不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2011-06-30 19:02:38 | Tweet Log



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2011-06-29 19:02:41 | Tweet Log



Anniversario di Pinocchio

2011-06-28 19:41:00 | アート・文化

「ピノキオの冒険」は
Carlo Collodi(カルロ・コッローディ)によって
1881年に書かれた小説で、
初版はLibreria Editrice Felice Paggiから1883年に出版され
オリジナルの挿絵はEnrico Mazzanti(エンリコ・マッツァンティ)。

今では児童書の定番とも言われる名作ですが
当初は作者であるコッローディは
児童書としての作品という認識はなく
最初のバージョンではピノキオは散々の失敗&悪事のせいで
首吊りをして命果てるところで終わっています。
その後子供向けの新聞に連載されることになって
物語は少し長くなり
今知られるような、
人間の子供として生まれ変わるストーリーになりました。

ピノキオのイタリア国内、世界各地での販売実数は
把握できないくらい天文学的な数字だといわれています。
1940年に版権が消滅していることもあり、
それ以降は
誰でも自由に出版できるようになっているせいもあります。
1970年代に行われた調査では
220の言語による翻訳版が見つかったとも言われています。
つまりその当時でも、
イタリア文学で最も他言語に翻訳され
世界で愛読されている作品となっていたわけです。
1990年終わりにユネスコの統計を基にした調査では
240ヶ国語での翻訳が確認されています。

1881年7月7日にフィレンツェの子供向け新聞
(Il Giornale dei Bambini)の連載第一作目が掲載されてから
今年はちょうど130周年。
これを記念してCollodi(コッローディ)にある
ピノキオ博物館では館内の図書館に収蔵されている
数千冊の各ヴァージョンの原書のうち
最初の100冊をデジタル化して7月7日より一般公開。
これまでは1800年代の出版物で取り扱いが難しく、
ごく限られた研究家にしか公開されていなかったものも
デジタル化によって広く一般の利用者にも公開され、
館内に設置されたタッチスクリーンによって閲覧が可能です。
今後さらにデジタル化の冊数を増やしていく方針。
またインターネット上での公開は現在準備中だということで、
近い将来世界のどこにいても
オリジナルの挿絵入りピノキオの冒険が
読めるようになるかもしれません。


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2011-06-27 19:02:38 | Tweet Log



Il Fontanello in Piazza Signoria

2011-06-26 01:51:15 | 日記・エッセイ・コラム
これまで郊外にしか設置されていなかった給水ブースが
シニョリア広場にもお目見えして大人気になっています。

市内では初めて設置されたのですが、
ヴェッキオ宮殿の脇、
ネプチューン(ビアンコーネ)の噴水の裏手にあります。
Dscf0762

毎日8:00-24:00で誰でも無料で利用できます。
基本的には水道水ですが、
カルキ抜きなどの水質管理も徹底されていて
市長や市民に言わせると「かなりおいしい」らしいです。
軟水に慣れている日本人旅行客には
個人的に、積極的にはお勧めしませんが、
硬水を飲み慣れている人なら普通に利用して大丈夫かも。

向かって左がガスなし、右がガス入り。
Dscf0764

このブースですが、リバティ様式で(そうかな)
水質管理や利用料などの
インフォメーションを管理するモニター付き。
ちょっと最新テクノロジー風。

これで7カ所目になるフィレンツェ市の取り組みで
水道水の利用を推進することにより
市民のミネラルウォーターの購入費用の節約に貢献し
ゴミと運搬費用の削減によるCO2削減を目指すというもの。

過去5年間でフィレンツェ市では人口の37%が
水道水を飲み水として利用しているという統計も出ています。
これによって約40000立方メートル相当の
ボトル入りミネラルウォーターの節約に繋がっているとか。
水道水を利用することによって
1世帯年間150-250ユーロの節約になるそうなんですけど。
シニョリア広場までわざわざ汲みには行かないよね、普通。

でもしばらく観ていたけれど、
利用者は後を絶たず、結構盛況です。
もっぱら利用しているのは
近所に住むフィレンツェ市民と
イタリアおよび欧米の観光客の皆様。
Dscf0765

オープン当日は紙コップを
ヴェッキオ宮殿内で配布していたけれど、
今後はいつもあるわけではないと思われます。
空のペットボトルをもっていきましょう、
利用するつもりの方は。