にかぶっておりました。

さすがにガットゥーゾはショーツ履いて
表彰台に上りましたが
トッティ&マテラッツィは被り物のまま
表彰台に上りメダルもらってました。

よっぽど嬉しかったんだねぇ。

24年ぶりの優勝。
彼らが子供のころから夢見てきたことが実現した日。
無礼講でいきましょう!

logo_albero4 banner_01

Ce l'ha fatta ! !

2006-07-09 22:48:52 | スポーツ

Ce l'ha fatta ! !
優勝ですよ。
イタリア各地(ローマ・ミラノ・ナポリ)の
盛り上がりぶり。
なぜ三大都市にフィレンツェは入らないのか…。
一応代表チームの合宿所だってあるのになぁ。

今日もトニは靴紐が解け、またよく転び、
トッティはボールを避けているかというほどに姿を見せず
ピルロはなぜかボール保有時間が長くなり
マテラッツィはきわどいプレイでひやひやさせ
ガットゥーゾは走り回ってどこにでも出没し
カンナバーロはひたすらよく守り抜き
ブッフォンは堅固な壁となりはじき続け。

苦戦だったけれど、勝利の女神は微笑んだ。
優勝の瞬間のイタリアの大地の揺れは
ドイツにまでも伝わったかな?

ジダンの最後には残念なものがあり
やっぱり切れ技のあるフランスには申し訳ないけど
イタリアだって世界の頂点に立ちたいの!
24年ぶりだしね。

街は未明まで大騒ぎかな。

logo_albero4 banner_01


Tra Grosso e...

2006-07-05 00:58:00 | スポーツ

開催国の強みのあるドイツ。
強靭な肉体のドイツ。
緻密な戦術で攻めるドイツ。

それに対し強烈なブーイングの中で
延長戦まで闘い続けたイタリア代表。
ドイツ人選手の前で
華奢で小さく見えたイタリア代表。
華やかで劇的な試合展開で
夢を与えてくれたイタリア代表。

長い試合の末
2-0で開催国ドイツを破り決勝進出!
1994年以来三大会ぶり6回目の決勝進出。
グロッソとデルピエロが立て続けにゴール。

実はワールドカップでは3勝2分け負けなしで
ドイツとは相性がいいイタリア。

スピードのある試合展開で
後半はかなりの疲労が見えたイタリア代表だったけれど
調子にのって神がかって終了間際で2ゴール。
誰も予想しなかった結果だけに
イタリアの喜びひとしお。

そして先週射殺されたブルーノ。
彼の屈辱を晴らすためにもドイツ勢を倒したかったイタリア(??)。
試合当日、友人宅の玄関先に貼られた手作りの貼り紙。
Bruno ブルーノに代わって復讐!

スタジアムには首相プローディも観戦に出かけていたけれど、
前首相ベルルスコーニとは違って
サッカーに興味があるのかないのか
試合途中も眠そうに喜びも控えめに。
*南イタリアで洪水被害の陣中見舞いをした後だったので
バカ喜びをするのを慎んだだけでしょうけど。

先制ゴールを決めたファビオ・グロッソ。
イタリア製ネプチューン・原田泰造
もしくはハイスクール奇面組・一堂礼。
Grosso_f
あまりに似ているので、気になって仕方ない!!
でも彼がゴールを決めた瞬間、
あまりの嬉しさに泣いてしまいました、不覚にも。

街中未明まで大騒ぎだった試合終了後。
まだ優勝したわけじゃないのに…。
日曜日は果たしてどれだけ盛り上がるのか!

決勝戦でも是非活躍してくれ! タイゾー
Grosso
イタリアは1970年、1982年、1994年そして2006年と
なぜか12年ごとに決勝進出。
今回を逃したら12年間またチャンスはめぐってこないのか?!
と思うと、決勝戦見逃せません。
お相手は犬猿の仲フランスです。
怪我人出ないように気をつけてほしいな。

1982年のワールドカップ以来
24年ぶり4度目の優勝なるか、イタリア?!

logo_albero4 banner_01