不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Certificato del medico

2011-02-27 18:54:49 | 日記・エッセイ・コラム
午前中にジムに行ったら入り口でアラームが鳴って止められました。

昨年提出した医師の診断書の有効期限が切れているということで。
そういえば、もう1年くらい経つのだなぁとしみじみ。

昨年は入会特典かなにかで
提携している医療センターでのチェックアップが無料だったので
そこまで行って診断書を作ってもらったのですが、
めちゃくちゃ遠いんだよね。

市内に3カ所あるジムなんだけど、
そのなかで最も巨大な施設は街外れの丘の上。
公共交通機関では丘の麓までしか行けなくて
そこから先は長い坂道をひたすら歩かなくてはならず
仕事終わってからの薄暗い夜道を一人で上るのは
何かの罰ゲームかというくらい危険。
しかし、昨年は1時間たりとも外出許可が出なくて
仕事が終わってからでないとどこにも行けなかったので
タクシーで行ったんだよね、閉館ぎりぎりに。
それも12月から何度も予約の取り直しをして
ようやくチェックアップを受けたのは
2月の月末締めの日だったんだ、そうだった。

なので、1年経って
新しい診断書持ってきてねってことに。

しかし、今年もまたホームドクター制に登録していないので
簡単に診断書をお願いできるお医者さんもいない私。
みんなにさっさとホームドクターをつけろと言われながら
面倒くさくてやってないので、
こういうときに困る訳ですな。

まぁそれでも登録に行っているのも面倒なので(笑)、
今年も丘の上の医療センターでチェックアップしてもらおうかと。
ただし、今年は無料チェックアップ対象外だから
自分で料金確認して払ってきてね、
と何もしてくれないジムのお姉ちゃんに言われました。

明日にでも電話してみよう、医療センターに。
早いうちに診断書がもらえますように。
今年は営業時間中しかアポイントとれなかったとしても
外出許可もらって行かせてもらうよ。
でないとまた2ヶ月も待たないとアポイントとれなさそうだもん。

階段昇降があるんだよね。
昨年もやったんだけど、
どう見ても私の身長とは適合性のない
めちゃくちゃ段差のある階段を上り下りさせられて
通常よりもかなり息が上がっちゃったんだよね。
それでも丈夫な心臓は何の異常もなしって
結果になってたから良かったけど、
今年はせめて私の体にあった段差でお願いしたいな。



Viene il Boom di latte di mandorla ?

2011-02-23 20:16:45 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカではどうも最近
「アーモンドミルク」が流行っているらしいですよ。

豆乳よりも味わいがよく、
牛乳よりも脂肪分が少ないかららしいです。

2010年アメリカでは
牛乳の代替商品として販売されたうち
13%がアーモンドミルクだったとか。

アーモンドミルクはコップいっぱいで60カロリー、
一方豆乳は90カロリーなんだって。
中学校の家庭科の時間に
カロリー計算とかさせられたときにも意味不明だった私は
この人生でカロリーのことを一度も気にしたことがないので
実はよくわかりません(笑)。

そしてイタリアの市場に出回っている
植物由来のミルクはどれも
100g中ミニマム120mgのカルシウムを含んでいるということで
その点では牛乳に見劣りしないのだそうですよ。
ただし、イタリア国内では
今のところアーモンドミルクは
栄養成分表リストに含まれていないので
いずれも製造者の自己申告ですけどね。

なんか昔飲んだココナツミルクがあんまり美味しくなかったので、
そういう類のものに食指が動かないけれど
今度どこかで見かけたら買ってみようかな。

シチリアはアーモンドの生産量も多いし、
もしかしたら美味しいものがあるのかも!

そういえば、まだ小学生だったころ、
親戚のおばさんのところで
当時はまだ珍しかった(と思っているだけかも)豆乳を
飲まされたことがあった。
というのも小さいころから牛乳が大嫌いで
給食のときもどんなに担任に嫌がらせされても
居残りさせられても絶対飲まなかったので
母がそれなりに心配して何か代替品をと思ったんだろうね。
しかし、その豆乳も今飲んだら美味しいのかもしれないけど、
子供だった私には全然美味しくなくて
正直に「わ、まずい。もう飲みたくない、ぺっ」って
言ったものだから
母の逆鱗に触れ
しばらく嫌味を言われ続けたことがあったよなぁ。
まず母の優しさを理解しなかったことに対して
そして食べ物飲み物を与えてくれた人の前で
悪態ついたことに対して。

