不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Rifare la relazione

2011-01-29 22:22:51 | インポート
ご存知の通り、 ネット上には常駐でも リアルでは無精な私。 そのせいでオマタは音信不通と思っている人も山ほどいると思います(笑)。

今日レイラと郵便局からペット屋さんに移動中に、随分長く連絡をとっていない友人に呼び止められました。

彼女にはビリーが小さい頃からビリー共々お世話になり、ビリーが天に召された時には心配してメッセージを送ってもらっていたのに、どうしても返事ができなかった。 ビリーを失った時の衝撃が大きくて、あの頃は誰にも連絡していなかったのだけど。 レイラを迎えて少し元気を取り戻してからも彼女に連絡は結局していなかった。

彼女との付き合いの中で、私自身が嫌な思いをしたことはないけれど、私が大事に思っている人たちと彼女の間で過去にいろいろあったせいで、私も何となく遠巻きにしてきて数年。 気にはしていても私からは連絡することもなく、今まで街中ですれ違うこともなかった。

それが今日、たまたま。 偶然は必然。 お互い隙間の時間にほんの少しだけ立ち話。 お互い少し年を重ねたことを除けば表面上は昔と全く変わらない。 懐かしささえ覚えた再会ではあった。

ただ、彼女の口から、私が大事に思っている友人とのお付き合いを断っているからと聞いた時に、すごく悲しくなった。 世の中には、「知らないわけではなかったけれど、肯定されるとどうしていいかわからないこと」ってあると思う。 二人の関係がぎくしゃくして壊れたことは風の噂に聞いていたけれど、わずか5分程度の再会の場で、聞きたくないから聞かなかったのに、それを察することもなく自ら肯定してくるところが相変わらず無神経だなと一人苦笑い。

だいたい小学生じゃあるまいし、いい大人が絶交って。 日本から遠く離れてみんな一生懸命生きている海外で、そんな子供みたいなことにこだわっていることに嫌悪感を感じるんだよね。

人間同士、相性もあるし、それぞれ付き合いにくい人だってもちろんいる。 人類博愛なんて理想も、今の時代ではきれいごとだってこともわかってる。 私自身苦手な人もたくさんいるし、短気なせいで喧嘩もして壊してしまう関係も一つや二つじゃない。 でもこれは私の性格なのかもしれないけれど、しばらく時間を置いたら、また元のように普通に付き合いを再開させることができる。 そういうところが、逆に頓着なさすぎて嫌だとか、軽薄すぎるとか、ただのわがままだとか批判も受けるけど。 私の中で咀嚼ができた時点で私にわだかまりはないのよね。 ケースによって要する時間は違うけど、時が経てば関係再構築は可能。

だから、久々に会った時は彼女とも以前のように行き来ができるかなと思ったんだけど、今回ばかりはそう簡単でもなさそうだ。


Annuncio della Festa dell'Anno Nuovo

2011-01-27 19:49:14 | 日記・エッセイ・コラム

2月に入ってから新年会をやろうという根性のある私です(笑)。
1月初旬から
いや、本当は12月の半ばころから
フィレンツェで新年会!!と騒いでいたわりに
いつものように腰が重くて
結局こんな時期になりましたが確定したのでお知らせです。


広くいろんな方に参加していただきたいので、
フィレンツェ在住のお知り合いにも是非お伝え下さい!


★フィレンツェ2011年新年会★
日時:2011年2月10日 (木曜日) 19:30-21:30
会場:Cuculia Via dei Serragli 3r
(カッライア橋を渡った先、オルトラルノ地区です)
会費:15ユーロ/大人1名 
定員:30名(予定)
*当日は立食パーティーですので、いろんな人と気軽に歓談してください。
*料金にはビュッフェ料金とワンドリンクが含まれています。
*2杯目からは有料になりますので各自精算して注文してください。
*お子様は無料。
*上記会費とは別にお一人5ユーロ相当のプレゼントをご持参下さい。
*イタリア人のパートナー同伴でも問題なしです。


