不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Buso fino alla fine

2004-10-31 11:41:12 | Oh Fiorentina
L'allenatore provvisorio, Buso è piaciuto a Della Valle e conduce la Fiorentina.

Mondonico氏更迭の後、
暫定的にフィオレンティーナの監督を務めている
Serigio Buso氏。
まずまずのお手前で
どうやらオーナーのDella Valle氏に
気に入られたようです。
「このまま最後までブーゾで行くぞ」
などという声もちらほら出てきていますが、
果たしてどうなることやら。



Contanumeri

2004-10-28 15:04:51 | 日記・エッセイ・コラム
Collateralを観た帰り、
家まで歩いたって
たいしたことのない距離ではあるけれど
ちょうど映画館の裏の停留所に
バスが止まっていたので、つい乗ってしまった。

乗った地点から数えると
二つ目の停留所で下りるのだけれど、
一つ目の停留所で、
「Uno, due,tre…」という掛け声が。
なにごとかと思って、
窓の外をじっと見てみると
数人の若者が手に手に記録帳を持って
乗降者の人数を数えているらしいことが判明。
ふーん。なんとも原始的な。

そして二つ目の停留所でも同じように掛け声。
「Uno, due…e sette. Sette persone scendono!」
それが、一応二人組になっていて
その片方が必死で人数を数えて声をだし、
もうひとりが書き付けていくというやりかた。

日本だったら「野鳥の会」のみなさん御愛用の
カウンターでカチカチと
一人で黙々と数えて記録も取るのだろうけれど、
さすがイタリア。
(人件費が二倍かかっているぞ!)
こんなところにも
国の、国民性の違いって出るものなのですね。


Collateral

2004-10-28 14:47:08 | 映画
本国でも日本でもそしてイタリアでも
かなり高い評価と前宣伝のこの映画。
「トムクルーズ初めての悪役」という触れ込みですが、
凶悪な悪役というよりは
ちょっとアウトローな新たなヒーローといえなくはない。
そういう印象が強く残ったのは私だけ?
やっぱりトム・クルーズは
完全な悪役には向かないのでは…。
(撫肩だし…関係ないか)

アニー役の女性が誰だったか
ずっと思い出せず
どこかで見たことあるぅと夜も眠れず(それはない)。
さっきシャワーを浴びていて
突然思い出した。
「マトリックス」のナイオビ役だったのね。


日本では10月30日からロードショー予定らしいですね。
日本語のサイトはこちら
イタリア語のサイトはこちら

Il tassista Max ha una vita monotona da 12 anni.
Vorrebbe aprire un noleggio di limousine,
ma è troppo pigro per tentare
di materializzare il suo sogno.
Una sera si ritrova con un cliente molto particolare:
Vincent, professione killer a contratto.
Vincent obbliga Max a fargli da autista
mentre in una sola notte deve uccidere,
uno dopo l'altro, i cinque testimoni
in un processo per narcotraffico.

この映画をみて、
あぁ私の人生もこんなフラフラしていちゃいかんのか?
とか思ったりして。ちょっとね。


Nuovo dizionario

2004-10-27 18:42:58 | うんちく・小ネタ
どこの国でも
「ワカモノ文化が理解不能」
であるのは同じなのかもしれない。
とりわけワカモノが次々に生み出す
新語の類は、
ちょっと世代が違うと
もう宇宙人と喋っているような気分になったりする。

イタリアでも同じ。
コンピューター・インターネット世代は
そういう世界で使われる外来語を
(まぁ早くいえば英語なのだけど)
イタリア語に起きかえることなく
そのままイタリア語化してつかいこなす。
Chattareとかいわれたときには
すごく不自然な気持ちになったりしたものだけれど。
あ、もっといやだったのは
Faxareだったな…。
もちろん前者は「チャットする」後者は「ファックスを送る」。

私くらいでも理解不能とか不自然に思うのだから
彼らの親の世代なんかは悲惨な状況にあるのだ。

そんな親世代のために「ワカモノ言葉の辞書」が発売になる。
「これで息子や娘のいっていることがわかるようになる」
というのが売り言葉になっているけれど、
いや、果たしてそんなに簡単なものなのだろうか。
不安は残るけれど、まぁとりあえずなにかの役には立ちそうだ。

言語学的には言葉は常に変化するもの。
ナマモノなのだから、その流れを遮る必要はない。
まぁ、うまいぐあいに共存できるのが一番いいのだけれどね。

「Dizionario storico del linguaggio giovanile
- Scrostati gaggio!-」は
Renzo Ambrogio氏とGiovanni Casalegno氏の共同編纂で
UTET社から出版されます。
道端で交わされるワカモノの言葉を拾い、
ワカモノが好んで聴く音楽の歌詞を分析し
ネット上に散乱する彼らの書き残したモノをチェックして
二人が集めた単語は7000語。
11月15日から店頭に並ぶそうです。

Dizionario storico del linguaggio giovanile sarà in libreria dal 15 novembre.