それから私は食べ物に対しては
どんなにまずいと思っても
作ってくれた人や差し出してくれた人の前では
まずいとか文句を言うことはしなくなりました。
あのときの母の教えはちゃんと身に染みたのですよ。


La scienza e la balena

2011-02-22 22:28:00 | アート・文化
400万年前、鮮新世期のクジラの化石がピサ郊外の
Orciano Pisano(オルチャーノ・ピサーノ)で
見つかったのは2007年。
フィレンツェの自然史博物館の古生物学者
Stefano Dominici(ステファノ・ドミニチ)は
この化石の研究を続けています。

その昔、トスカーナの丘陵地帯の一部は海中にあり
ピサ周辺では数多くの化石が見つかっています。
このクジラの化石は体長約10メートルで
解剖学的にもほぼ完璧に近い骨格で残り、
周辺は小魚や無脊椎動物の残骸で囲まれています。
400万年前の海中の生態系がいかなるものであったかを
研究するイタリア初のケースとして注目されています。
周辺に残されたいくつかのサメの歯の化石から
クジラはサメに襲われて命を落とし海底深くに沈み、
そののち海底で
ほかの魚や無脊椎動物の栄養分となったと考えられます。

このクジラの化石の研究・分析を続けるドミニチ氏が
今回新たな試みとして取り組んだのが
ピサの南の海岸に打ち上げられたクジラを使った検証です。

1月末に原因不明の栄養失調で力尽きて
Parco Naturale di San Rossore(サン・ロッソーレ自然公園)の
砂浜に打ち上げられた、
体長18メートル、35トンのメスのクジラで
Regina(レジーナ)と名付けられました。

イタリアでもこうして浜に打ち上げられる
クジラやイルカは珍しくはありません。
たいていの場合は粗大ゴミとして処分されるのですが、
ドミニチ氏の提案で
レジーナは科学実験の素材として有効活用されることになりました。
この大きな遺体に20トンのコンクリートの重しをつけて
外洋に運び出し、海底60メートルに沈め
今後数年にわたり定期的に水中ロボットが偵察を行い
海洋生態系と食物連鎖などについてのデータを収集することになります。

400万年前の化石の調査では
死んだクジラを栄養分としていたであろう一般的な魚のほかに
数多くの微生物の痕跡も確認されています。
クジラのような巨大な生物が死ぬと
まずサメなどが大半の肉を食し、そのあとに魚が群がり、
さらにバクテリアなどの微生物が寄り付きます。
こうした微生物は排泄物として硫化水素を発生させますが
この硫化水素はほかのバクテリアのエネルギー源にもなる
という連鎖が約10年ほどで完結すると考えられています。

これまでクジラの死体を中心とする生態系の研究は
寒流の海洋で行われていましたが、
地中海では実験されたことがなく、実態がわからないままでした。
400万年前の化石の分析調査と並んで、
レジーナの遺体は不明な部分も多い地中海の生態系研究に
貢献することになるやも知れません。

硫化水素をエネルギー源とするバクテリアは
元々海底火山の周辺に生息するもので
こうしたバクテリアが比較的浅い海岸周辺でも確認できるのは
栄養分を求めて海底から
クジラなどの遺体を次々と渡り歩いて
浅瀬までたどり着いたのだと考えられているそうです。
そして、こうした硫化水素をエネルギーとするバクテリアと
共生し、それを栄養分とする二枚貝なども存在します。

そんなことを考えると
また海の奥が恐ろしい世界のように思えてきます。
私は小さい頃から海辺が好きだけれど
海の中にはいろんなもの棲息しすぎていて怖いのです。


Prima serata con musica dal vivo

2011-02-18 19:38:13 | 日記・エッセイ・コラム

新年会で交流を深めた方からのお誘いで出かけた
Aperitivo & Jam Session。

アルコールは飲まないし、ジャズもよくわからないので
どうしようかなと思ったりもしましたが、
せっかくのお誘いだし、
新境地を拓くつもりで出かけてみました。

手持ち無沙汰になると寂しいなぁと思った小心者は、
お連れのものにレイラを命名。

「どこに行くのかよくわからないけど、
一緒に出かけられる」というだけで
テンションの高くなったレイラを連れて
ちょっと遅刻して会場となるエノテカPerbaccoに到着。

100メートルくらい手前から
既にドラムの音が漏れ聞こえていて
途中から入るのは申し訳ないから、
引き返そうかなとか思ったりしているうちに
ずんずんレイラが入店。
好奇心旺盛なレイラ・・・。

