不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Foro Romano e Fiori di ciliegi

2005-03-29 23:51:59 | 日記・エッセイ・コラム
foro_sakura

ローマをふらふら。
ローマ遺跡の中をふらふら。
桜が八分咲き!

異国情緒漂う春のローマ。


ローマの桜が咲いたとしても
フィレンツェの桜が咲いたとしても
残念なことに「ブログ人桜」にトラックバックしようがない…。
仕方ないので、実家のある静岡県に無理やり開花宣言!!
(違うのに…)


Pasqua e Castella

2005-03-28 19:00:00 | うんちく・小ネタ
先日友人からいただいた日本のお菓子。
亀田製菓の「つまみ種」。
小袋になっていてその袋の裏面に
「絵で見る世界食べある記」というミニコラムがついている。

復活祭の日につまんでいた小袋が
偶然にも(いや必然だ!)
「ポルトガルの昔お菓子」というタイトルで
隣国スペインがイスパニアといった昔、
ポルトガルにイスパニアから伝わった、
イースター(復活祭)につきものの菓子があった。
という書き出しで始まっていました。

それを読んでいて、
やおらカステラの起源に興味を持ったのです。
カステラがポルトガルからやってきたってこと
宣教師によって長崎にもたらされたということ、
カステラはおいしいということはよく知っているのですが、
それ以外はほとんど知らない。

なので探してみました。
詳しかったのはこちら
長崎カステラの公式サイトの中にある
「カステラ文化誌」。
とってもわかりやすく書かれているので
読んでもらえばいいのですが、
すっごく簡単にまとめると
「カステラ」という名前は
スペインの「カスティリア地方」に由来し
その製法などはスペインの「ビスコチョ」と
ポルトガルの「パンデロー」を元にしているということで。
元々は同じ文化圏ですから、発祥はあの辺なわけですね。
そしてどちらも昔は縁起のいい食べ物だったので
宗教祝日やお祝いの席で食べたらしい。

これを書いていて
カステラが食べたくなったのはもちろん、
ポルトガルの「パンデロー」が食べたくなりました。

余談ですが、私にとってカステラと言えば
どうしても
♪カステラ一番、でんわは二番、三時のおやつは♪の
文明堂なのですが
福砂屋もおいしいですよねぇ。




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Fioritura

2005-03-28 14:25:34 | 日記・エッセイ・コラム
fioritura_02

フィレンツェは京都と姉妹都市を結んでいるということもあって、
ちょっと街外れに「京都通り」という名の通りがあります。
そしてそこは桜並木で飾られています。
ちょっと遠いので、まだ今年は確認に行ってないのですが
そろそろ咲く頃かしら?

イタリアではこの時期には桜によく似た
白いアーモンドの花が咲きます。
この時期イタリアで
「桜?」と思ったらたいていはアーモンドです。
先日お散歩中に見かけたのはこちら。
アルノ川沿いで凛々しく咲く花。
fioritura_01



ということで
「くらぶアミーゴblog」の~咲いた咲いた~に♪春の小川♪のトラックバック




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Uovo di Pasqua

2005-03-27 18:44:07 | Squisito!
復活祭のお菓子といえば、
コロンバ(ハトの形をしたもそもそスポンジケーキ)と卵形チョコ。

結局今年はコロンバは購入せずに済ませることに。
そして、卵形チョコも小さいものを。

uova_pasquale
Majani(ボローニャのチョコレート老舗)の
卵形チョコをきれいにラッピングしてあるもの。
小さい飾りが可愛かったので、誰かにあげようと思ってゲット。
しかし、Majaniのサイトは、ずっとcoming soonの状態。
私はこの状態で2年くらい見守り続けているんですけど…。(爆)
このチョコレートは復活祭まで
ずっとチッチーノの目線を釘付けにしておりました。
175
「いい香りだニャぁ。」
「ここには何がついているのかニャぁ。」

uovo_pasquale_lindt
そしてもう一つは
可愛さより質を!と思って購入したLindt
中にはちゃんと「オマケ(Sorpresa)」も入っているらしい。
今からお茶の支度をして食べるのだ!



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Dopo lo Scoppio

2005-03-27 11:54:38 | アート・文化
あいにく、小雨のぱらつく復活祭となりました。
10年いて初めてのような気もします。

フィレンツェでは復活祭の日に
ばかげたド派手なお祭りがあります。

白いキアーナ牛に引かれた「花火仕掛けの山車」がドゥオーモ前に登場。
11時になるとドゥオーモ内で行われているミサもたけなわ、
ちょうど「Gloria(グロ-リア)」を合図に
主祭壇から張子のハト(精霊のシンボル&平和の象徴)に点火され
そのハトが勢いよく飛び出して山車に点火。
そして、ド派手な爆竹花火が炸裂するのです。

例年なら9時半過ぎには「いい場所を確保」するために
(日本のお花見みたい・・・)
ドゥオーモ前に出向くのですが、
今日は朝から雨。
気分はブルー。出かける気もせず。
特に10時頃には雷を伴う大雨になっていたので
「絶対中止、中止よねぇ」とココロの中で思って
今年は行かないと決めたのでした。

しかし、11時を前にして、雨が上がってきた!
となると行かずにいられない私。(爆)
で出かけたものの、既に広場は人ごみ。
花火が炸裂している音と煙はよぉく見えたんですけど…。
まぁ、雰囲気は味わった。

帰りがけを待ち伏せして写真だけは撮ってきました。

corteo27032005
ことあるごとにフィレンツェの街中を練り歩く
「フィレンツェ共和国風歴史仮装行列」の一部。旗振隊。

carro27032005
花火の仕掛けられた山車。
パッツィ家に由来するものなので紋章つき。
しかし、近くでよぉく見ると雨で湿気ってしまったのか
炸裂していない火薬が結構残っていました。残念。

chianini_pasquali
四頭立てで山車を引っ張るキアーナ牛。
でかいです、白いです。いつ見ても。
このキアーナ牛はいずれ
フィレンツェ名物のTボーンステーキになるのです…。

Oggi è Pasqua piovosa.
immagine8.jpg


パッツィ家とスコッピオ・デル・カッロの関係については
こちらの「Chiesa di SS.Apostoli」も参照してください。



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