●当日の流れ
19:00 受付開始
     受付で参加費とプレゼントをお預かりし
     交換でドリンクチケットと抽選チケットをお渡しします。
19:30 ドリンクチケットをCuculiaスタッフに提示の上
     お好きなドリンクをゲットしてビュッフェ開始
     ビュッフェはフィンガースナック数種、プリモ3種を予定
20:30 プレゼント交換&抽選会
     持ち寄ったプレゼント交換と
     主催者側からのプレゼント抽選会をお楽しみ下さい
21:00 PRタイム
     ショップ経営している方、イベント企画している方
     その他もろもろアピールしたいことがある方には
     時間を設けますのでご自由に主張してください。
     ただし宗教・勧誘・押し売りは断固お断り!!
     みんなが楽しめる雰囲気を壊さないようにしましょう
21:30 解散


みんながふらっと集まって
賑やかに楽しめる場でありたいと思いますので
ぜひお気軽にご参加下さい。


人数調整もありますので
2月7日までに参加表明のお知らせをお願いします。
●メール infoあっとalbero4.net 
*あっとを@に置き換えてください
●Twitter @albero4 にダイレクトメール下さい
●ブログコメント
●電話 055-0510126 
     もしくは私の携帯番号ご存知の方はそちらまで
 


Omaggio al Re di Savoia

2011-01-25 20:31:55 | アート・文化

今年はイタリア統一150年で、
トリノを中心にイベントが目白押しのイタリアです。
日本では年明けからNHKでイタリア特集が組まれているので、
ご存知の方も多いかと思います。


日本の世界史で習うイタリア統一は
ほんの少ししか触れないので
1861年、リソルジメントとガリバルディという単語だけを
記憶している方も多いかもしれません。
もともと都市国家の集合体であり、
且つ周辺に強力な世俗支配国家が君臨することを
良しとしなかった教皇庁の意向もあって、
イタリア半島には長い間、周辺国家の支配が混在し
お互い勢力を凌ぎあっていました。
これを民衆と王家の力で
少しづつ外来勢力による支配から解き放ち
イタリア統一を成し遂げたのですが、
立役者はGaribaldi(ガリバルディ)、Cavour(カヴール)と
Vittorio Emanuele II(ヴットリオ・エマヌエレ2世)とされています。


Casa di Savoia(サヴォイア家)は
1720年にハプスブルク家との交渉により
サルデーニア王国の王位を得て、
その後力をつけてイタリア統一の核となり
1861年からはイタリア王国の王位継承。
初代イタリア王国の王がヴィットリオ・エマヌエレ2世で
祖国の父と呼ばれています。
イタリア王家としては4代続きましたが、
1946年5月に3代目のヴィットリオ・エマヌエレ3世が
退位してエジプトに亡命し、
4代目は1946年5月9日に王位継承後わずか1ヶ月で
6月2日の国民投票により
イタリア共和国が成立してポルトガルに逃れています。
1946年の国民投票では
王政支持1000万に対し共和制支持1200万だったそうです。
サヴォイア家の王位継承直系男子の
イタリア入国を禁じる法律により、
一族は長らく海外追放となっていましたが
2002年の憲法改正で
イタリアへの入国が認められるようになりました。


そうした背景から
これまでサヴォイア家の扱いはかなり悪かったのですが、
イタリア統一150年の式典の中で
現大統領Napolitano(ナポリターノ)は
Altare della Patria(アルターレ・デッラ・パトリア)を訪れるだけでなく
Pantheon(パンテオン)にも赴くことが決定しました。
アルターレ・デッラ・パトリアとは
ローマのヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂の中央にある
「祖国の祭壇」ですが
パンテオンにはヴィットリオ・エマヌエレ2世、
息子ウンベルト1世とその妻マルゲリータが永眠しています。
そのヴィットリオ・エマヌエレ2世の墓に
敬意を表して献花を行うということで
実に戦後初めての歴史的な式典となる予定。


これを期に海外に葬られたほかのサヴォイア家の遺骨を
イタリアに戻そうという動きもありますが、
今回の式典は飽くまでもイタリア統一に関するものであり
統一に貢献した初代イタリア王への敬意表明に過ぎません。


