不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Ritorno dei gladiatori al Colosseo ?

2008-12-30 17:06:13 | アート・文化

コロッセオでグラディエーター同士の
真剣勝負が見られるとしたら
観戦したいと思う人が
世の中には想像以上にいるのかもしれません。

ローマ市の考古学監督局長である
Umberto Broccoli(ウンベルト・ブロッコリ)の構想の中に
2000年前の闘剣士復活も含まれているようです。
単なるお祭り騒ぎではなく、
スペクタクルとしての古典復活。
ローマには数多くの美術館があり、
それぞれのスタイルで古典紹介をしていますが
それだけではなく、
より古典を身近に感じてもらえるような
芸術的イベントとして捉えているのだそうです。

2000年前に人々が
どのような暮らしをしていたかを知るためには
立体映像などのバーチャル体験だけでは
不十分であるということで
実際にどのような音を聴きどのような臭いを嗅ぎ、
どのような興奮を共有していたかを
実際に体験する必要があるとした上で
もちろん道徳的にも物理的にも
2000年前とまったく同じものを
再現することができないことも認めています。
限られた時間で限られた場所で限られた人にだけ
公開されるエンターテイメント性の高い
ショーとしてのグラディエーター復活。
果たして本当に実現するかはまだまったくわかりません。

ローマには他の都市と同じように伝統文化を守るために
いくつもの団体が存在していますが
そのうちの一つにGruppo Storico Romano
(グルッポ・ストリコ・ロマーノ)というものがあり
この団体は定期的にグラディエーター養成コースを設けています。
1994年にひょんなことから発足したこのグループは
2008年現在200人のメンバーを数え、
闘剣士たちは日々鍛錬を行い、
時に組み手も行っているのだとか。
できるだけ古典に忠実に、しかし互いに怪我をしないように
典範を改正しスポーツとして楽しめるものになっているそうです。
使用する剣は2000年前に使われていたものと同じ重さ、同じ長さ。
しかし、研がれてもいないし、切っ先も切られていません。
また寸止め方式が取り入れられているので
敵顔面の5センチ前で刀を止めることが原則となっています。
この活動の延長線上に、より文化的な意味合いの
グラディエーター復活があるのだとすれば、
観光客誘致には有効かもしれません。
実際、アメリカ人と子供には非常に受けるだろうと
グループ代表はよんでいるようです。

果たして現代のグラディエーターが実現するのか。
暴力の溢れた社会で
間違った利用だけはされないように祈ります。

実現されたら一回くらいは観に行ってもいいかなぁ。
流血沙汰がないことが前提ですが。
しかし、アメリカ人と子供に受けるというのは笑えました。
両者は感受性が同レベルなんだろうか・・・。


Concorso del Logo dell'Associazione

2008-12-29 00:16:51 | インポート

こっそりこっそり準備を進めていた私の陰謀計画。
心強い友人(彼女彼女を含む)の賛同を得て、
ようやく実現。

Associazione Culturale Giapponese Tokagheは
2008年12月11日に
イタリア人2名、日本人4名で発足しました。
全ての書類手続きも完了し、いよいよ船出。

●日本文化交流非営利団体「とかげ」のコンセプト
フィレンツェを中心とするイタリア全土で、
伝統文化から現代のジャンキーな文化まで
間違いのない日本を理解してもらうために活動します。

●主な予定活動内容
日本映画上映会
(長年の夢だったのだ)
日本映画フェスティバル
(おまけでくっついてきた美味しい話なのだ)
日本モノ・メインのフリーマーケット
(近年の夢だったのだ)
日本語イタリア語の本やマンガの貸し出し
(長年の夢だったのだ)
日本語教室
(長年の夢だったのだ)

こうした活動のほとんどが私自身や
立ち上げに賛同してくれたエネルギッシュな友人たちが
ずっと密かに持ち続けてきた夢のかけら。

他にも展示会、コンサートなど
枠にはまりきらない様々なイベントを企画しています。
全てを2009年中に実行することはできないとしても
力をつけて着実に進んでいこうと思ってます。

しなやかでアグレッシブ。
そんなイメージの「とかげ」。
常に太陽の光を求めているとかげのように、
我々も常に光の差すほうに向かい
我々のフィルターを通した本当の意味での
生きた日本を紹介していきます。

そんな文化交流のシンボルとしての
「とかげ」のロゴを一般公募しています。
我々の活動に賛同してもらえる方、
少しでも興味を持ってくれた方がいたら
是非応募して下さい!

