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令和の考案者とされる中西進氏が語る「令和」に込めた想い

2019年09月07日 04時23分39秒 | Weblog

2019年7月31日20:00、BSプレミアムで放送された

英雄たちの選択スペシャル▽そして万葉集が生まれた~大伴家持が残した日本人の心

司会を務める磯田道史氏が令和の考案者とされる中西進氏を中西進氏が館長を務める

高志の国文学館(富山市)に尋ねインタビューされたその内容について書いていきます。

 中西進氏が語る令和への想い

 

 

中西進氏は上記番組の中で令和の令のイメージとして尊敬、品格、端正さを挙げられました

さらに和が続くことでグレードアップした令なる平和の願いを込めたとも語られました。

2019年8月9日の神戸新聞朝刊でも特別インタビューでその思いを語られています。

 

令和の出典元

 

令和の出典は「万葉集」巻五、梅花の歌三十二首并(あわ)せて序

天平2年(730)1月に大伴旅人邸で行われた梅花の宴で詠まれた和歌(32首)

大伴旅人邸は現在の太宰府政庁跡、坂本八幡宮

現代語訳:中西進「万葉集 全訳注原文付(一)」講談社文庫より
新春の好(よ)き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉
のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。

 

中西進vs磯田道史の対談の様子

上の写真は磯田道史さんとの対談で和歌が民と官(つかさ)に共通する媒体で大伴家持は

和歌に多くの想いをしたため勤務先で高志の国で多くの歌を詠んだ。

上の写真は中西進さんの紹介の場面

上の写真は高志の国文学館(富山市)の展示


新元号の候補名(6つ)と考案者

神戸新聞(2019年8月6日付)新元号、宇野氏が4案提出 全容判明の見出しで報道

区分 新元号候補    出典  考案者

漢籍 万保(ばんほう) 詩経  宇野茂彦

    万和(ばんな)  史記  石川忠久

    久化(きゅうか) 易経  宇野茂彦

国書 令和(れいわ) 万葉集  中西進

    広至(こうし) 続日本紀  宇野茂彦

           日本書紀 

   英弘(えいこう) 古事記   宇野茂彦


令和の2文字が持つ意味

 :神のお告げ、上位者のいいつけ、おきて、清らかで美しい、立派にする

 :丸くまとまる状態、日本、声や調子をあわせる、プラスする


令和の英文表記と英文訳

 英文表記:REIWA

 英文訳:Beatiful Harmony

 

関連ブログ:

 

改元に関する話題 その4 新元号は「令和」公表 on 2019-4-1

 

 

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