カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

大菩薩嶺へ

2007-03-19 | ヤマのこと

ずっと前から行きたかったのですが、やっと念願かなって【大菩薩嶺】へ行って来ました。
よくよく考えて見たら、今年に入ってまともに山を歩いたのは今回が初めて?
ずいぶんサボっていました

なぜこの山に行きたくても行けなかったか?というと、登山口まで駅からタクシーで
¥5000~¥7000かかるというのがイヤだったのです。
相変わらずのケチケチぶりです。

ですが【塩山駅】からバスにのって登山口まで行くことも出来、
しかも料金はたったの¥100
という手段もあるのですが、これを利用するためには
自宅をAM4:50出発、という恐ろしい早起きをしなければなりません。
おまけにこの始発のバス(始発じゃないと日帰りで帰ってこれないから)
に乗るためには、新宿駅で乗り換え時間4分、
高尾駅で乗り換え1分、をクリアしなければならなかったのです。

そりゃ、前日から気合も入るってモンです。

割と心配性なワタシは、新宿駅で乗らなければならない電車が
何番線から発車するのか?高尾駅の乗り継ぎは可能なのか?
ちゃーーんと、JRの方に直接聞いて確認を取っておいたのです。

そして当日、まだ真っ暗な中、新宿駅に着いたと同時に猛ダッシュで改札へ。
そして、教わった通り9、10番線のホームへ駆け上がる!

・・・電車?来てない?これから??
・・・・・そんなに時間的余裕はないはず?なんかヘンじゃない??



気づいたのは電車が発車する時間を過ぎた瞬間でした。
そうです、JR中央線は早朝は総武線で(意味わかる?)16番線からしか出ていなかったのです。

ダ・カ・ラ!ちゃんと確認したでしょ
3/18からダイヤ改正だけど、乗るのは3/17ですから!って念押したのに!
JRのウソツキバカバカバカ!!
・・・JRの人の言うことを信じて、駅構内で表示をちゃんと確認しない私もいけないよね・・
まあ、乗換えに4分しかなくて焦っていたからいけないのよね・・・


と、スタートからあっけなく前日までの計画は全てふっとびました。
電車って難しい・・・時間帯によって乗車番線が違うなんて。
普段使わない路線を使うときはかなり注意、反省しました。

その後気を取り直してタクシーで登山口へ。
(冬季閉鎖でその先まで入れなかったのはラッキー♪¥3000で済んだ)
天気予報ではの予定でしたが、裂石に着いたときは雪が舞っていました。
雪山なんて歩いたことないので不安でしたが、この日のために買っておいた
軽アイゼン、デビューできるかも?
とのん気なことを考えながら登り始めました。



雷岩に着いたころ、雪もやんで青空が見えてきました。
さすがに標高2000mでは、木々が真っ白く凍っていて青空に映えてとってもキレイ
そこから【大菩薩嶺】へ10分足らずでしたが、日陰のためかパウダースノーの雪山になっていました!
先週スノーシューしに行った時の雪は氷みたいだったのに。
こんなところで思いがけずバフバフの雪に出会えてラッキー
嬉しくって寒いのに何度も素手で雪つかんじゃいました。
よーく見ると雪に残された足跡は二本爪・・・イノシシ??
犬にしては大きな足跡と爪あと・・・クマ???

シャレにならないので早々に退散。

  
その後展望抜群の尾根を歩き、【大菩薩峠】へ。
富士山にはお目にかかれなかったけど、さすがに素晴らしい景色でした。

人気の山ですが、この時期はさすがに歩く人も少なく、
4,5人とすれ違っただけで、静かな山歩きが楽しめました。
高所恐怖症のワタシにも怖い箇所がなくて、歩きやすい山でした。

丹波山や石丸峠方面を見ると完全な雪山になっていた。
私たちは初心者なのでそのまま峠でお昼を食べて上日川峠方面へ下山。
来た道を戻り、【大菩薩の湯】で温泉三昧&
帰りはちゃんと¥100バスに乗って帰りました。


ああ、やっぱり山って楽しい
早起きも失敗もすぐ忘れちゃう
でも忘れちゃいけないことも忘れちゃうから、また、珍道中になっちゃうのよねぇ・・・