しかし、いざ店内に入ったら
大音量の音楽にレイラはビビリまくり。
そういえば、自宅でもそんなに音楽聴かないし
何よりこんな大音響で聴くことはなかったから
レイラにしてみれば初体験。
びっくりしたんだろうね。

2階に上がると
新年会でお会いした見知った顔がちらほら。
ちょっと安心(笑)。

エノテカだけに皆さんワインを楽しんでいらっしゃいましたが、
飲めない私はミネラルウォーターでね。
ブュッフェはフェラガモグループのシェフが担当ということで
シンプルながらなかなか美味しくいただきました。

Dscf9959_2

ジャズのセットリストはまったくわからないけれど、
心地よい音楽でこちらも楽しませていただきました。
レイラも最初こそ大音響にびっくりしていたけれど、
そのうち慣れて私の元を離れて散策に出かけたり。
といっても直径1-2メートルの範囲だけどね(笑)。

Dscf9966

2時間ほど楽しく過ごさせてもらったら22時過ぎ。
そろそろレイラの電池の切れるころ。
みんなに可愛がってもらって
はしゃぎすぎたレイラは
自分でカバンに入って帰り支度。

たまにはこんな過ごし方もよいね。


Bicchierini di Emporio

2011-02-17 19:27:56 | Squisito!

自宅でワンコ&ニャンコとダラダラしているのが
基本的に好きなので
ちょっと油断すると毎日同じことの繰り返しだったりします。
友人とはネット上で繋がっていて、
なんか別にリアルで会わなくてもしあわせぇ
とか思っていたりするので
下手すると仕事以外で誰ともお話していなかったり。
特に相手がイタリア人の友人だと
ちょっと寒くなって
家から出るのが億劫になったりするとご無沙汰になりがち。

ちょっとご無沙汰していた友人から
案の定、「たまには会おうよ」とお声がかかりました。

友人の一人が新しいレシピを披露するから
ということだったのだけど
私と他二名は
彼女の料理の腕に疑念を抱いているので(笑)
外食にしようと誘導したものの
作戦は失敗に終わり、彼女の自宅で夕食。
約束は21時。

その日仕事で同僚とちょっと不毛な掛け合いがあったので
嫌気が差して、すべての仕事を放り出して
夕食の前にジム行ってさっぱりすることにして
残業もせずにさっさと片付けてジムへ。
サウナでまったり汗かいてから待ち合わせの場所へ。

車で拾ってもらって、もう一人拾いに行き、
手ぶらもなんだし、
彼の家の近くのGelateriaで
ジェラートでも買っていこうということになり
向かったのがサンタ・トリニタ橋のふもとにある
Emporio di Santa Trinita'
ジェラート買う気満々だったのに、
お店に入るやいなや
友人が眼を留めたのはジェラートではなくてムース。

小さいプラスチックの容器にきれいに盛られたムースたち。
4人の夕食だったので4フレーバーをふたつづつ。

8個で10,40ユーロなので、
結構お手ごろな価格な上に
かなり豪華なプレゼンテーションになるので、
手土産としてはインパクトあってよいかも。

Mcs_003
イチゴムース、ベリームース、
チョコレートとシリアル、オレンジムースね。

夕食は彼女が挑戦した新しいレシピ
カレーとえびのリゾットだったんだけど、
やっぱり彼女の料理の腕は上がってなかった、残念ながら。
でも一所懸命作ってくれたものだったので美味しくいただきました。
セコンドででてきた
からすみとルコラとナッツのサラダは
素材もよくて食感も新しくて美味しかったし。

デザートに私はチョコレート&シリアルと
オレンジムースを選択。
甘さ控えめなところはよかったんだけど、
ちょっと想像していたのと違った。
チョコレートのほうは
なんかどことなく脂っぽいというか
バタークリームっぽかったのはなぜだろう。
バタークリームだったのか?

Mcs_002
オレンジのほうは
乗っかっているオレンジの砂糖漬けが
妙に硬くて、せっかくのムースとのハーモニーがなってない。

こういうのは日本人に作らせると
きっととっても繊細に出来上がるんだよねぇ。
まぁ、4人のうちそう感じたのは日本人の私だけだったようで
ほかの3人は美味しそうに食べていたので
きっとイタリア人には喜ばれるんだと思います。
もしくは私があまりの眠気のせいで
味覚がおかしかったのかもしれないし。

ちょっともう一回違う機会に
買って食べてみようと思います。
というか、自分でムースを作りたくなってきた。