不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Corri La Vita 2011

2011-09-29 23:29:58 | 日記・エッセイ・コラム
今年もふらふらのんびり参加してきました。
天気にも恵まれて
(大会終了後、午後に一瞬大嵐がきたけどね)
爽やかなウォーキングを楽しんできました。

出発地点のシニョリア広場。
いつものことだけど、すごい人なので、
開会式のステージまで辿り着けない。
市長やプランデッリ監督がステージに上がってたけど、
私には米粒よりも小さくしか見えなかった。

Dscf1347

今年はイタリア統一150周年ということもあり
お揃いのTシャツは緑色で
ロゴに赤と白を取り入れたトリコロール仕様。

Dscf1348

緑の軍団、フィレンツェを占拠。

Dscf1346

初参加のレイラはとりあえずカンガルー状態。
下ろしたら人に踏まれたり蹴られたりしそうで怖かったので
行程の半分以上を抱っこ状態で散歩したレイラ。
人がいっぱいいてちょっとビビっているの巻。

Dscf1349

だらだら開会式が行われ、9:30にはスタートできず、
15分くらい過ぎてからスタートとなったけれど、
スタートと言われてから広場を出るまでに相当時間がかかった。
それくらい人が多くて前にも後ろにも進めない状況。
ようやくドゥオーモ前。

このあとヴェッキオ宮殿の裏手に回ったわけですが
そのときに12キロの本気マラソンの先頭集団が目の前を横切り
早々にゴールインしていました。
トップは40分台でゴールしたらしいので
我々5キロの散歩コースの人々は40分経ってもまだ
シニョリア広場周辺でうだうだしていたってことになります。

Dscf1350

うだうだしたままなんとかアルノ川まで。
橋の上も緑の軍団による占拠が続きます。

アルノ川に出たところで
右へ行く人と左へ進路を取る人に別れます(笑)。
ルート把握していない人、把握していても無視する人続出。
もうみんな自由奔放。
10ユーロの参加費を払ってTシャツとゼッケンもらった時点で
既に目的達成しているとしか思えませんが、
そんなのもありな緩い大会。

Dscf1351

私は正規ルートのグラツィエ橋へ。
橋から眺めるアルノ川。
秋の空が映り込んで美しい。

Dscf1353

正規ルートから外れた人がどこへ行ったかというと、ここ。
カヌークラブが特別にレガッタに乗せてくれるので
列ができてました。
まぁ、こんなのもCorri la vitaの楽しみの一つ。

Dscf1354

ピッティ宮殿前まできても緑の集団。
途中、例年通り、特別公開の宮殿などもあったので
そこへ立ち寄る人や、
既に疲れてお茶する人など脱落者も多く
歩いている人は随分減ってきているとはいえ、
さすがに走る雰囲気ではありません。
この辺りでレイラがうずうずし始め
カンガルー状態から脱する気配。

Dscf1355

ボボリ庭園へ突入。
レイラも初ボボリ体験。
ようやくお散歩させてもらえたレイラは
降りていきなりボボリ庭園で小用を足してました。
気持ちよかっただろうねぇ。

Dscf1357

ゴールもシニョリア広場。
ふらふら歩いていただけの我々がゴールしても誰も褒めてくれませんけどね。
レイラもご機嫌でゴールしました。

さすがにレイラを抱っこしての参加は
いつも使わない筋肉(左肩から背中にかけて)を使って
かなり疲れたけれど、よいお散歩になりました。

大会終了後のニュースでは
今年の参加者は23000人弱だったそうで、
当日エントリーした方は 途中から緑のTシャツ足りなくてもらえなかったそうです。

いつものように
この参加費用の一部は乳がん研究のために寄付されます。

Tweet della giornata

2011-09-29 19:07:13 | Tweet Log



Tweet della giornata

2011-09-28 19:07:12 | Tweet Log



Museo Gucci

2011-09-27 23:51:00 | アート・文化

フィレンツェのシニョリア広場、
ヴェッキオ宮殿の陰に隠れるような位置にある
Palazzo Mercanzia(メルカンツィア宮殿)。
古代ローマ劇場の跡に建てられた宮殿です。
もともと二つの宮殿から成り立っていて
ひとつはPalazzo Della Condottaで1337年から
傭兵隊総指揮本部が置かれていました。
その隣にあった小さめの建物に
ルネッサンスの時代に商業を生業としていた組合
(両替商、毛織物商、絹織物商、薬商)が入居していたことから
商業関係の事務所として
Palazzo Della Mercanziaと呼ばれるようになります。
商業の拡大を目的に拡張工事が行われ
1362年に宮殿の下部が完成、
上部はコジモ1世の時代(1540年)にようやく完成となり
現在の大きさの建物となりました。
後にコジモ1世はこの宮殿内に塩関税事務所を設けています。
1647年に小間物商人のFelice Ferdinando Chellini所有となり
1773年に再び塩専売局によって買い取られています。
1808年にはナポレオンの統治時期に
上層部をナポレオン所有とされたものの
1814年に再度建物全体がフィレンツェの所有となります。
その後も都市計画によって解体も何度か検討された建物で、
1871年には
南脇を抜ける通りの拡張のため一部削られたものの
現在もほぼ1600年代の様相のまま残っています。
ちなみにこの1871年の工事のときに
その下に眠る古代ローマ劇場跡が見つかっています。

今年創立から90年を迎えるGUCCIは
数年前から自社美術館を構えるという夢を持ち続けていて
3フロアで1715平方メートルのこの空間に、
自社の歴史が詰め込まれた美術館を完成させました。
内輪でのお披露目パーティは9月26日に盛大に行われ
9月28日から一般入場可能となっています。

現在のグッチのクリエイティヴ・ディレクターである
Frida Giannini(フリーダ・ジャンニーニ)によって企画設計され
グッチのモットーでもあるFOREVER NOWを
体現する空間となっているそうです。
若いころには
ロンドンのサヴォイ・ホテルのリフト・ボーイとして働いた
創設者Guccio Gucciになじみのある
「旅」をテーマにした展示から始まり、
グッチらしいモチーフを集めた展示、
歴代のバッグ類の展示などの常設展のほかに、
現代美術の特別展示用のスペースも用意されています。

ブックショップではファッションに関する書籍のほか
フィレンツェのためにFrida Giannini自ら手がけたという
オリジナル商品などを扱っています。
また美術館入場とは関係なく
誰でも利用できるカフェも併設されているので
観光の合間の骨休めにも利用できそうです。

Dscf1358

グッチ美術館入場料は6,00ユーロで
売り上げの50%はフィレンツェの重要芸術作品の
保護&修復のための基金に寄付されるそうです。


Tweet della giornata

2011-09-21 19:17:21 | Tweet Log