<<ロゴ応募条件>>
色彩・カラー :自由
保存ファイル形式 : PSD または TIFF (無理な場合はJPGでも)
ファイル・サイズ : MAX 800ピクセル x 800ピクセル
透過処理 :必須
そのほか :「TOKAGHE」もしくは「とかげ」の文字を入れてください。

応募先 : 画像添付メールで(←クリック)
締め切り : 2009年1月16日
選考 :2009年1月18日
結果発表 :2009年1月20日
応募作品は未発表のものに限らせていただきます。
応募作品の返却は致しませんのでご了承ください。
選出されたロゴマークの著作権は選考以降は当団体に属するものとします。

生まれたばかりの非営利団体なので
たいした御礼もできないのですが
コンクール優勝者には下記の小さな賞品をご用意しています。
1.日本文化交流非営利団体「とかげ」の名誉会員
(団体主催の各種イベントに半永久的に無料で参加いただけます)
2.下記より選択
a)ヨーロパ圏内で有効のライアンエアー航空券クーポン50ユーロ分
b)イタリアの美味しいもの詰め合わせ50ユーロ相当

色んなアイディアをお待ちしています。


Pulizia della fine dell'anno

2008-12-28 23:09:25 | 日記・エッセイ・コラム

年末の大掃除にはもってこいの4連休だったのですが
結局何もせず、本当に何もしないで終わりました。

毎日昼頃まで昏々と眠り
目が覚めてもぐずぐずとベッドの中で本や新聞を読み
ビリーに急かされてようやく起き出して散歩に行き
ご飯を食べては
ソファにお布団と本を持って移動して
ビリ&チッチーノの攻撃にもめげず
ひたすら読むか寝るか。
午後遅くなって思い出したように映画に行ったり、
スーパーまで買い物に行ったり。
夜は久々にテレビの前に座って映画の再放送を観て、
飽きるとWiiのスイッチを入れてトレーニングしてみたり。
体が温まったらまた本を持ってベッドに移動して
そのまま気づいたら朝だったり。

5月末に休暇を取って以来
実際休みらしい休みはまったく取っていなかったので、
久々のぼんやりモードを楽しみました。
友人には申し訳ないけど、携帯もサイレントモードで
外界との接触を絶って引きこもりました。

日曜日はさすがに何かしなくてはと思い、
10月からたまっていたメールを読み
失効しそうなポイントを使ってネットショッピングしたり
積読状態になっていた本を整理して本棚に並べてみたり
ちょっとだけ家の中の不用品を廃棄してみました。

とても年末大掃除とはいえないけど、
家の中、コンピューターの中ちょっとだけきれいになって満足。

2008年買ったまま手をつけていないもの。
カーテンレールとカーテン。
ジノリの食器。
ipod用のスピーカー。
これらはまだ放置されています(爆)。

あと二日仕事したら、一応今年は仕事納めです。

今日は朝も夕方もビリーのお散歩のときに
粉雪がちらついていたフィレンツェ。
大晦日も冷え込みそうです!


Ultimatum alla Terra

2008-12-26 18:31:45 | 映画

ただいまクリスマスの4連休中。
24日の夕飯&25日の昼食と
友人宅でクリスマスをお祝いして食事をし
苦しいほど食べて、明けた26日。

今日も懲りずに
友人宅にランチを食べに行く予定ではあったのですが、
実際にはお腹も空いていなく、
まずランチに間に合う時間に起きなかったのでパス。

15:30からの上映回で「地球が静止する日」を観てきました。
Ultimatum alla Terra
2315012949
「地球という惑星は人類という一種族の所有物ではない」
というメッセージはよぉくわかるし、
「人類のエゴや自意識過剰により地球が苦しんでいる」
というメッセージもよぉくわかるのですが
映画としては何もかもが中途半端でもったいない。

キアヌ・リーブスが好きなので、
彼が救世主であることには大賛成ですが、
いまひとつ役割が確定していなくて不十分。
惜しいなぁ、と思いながら。
子役はウィル・スミスの実の息子、
Jaden Christopher Syre Smith。
彼はこのまま伸びるのかなぁ。
うまい子役で終わってしまいませんように。

