カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

withC時代の山歩き

2020-06-02 | ヤマのこと

2020.5.30(土)緊急事態宣言解除後、約2か月半ぶりに山へ


今はまだ県をまたいでの移動は出来ないので、訪れる先の市町村HPを確認してOKな場所
バスに乗らず駅から駅まで歩けて、久しぶりなので軽く歩けるところ・・
を考えたら東京都青梅市の高水三山になった



混雑が怖いので始発で家を出たところ、電車は思ったより人が少なく
立っている人がいない程度
いつもこのくらいなら嬉しいんだけどね

7時過ぎ、軍畑駅で数人下車 駅前のお店は開いていてなんだかほっとしたけど
地元の人にとってはどうなんだろ?そもそも感染者がほぼいない地域なのだから
ほかの地域から人がやってくるのは複雑な思いなんじゃないかしら?
民家の脇を通る時や、山のふもとのエリアを歩くときは
そこに住む人々のこと最優先に考え、慎んだ行動が必要と思いました。

道標の隅には5/27付での登山注意点が張られていた



ほとんどの登山者が平溝通りから登山口へ向かう
私が出発した時間帯では10組程度だったかな

駅から車道歩きの際にすでにマスクを外している登山者が半数以上

背中に朝日を受けながら高源寺へ着くとすでに暑いが マスクをしたまま登ります
私は涼感タオルを布地にしてマスクにしたものを使用
5月にジョギングをしていたら通常の布マスクでは暑くて耐え難くなったので
どうにかしないと、と応急的に作ったもの
見た目は悪いけど、快適なのですコレ(自画自賛)ネックゲーターみたいに下がってこないし首も涼しい

今までいろいろ試してきたマスク素材・私なりの息苦しさランクは(表裏生地)
不織布>WガーゼW>木綿+Sガーゼor晒>麻+晒>晒&晒(手ぬぐい)≧涼感タオルシングル
何かの参考になれば・笑


さて登り開始、と歩き始めるも予想通り足が上がらない
+簡易ザックにしたので重さが肩に食い込む
+久しぶりすぎてカメラの重さが首にくる
+山登りってこんなしんどかったっけ状態で息があがる
=登りでのマスク装着はかなり辛い

幸い、後から来る方にどんどん抜いてもらった(だんなにもおいてかれた)ので
山の中に私ひとり~みたいに誰もいなくなったので、アゴマスクにして登り
常福院の東屋でひとやすみしてやっと通常の呼吸ペースになれた
マスクって自分の吐いた息が外に逃げないのが苦しいんですよね、こもるから



(高水山から見える大岳山)

たった2ヶ月半でも、週2でジョギングしてても山登りで使う筋力は確実に落ちていた



ここからは気持ちの良い尾根歩き
久しぶりの足裏の感じ、緑のにおい、風の冷たさ
あたりまえだったことが あたりまえじゃなくなった今
自分の中でいろんなことが変わった



いつもならここは春、すみれを探す道
今は花はほとんどなくて コアジサイがつぼみを付けていた程度

あ~ 山の花たちに会いたい!
出来ないことを考えると悲しくなるからと、山に関すること見ないようにして過ごしたこの3ヶ月、
抑えていた想いが込み上げてきてしまった



急な登りを終えると、目の前に広がるこの解放感



あっちに繋がる棒の峰も行きたかったけど埼玉県だからなぁ
木陰に腰掛け川苔山や蕎麦粒山、連なる山々を眺め



ただぼーっとつめたい風に揺れる木々をみつめていたら
この数か月間感じていた嫌なものが この瞬間だけぜーーんぶ消えた
気持ちよさ、従来比300%



ずっとここにいたくなるくらい気持ちがよかったけど
電車がこまないうちに帰りましょう
大規模に伐採された登山道を通り、惣岳山で昼食をとって御嶽駅へ下山しました

その後はいつもなら日帰り入浴とか寄っていくのですが、
まだ閉館中なところが多いのと
三密が気になる飲食店内を利用するのは自分はまだ解禁していないので まっすぐ帰宅
以前のように温泉入って一杯、ができるようになる日は来るのかなぁ・・・


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この日、私が歩いた時間帯山の中で会った人は感覚として4~50人ほどでしょうか。
そのうちのマスクや何らかで覆っている人は10%程度。
ソロの方のマスク装着率は高かった。
複数名でマスクなしですれ違いも気にせず大声でおしゃべりするグループ2組。
マスクなしの方ですれ違う時に口元を隠した人は一人。
ほかの山ではどうだったんでしょうね?
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*おまけ*


2020.5月29日(金)

”埼玉県内の入間基地を離陸したブルーインパルスは、6機編隊で板橋区方面から都心に入り、東京スカイツリーや東京駅、防衛省、都庁などの上空を飛行した。自衛隊中央病院や都立墨東病院など、感染者の治療に従事する病院上空も通過する飛行ルートが設定され、高度4000フィート(約1219メートル)前後を白いスモークで線を描きながら午後0時40分ごろから約20分ほど飛行した”
(Aviation Wireより引用)

直前までまったく知らなかったこの飛行、
たまたまその瞬間を会社の屋上から見ることができました。
初めて見たけどとにかくかっこよかった、整列して飛ぶ姿に見入ってしまった

最近は誰かが何かをする度に否定ばかり言う人たちに辟易
ただ青空を見上げ、滅多に見れないものを見せてもらって、
2月から緊張と我慢の毎日だったところに
久しぶりに心弾む機会を作ってくれてありがとう、
使命感だけで辛い日々を過ごしてきた医療従事者の方々、本当にありがとう、
私は単純に笑顔になれた。

 



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