ちなみにファシズム政権時の王位にあった
ヴィットリオ・エマヌエレ3世はエジプトのアレッサンドリアに、
最後の王となったウンベルト2世は
フランスのアルタコンバに眠っています。
もちろんパンテオンには
まだこの二人を迎えるスペースはあり
イタリアの法律でも規制はないのですが
果たして今後どういう方向に発展するのか。


Ho mangiato un paio di giorni di fila

2011-01-24 20:20:20 | 日記・エッセイ・コラム

一人でいると食事をおろそかにしがちなのですが、
本人はあんまり気にもしていなくて
お腹空いたらその辺にあるものを食べていれば
なんとか一日暮らしていけてます。


好き嫌いが多いこともあって、
あんまり食事に執着しないのだけど、
友人が来ている間は
一緒に美味しいものを食べようと思います。


約1週間の滞在で友人が我が家にいたのに
結局自宅で食事をしたのは
彼女が到着したその日の夜だけでした。


それ以外は友人宅でご飯だったり
外食だったり。


私にしては大量に食べ
3ヶ月か6ヶ月分くらいの動物性たんぱく質と栄養を補給(笑)。


この一週間で食べたものなど。


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金曜日に友人宅でいただいた子豚ちゃん。
お肉がとっても柔らかくて
普段お肉食べない私でも美味しくいただけました。
レイラが一番喜んでいたような気もしますが。


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知り合いから差し入れでいただいたデニッシュ各種。
サンタンブロージョ市場近くのパン屋さんのものだそうで
奥の長細いのはまるで揚げパン。
左奥のアップルパイは絶品でした!


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友人がお土産でくれたチョコレート。
修道士さんたちが作るものですが、
普通に美味しいです。
一気に食べちゃった。


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Cuculiaのホットチョコレート。
この写真だと濃厚さがわかるかも。


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スクランブルエッグとトースト。
久しぶりに家でもトーストが食べたくなる
懐かしい味でした。


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Belcoreのコーンスープ。
これまた濃厚でお替わりしたいくらいですが、
突き出しですので、遠慮しておきました(笑)。


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前菜は自家製ハムとちりめんキャベツのソテー。
今年の冬はちりめんキャベツにはまっているので
選んでみた一品。


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友人が食べていたウサギちゃんのテリーヌ。


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ポルチーニ・スープのパイ包み。
ベルコーレのスープは本当に美味しい。
これだけでお腹いっぱいのボリュームだしね。


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パイを破ると辺り一面にポルチーニの香りが!!


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ストゥルーデル。
これは脇役のシナモンジェラートが劇的に美味しかったので
シナモンジェラートだけほしいです(笑)。


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友人が選んだカントゥッチのババロア。
カントゥッチの粒粒も入った食感の新しいババロアでした。

ほかにも13Gobbiで恒例のリガトーニや
ボッタルガのパスタも食べたし、
久しぶりにYellow Barに行って唐辛子の利いた
カレッティエレも食べたし。
友人宅でタイカレーもいただいたしねぇ。

食べ続けの1週間でした。
今日からまた一人暮らし。
食事への興味が急に薄れた気がしている・・・。


Il toast e la cioccolata calda

2011-01-23 00:47:42 | Squisito!

寒い土曜日、
友人と街中散策中に温かいモノが欲しくなり、
Cuculiaに寄り道。

以前から見かけて気になっていた
Cuculiaのホットチョコレートを飲んで暖まろうということに。

メニューを見ているうちに食べたくなったので、
スクランブルエッグのトーストも注文。

ホットチョコレートはオレンジ風味のモノがよかったのだけど、
あいにく品切れ中でビターチョコで。
濃厚なチョコレートだけれど、
甘みが自然で不思議と重くなくとっても美味しい。

スクランブルエッグもほどよい味付けで、
やっぱりCuculiaよいなぁとひとりごちてみたり。

Blb

レイラは私の膝の上で獲物を狙い続け、
パン屑だらけの顔で
スクランブルエッグのおこぼれをゲットして大満足のようでした。