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皇紀2600年記念植樹の石碑 in 明石市旧中崎遊園地 on 2021-10-5

2022年08月08日 07時02分46秒 | 神戸市以外の兵庫県

2021年10月5日、明石市の市役所の近所の旧中崎遊園地で皇紀2600年記念植樹の石碑

の写真を撮りましたので紹介するとともに皇紀2600年についても概略記しておきます。

上の写真は旧中崎遊園地に建てられた「皇紀2600年記念植樹」と書かれた石碑です。

皇紀とは、明治政府が定めた日本独自の紀元(歴史上の年数を数える出発点となる年。

紀年法)で、明治5年(1872)に明治政府が、神武天皇が即位したBC660年を紀元とした。

上の2枚の写真は「皇紀元年」の定義 神武天皇の即位をBC660年とした。

明治5年(1872)明治政府により建国の年であると定め「皇紀元年」とした。

出典:2022年4月16日放送、BSTBSの関口宏の一番新しい古代史「弥生時代」

皇紀2600年にあたる昭和15年(1940)には多くの記念事業が行われました。

種々の神社で2600皇紀を記念して奉賛事業が行われていた痕跡を垣間見ることができます。

上の2枚の写真は昭和15年(1940)11月10日、内閣主催の「紀元二千六百年式典」。

昭和天皇・香淳皇后出御の下、宮城外苑で挙行された。

出典:2022年4月16日放送、BSTBSの関口宏の一番新しい古代史「弥生時代」

式典のために寝殿造の会場(光華殿)が設営された。当時の首相は近衛文麿。

[日本ニュース] 皇紀2600年記念行事・式典・催しのYoutube動画をGooで共有させていただきました。

これまでは皇紀2600年に関する事項を書いてきましたがここからは再び旧中崎遊園地

に関する事象について書いていきます。

中崎公会堂は1911年(明治44年)4月に、当時の明石郡の1町・11村が共同で「明石郡公会堂」

として建設した。明治40年(1907)明石郡長に任じられた三輪信一郎が明石郡の中心施設

として公会堂の必要性を提唱した。公会堂建築委員5名を選定し調査し奈良県公会堂をモデル

建設費は地元の寄付などで賄われた。建築当時は明石海峡に面した海岸沿いで、一帯は

中崎海岸と呼ばれていた。公会堂周辺は、中崎遊園地として整備(明治36年(1903))

されており、松並木は中崎海岸の面影を残している。

上の写真は中崎遊園地のラヂオ塔。

ラジオ塔への訪問記(下記リンク)

 明石市相生町の中崎遊園地内のラジオ塔 : 散策とグルメの記録 (exblog.jp)

上の写真は明石海岸(中崎遊園地)の絵葉書 時期は明治36年(1903)以降  

出典:明石市立文化博物館編 企画展「幕末維新と人々のくらし」明石藩の世界Ⅳ(2021)

上の2枚の写真は皇紀2600年記念植樹の石碑の周辺の光景

 

周辺の有名なものとしては中崎公会堂があります。

詳しくは下記ブログで綴っています。

 明石市立中崎公会堂(旧明石郡公会堂) - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

あまり有名ではありませんが周辺の目立つものとして中崎忠魂碑下の写真)があります。

大正8年(1919)に起工 帝国在郷軍人会明石市分会が主催して建立

 第1次世界大戦までの戦没者の慰霊碑。毎年8月15日に慰霊祭を実施

撮影:2021-10-5

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