「人類は破滅的である」という先入観を持ったエイリアンが
人類間でも小さな心のふれあいと思いやりがあることを知り
世界の片隅では変化&改善の努力をする人間も
存在していることを知り
ちょっとだけ人類を見直して、
人類滅亡計画を中止させるというのが流れの大筋ですが
消化不良を起こしやすいつくりになっています。

アメリカが製作しているから仕方ないのですが、
いつものように人類の行く末を決めるのは
アメリカの大統領だったりするわけです。
そしてこのアメリカの大統領というのは
大抵の場合はエゴの塊で、
周りの忠告に耳を貸さないという設定なのです。
そこを代えたら人類の未来は違う方向に変わるんじゃないの?
と、こういう人類滅亡&パニック映画を観ると毎回思います。

2008年イタリアで最も観られた映画トップ10。
タイトルがイタリア語なのですが。

1  "Kung Fu Panda"
上映トータル都市450都市
上映トータル日数17.382日
興行収益17.035.828ユーロ
動員人数2.900.673名
観に行きました。
禅の教えもベースにしていて結構面白かった。

2 - "Io Sono Leggenda":
上映トータルとし395都市
上映トータル日数10.577日
興行収益13.859.569ユーロ
動員人数2.216.131名
観に行きました。
めっちゃくちゃ怖くて未だに悪夢を見そうな気がします。

3 - "Grande, Grosso e... Verdone"
上映トータル都市454都市
上映トータル日数13.186日
興行収益12.940.795ユーロ
動員人数2.173.688名
観てません。
イタリアのコメディー映画。

4 - "Scusa Ma Ti Chiamo Amore"
上映トータル都市443都市
上映トータル日数10.757日
興行収益12.670.074ユーロ
動員人数2.098.498名
観てません。
ラウル・ボヴァ主演のイタリア・センチメンタル映画。

5 - "Hancock"
上映トータル都市401都市
上映トータル日数12.117日
興行収益11.993.639ユーロ
動員人数1.930.658名
観に行きました。
無理はあるけど面白い新しい形のスーパーヒーロー。

6 - "Indiana Jones e il Regno del Teschio di Cristallo"
上映トータル都市425都市
上映トータル日数15.540日
興行収益11.472.370ユーロ
動員人数1.861.263名
観てません。
インディアナ・ジョーンズ・シリーズに愛がないのだ。

7 - "Twilight":
上映トータル都市423都市
上映トータル日数11.243日
興行収益11.202.900ユーロ
動員人数1.798.592名
観てません。
きれいなバンパイアの話。見逃した。

8 - "Gomorra":
上映トータル都市440都市
上映トータル日数16.134日
興行収益10.164.958ユーロ
動員人数1.741.398名
観てません。
世界の映画祭をにぎわしたイタリアのイデオロギーもの。

9 - "American Gangster":
上映トータル都市401都市
上映トータル日数10.601日
興行収益9.978.371ユーロ
動員人数1.629.114名
観てません。
あれ、なぜ観なかったんだろう。見逃しっぱなし。

10 - "Il Cavaliere Oscuro"
上映トータル都市354都市
上映トータル日数17.570日
興行収益9.484.847ユーロ
動員人数1.588.575名
観に行きました。
バッドマンシリーズ、いつまで続くのかなぁと思いながら。

2008年も映画は比較的観たかな。
フィレンツェでは市内の老舗&良質の映画館が
次々と閉館に追い込まれていますが
2009年もできるだけ沢山の作品を大スクリーンで観たいなぁ。


Buon Natale

2008-12-25 21:59:03 | 日記・エッセイ・コラム

Natale2008_2

今年もそろそろ暮れていきますね。

色々変化の多かった一年で
個人的にはイタリア以外に
足を踏み入れねばならない状況に陥ったのが
最大のニュースだったような。

感情の起伏が激しすぎて、苦労した面もあり
反省点は諸々。
まぁ、それは今に始まったことではないけれど。
つまり、物心ついたときから感情の起伏が激しく
懐かしい通信簿にも毎年書かれていたんだけど
大人になって少しは落ち着いたと思っていたのは幻想。
この一年は結構苦労しました、マジで。

でもみんなが左向いても
自分だけは右だと信じたら右を向き続けていよう。
自分の感性は信じていよう。
と、そんな願いを込めたクリスマスカード。
世の中の風当たりが強くても
ずっと自分であり続けられるような2009年であるように。

いつも近くで遠くで見守ってくれる友人と家族に感謝しつつ
2008年の残りもマイペースで乗り越えます。