不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Non mi permette di commentare ??

2008-03-26 15:15:49 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数日私のブログにコメントが書き込めません。
私自身のブログなのに私にアクセス許可がないとか言われてますけどねぇ。

何とかしてください。

他のブログ人の方のブログではこういうことは起きていないのかしら??


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Annunciazione

2008-03-25 02:21:35 | アート・文化

今日は3月25日、ということは「受胎告知」の日。
聖母マリア信仰の強いフィレンツェは
その昔3月25日が一年の始まりだったんだよねぇ。

ということを毎年しみじみ思うのだけど
最近のフィレンツェ人はそんなこと思ったりしないらしい。
なんてことはない普通の一日です。

復活祭休暇明けの火曜日ということで
どうせならフィレンツェだけ
もう一日休みだったらよいのになぁと思ったりしているのは
私だけだったりするのでしょうか…。


Riapertura di Santo Spirito

2008-03-25 02:15:02 | アート・文化

二年間に亘り、
管理人材不足および経費不足のために閉鎖となっていた
フィレンツェのサント・スピリト教会は
地元有志の努力が実って
2007年11月29日より再び一般に公開されています。

サント・スピリト教会は
1400年代の寺院でフィレンツェの教会の中でも
所蔵美術品なども多く重要な教会のひとつに挙げられます。

Associazione Amici di Santo Spirito
(サント・スピリト友の会)が中心となって呼びかけを行い
地元住民はもちろん
フィレンツェとその芸術を愛する数多くの人々からの
寄付金を募り
教会の所有する芸術品を安全に一般公開するための
最低限の人材確保が実現しました。

これによって火曜日から日曜日までの週6日間、
9:30-12:30、16:00-19:00の一日計6時間
その扉が無料で開かれています。

ブルネッレスキによって設計され、
ミケランジェロ、ペルジーノ、サンガッロ、
サンソヴィーノ、フィリッピーノ・リッピなどの作品で飾られ
ベルニーニに「世界で最も美しい」と言わせた教会ですが
長年に亘ってサント・スピリト地区が
麻薬常習犯やアルコール依存症患者などの
たまり場となっていたことから
一時は荒れた雰囲気となり、
教会財産を脅かす危険もあったため
教会主任司祭の命で閉鎖となりました。

もちろん当初はこの決断は波紋を呼びましたが、
実際の所有者であるフィレンツェ市はもちろん
その管理を任されている聖アウグスティヌス修道会も司教区も
そうした問題を解決するための術と財政力を持たなかったために
仕方なく閉鎖の状態が続いていました。

マッツェイ家(Mazzei)、ブディーニ・ガッターイ家(Budini Gattai)、
フレスコバルディ家(Frescobaldi)、マネッテイ家(Manetti)などが
中心となり設立したサント・スピリト友の会の努力で
集まった寄付金は40,000ユーロで
約一年間の無料公開を実現するに足る金額といわれています。
現在はサント・スピリト友の会が中心となり
永続的な開館を保障するための財力を備えるために
有力な新会員を探しているところだそうです。

人件費を限りなく抑えるために
最新技術を駆使した監視体制も整えられ
教会内外に複数台の防犯カメラと
警察や憲兵隊事務所に直結のアラームなどが設置されました。

こうした努力によりミケランジェロ作といわれる
キリスト磔刑像も再び鑑賞可能となっています。

末永く、すばらしい芸術品を鑑賞するためには
こうした影のたゆまない努力が欠かせないのですねぇ。

会員募集インフォメーションや寄付金について

せっかく再開されたのに、まだ足を運べていないのが残念。
復活祭の休暇中、出かけようと思っていたのに
天気が悪くて出不精になり断念。うーむ。