シャワー浴びようと思ったら、
窓の外がきれいな朝日で滲んでました。
今日も良い一日になりますように。
水の都ヴェネツィアは昨今の地球温暖化の影響で、
将来的には水没の可能性ありともいわれていますが、
その前にもっと深刻な問題も抱えています。
小さな島が密集し橋や運河で繋がれている独特なつくりは
観光客にとっては異国情緒たっぷりではありますが、
暮らしてみるといろいろ不便もあるようですし
何より観光客向けの料金設定で、
生活費も年々値上がりを続けているとか。
そんな理由もあり、
40年前からヴェネツィア本島の住民数は徐々に減少を続け
40年間で半数になってしまいました。
1966年 ヴェネツィア本島住民数121,309人
メストレなど周辺も含む住民数365,758人
1976年 ヴェネツィア本島住民数102,269人
メストレなど周辺も含む住民数362,494人
1986年 ヴェネツィア本島住民数84,355人
メストレなど周辺も含む住民数331,454人
1996年 ヴェネツィア本島住民数69,906人
メストレなど周辺も含む住民数269,459人
2006年 ヴェネツィア本島住民数62,027人
メストレなど周辺も含む住民数269,261人
2009年 ヴェネツィア本島住民数59,992人
メストレなど周辺も含む住民数271,004人
そんなヴェネツィアで先日
「ヴェネツィアの葬式」なるイベントが行われました。
賛否両論のイベントとなりましたが、
ヴェネツィアの現状を再認識しようというもので
そのイベントの中では
新しいヴェネツィアの住人急募のための署名運動のほかに
生粋のヴェネツィア人のDNA採取が行われました。
実際にはこのDNA採取は
ヴェネツィアの存続を問題としたものではなく
National Geographic Societyと
マサチューセッツ工科大学の主導で
ヨーロッパ民族の形成を研究するための
資料として利用されるものです。
研究者は12月半ばまでヴェネツィアに滞在し、
総計で5000のヴェネツィア人の
唾液サンプル採取を続けています。
科学的に有効なサンプル資料としては
300検体が必要ということで
採取したDNAの中から選抜されることになるようですが
DNA採取の対象となるのは男性のみで年齢は問わず、
ただし両親、祖父母がヴェネツィア人であることが第一条件。
この条件が「生粋のヴェネツィア人探し」と
根底で繋がっているのかもしれません。
研究自体は全世界で100,000検体のDNA採取が予定されており
採取した遺伝子を研究・分析することによって
中欧・西欧の民族の起源を明らかにするというものです。
イタリアではヴェネツィアを中心に
ヴェネトの遺伝子が採取されるのみですが
昔から言われているヴェネツィアのヨーロッパ起源説の正否が
この研究によって明らかにされるのではないかといわれています。
今年も残すところ１ヶ月とちょっと。
来年の手帳を買いに出かけてきました。
いつものようにGucciのレフィルを買ったのですが
まず、本店に行って感じたのは人の少なさ。
今年は他に行く機会もなかったので、
昨年末にレフィルを買ってから
お店に足を踏み入れてはいなくて
久しぶりに行ったせいなのかな。
昨年まではいつも人の行き来があって
なんとなくわさわさしている感じだったのですが
そういう雰囲気を感じなかったし
実際に買い物している人の数も
例年よりも少なかった。
私が行ったときがたまたまだったのか
それともやはり長引く不況の影響なのか。
そして、レフィル毎年値上がりしていると思うんですけど
今年は40,00ユーロでした。
もっと安い気がしていたので現金で払うといってから
料金確認したら「あれ？」って感じでした。
40,00ユーロならカードで払えばよかったよと
後から思ったんだけど。
近所のBorgo Ognissantiに
クリスマス・イルミネーションが取り付けられたのは12日。
本日点灯していました。
私の記憶では
例年12月に入ってからの点灯だったのだけど、
今年は早かったよね。
まぁ、気分はまだクリスマスじゃないですけど
雰囲気は徐々にそういう感じでもいいかも。
イルミネーションが早くついたのは
新しい市長になったからなのかなぁと思いまして。
私はPro Renziなので、基本的には
陰からこっそりいろいろ応援しています(笑)。
でも、一つだけ気になることがありまして。
それはフィレンツェに導入される予定のトラム。
導入予定ってハードは98%完成しているので
これを今更撤退とはいえないでしょうから
いずれは稼動すると思ってますが、
市長はどうしてもクリスマスまでに稼動させたくて
なんとなく焦りが見えるんですよね。
クリスマスのイルミネーションとは違って
人の命や街の秩序も関わってくることなので
あまり焦らずに
きちんと進めたほうがいいような気もしています。
というのも今朝トラムの試運転中に
Porta al Pratoで脱線して電柱に激突したんですよね。
今回は切り替えシステムの問題だということですが、
一説ではカッシーネ辺りでは
地盤の緩めのところに線路を敷いているので
自然に線路の幅が変動しているとかいないとか。
そんなことが本当だったらいつか脱線しますよ、
乗客を乗せた状態で。
ちゃんとチェックしたほうがいいよ…。
ハードは98%整っていますがソフトはまだまだ。
ハードでは車両の納期が遅れているので
車両数が足りていません(笑)。
ソフトでは60人を選抜した運転手ですが
そのうちコースを終了して実際に運転できるのは
今の時点では8名だけ。
イタリア人8名でどこまで過酷なシフト体制に
耐えられるというのでしょうか。
すぐにネを上げるに違いない…。
ということで市長の気持ちはわかるけど
クリスマス前の稼動には
まだまだクリアしなくちゃいけないことがいっぱいです。
期待はしています。
ランチで家に帰ったら、
私の寝床にこんな姿で
眠りこけてたチッチーノ発見。
伸びすぎです。
チッチーノのお腹の辺りに山ができていますが、
そこには湯たんぽを独り占めしたビリーが隠れています。
寒くなってきたからか
最近二匹は湯たんぽを挟んで
寄り添って寝てることが多くなりました。
私の不在を察したのか、
ビリーの機嫌が悪くて、
いたずらや悪さが目立つこの頃です。