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神戸旧居留地68番館の門柱

2014年04月06日 06時13分22秒 | 神戸情報
神戸旧居留地68番館の門柱の写真を撮ってきましたので紹介します。
撮影:2014-4-5


上の写真が神戸旧居留地68番館の門柱です。
 所在地は神戸市中央区京町68-2
 Google地図にリンクしておきます。

現在 ガルニエ(Garnier)という店(イタリアン、カフェ、スイーツ)が入っています。


上の写真は神戸旧居留地68番館の門柱の遠景です。写真の中央の下のほうに門柱があります。


上の写真は現地の説明板です。下記のように書かれています。

外人居留地68番館の門柱
この地域一帯は慶応3年(1868年)12月7日の兵庫開港によって設けられた外国人居留地の跡である。

京町68番地は明治2年(1869年)に競売されオランダ人、ハルトマン・ヘルツが 百坪あたり二百一円二銭五厘で落札した地所である。
明治4年頃には早くも煉瓦作りの倉庫が建てられていた。


この門柱は明治15年頃、この地に住んだエッチショニングの住居前に建てられたものと推定される。
開港当時の外国商館の面影をしのばせる貴重な文化遺産としてここに保存するものである。


昭和46年8月 
神戸市長 宮崎辰雄



神戸市立博物館の田井 玲子氏の近著「外国人居留地と神戸」2013年11月
    神戸新聞総合出版センター Page211に68番館の経緯についての記述があります。

その中から旧外国人居留地68番館の経緯について補充&要約して記しておきます。

1869年(明治2年)6月1日  オランダ ハルトマン・ベシル Hartmans&Besier.
              敷地:275坪

1886年(明治19年) エ・プレット( A.Platt)個人住居

1897年(明治30年) エ・マーヤ(A.Meier&Co.)商会 代理人:W.Heitmann

           輸入:毛織物、フランネル、機械類、染粉、毛糸、硝子他
           輸出:白蝋、生糸、屑物他

1905年(明治38年) エー・マイエル商会(A.Meier&Co.)(独)
          支配人:W.Heitmann
          日本人館員 安倍平吉 安倍卯三郎 橋本泰蔵
      営業種目 輸入:毛糸、毛織物、フランネル、染粉、洋紙、硝子、器械類 
           輸出:白蝋
1919年(大正8年) NAGASE&Co.Ltd. 株式会社長瀬商会




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