クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

水郡線全駅下車への道・第4回(その3)

2010-10-30 21:35:20 | 南東北地区

12時53分に下小川駅に到着。交換可能駅で対面式ホームの2面2線の構内ですが、跨線橋はありません。以前は2面3線で、上りホームにある側線がその名残です。



それでは駅舎撮影。平成16年3月頃改築の簡易駅舎で、無人駅です。入口側の駅名板の字体が面白いです。明かりは無いですが、待合室は結構広く木の香りがします。別棟には水洗トイレがあります。


待合室が面白いですが、西金駅まで駅間徒歩を敢行します。盛金山ハイキングコースの入口で、付近は如何にも山間の集落という感じです。



南郷街道を北上すること数分、満開のサルスベリに出会いました。背景の山々や墓地とマッチしており、思わず見とれてしまう絶景です。



下小川駅を出て20分、久慈川を渡ります。独特の山容の山々がバックとなり、また釣り人がいて、最高の鉄道写真になりそうです。しかし、列車を待っていたら、今日中に帰れなくなります。



携帯のナビサイトに従って旧道を辿ります。すると、DE10の単機が通過したのですぐにロケハン。改めて見直してみると、水郡線の旅の中で最も気に入った写真となりました。


旧道を更にあがると、「落石のため全面通行止」。もう後がないので、いち早くR118に出て活路を見出します。



R118に出ると、再び久慈川を渡ります。ボートで川遊びしている家族連れがいました。何だか楽しそう。



気力で何も無い所を15分ほど歩き続け、3度目の久慈川を渡ります。



男体山ハイキングコースの入口の交差点を左折すると、目的地はもうすぐ。


鍛冶屋の馬鹿力(?)が通じたのか、14時1分に西金駅に到着。



それでは駅舎撮影。「下小川集会所」との合築駅舎で、横長な木造の建築です。契約が「平成7年4月1日~」なので、その頃の築だと思われます。



それでは駅舎に入ります。乗車駅証明書発行機があるだけで待合スペースは狭いです。一見して無人駅に見えますが、隣には貨物関係者の事務室があります。また、ハイキングコースの地図が掲載されており、湯沢温泉が徒歩20分、湯沢峡は徒歩80分だそうです。



駅前にある頌徳碑も忘れずに。長い年月を経て、読みづらくなっています。



そろそろ出発の時間となりました。階段を下って待合所へ。すると、開業当時からと思われる古い駅名標と出会いました。



申し遅れましたが、西金駅はホームが1本だけですが、久慈川の砂利輸送の基地となっており、積出線が2本あります。14時16分発の333D(キハE130-7+キハE130-12+キハE130-11)に乗車して帰路に就きます。尚、この333Dは常陸大子にて後ろの2両を切り離し、「キハE130-7」のみで郡山に向かいます。



16時28分に郡山駅3番線に到着。1番線に停車中の、磐越西線1231M(719系H13編成)に乗り継いで会津若松へ。この列車は相変わらず混んでおり、4人全員が終点まで乗り合わせました。隣席のおじさんは、明日只見線の始発に乗るそうです。羨ましいです。


栄川カップを購入し、18時34分発の235D(キハ110-203+キハ110-214+キハE120-6)で新津に帰りました。明日からは仕事だ~。


これにて水郡線駅巡りの第4弾が終了しました。今回は7駅巡れたということで、完遂への道筋が見えてきました。


最後に、諸事情により更新が遅れてすみませんでした。これも東横のPCからの緊急更新なので、次回の更新は11月7日以降になる見込みです。


水郡線全駅下車への道・第4回   おわり
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水郡線全駅下車への道・第4回(その2)

2010-10-21 00:07:56 | 南東北地区
10時50分に下野宮駅に到着。片面ホーム1面のみの構内ですが、かつては貨物を扱っていたと思われます。



それでは駅舎撮影。ペンション風の建築ですが、下野宮集会場との合築駅です。契約期間が「H4.3.12~」なので、その頃の築だと思われます。トイレは左側手前の一角。



乗客が入れる区画は左側のほんの一部分で、3,4人しか座れません。スクロールタイプの「おしらせくん」があります。



滞在時間が短いですが駅前を散策します。駅前旅館もあり、個人商店では遊漁券を取り扱っています。月待の滝まで徒歩30分。


先ほどの家族連れと入れ替わりに別の家族連れがやってきました。11時11分発の324D(キハE131-10+キハE132-10)に乗車して早い昼食タイムにします。尚、この324Dは、常陸大子からはワンマンとなります。下小川ではホキを多数連結した貨物列車とすれ違い、水郡線の意外な姿を目の当たりにしました。



11時48分に中舟生駅に到着。法面の途中につくられた駅で、片面ホーム1面のみの構内です。



中舟生駅の設備は、ホームと吹きさらしの待合所のみでトイレはありません。この待合ブースは平成14年3月7日に建て替えられたものですが、国鉄様式の駅名板が残っています。



坂を下るとR118に出ました。西の内和紙 和紙資料館「紙の里」までは徒歩5分ですが、滞在時間が23分なので見る暇が無いのが惜しいところ。



この日の茨城県内は真夏日でしたが、キバナコスモスが咲き誇っていました。12時11分発の825D(キハE132-4+キハE131-4)に乗車して中舟生を後にします。



12時23分に上小川駅に到着。交換可能駅で、2面2線の構内です。もと2面3線で、3番線は保線用側線と化しています。



それでは駅舎撮影。平成2年12月に改築されたログハウスの建築で、「上小川集会所」との合築駅舎です。トイレは右端の一角。



待合スペースは左側の一角。委託ながらも駅員が配置されており、窓口営業時間は8:00~16:00です。



駅前は商店街となっており、上小川キャンプ場の利用申し込みを承っております。付近にはキャンプ場が点在していますが、滞在時間が22分のみなので行かずじまい。



発車時間が近付きホームに上がると、水戸方からDE10が単機でやってきました。そして、12時45分発の836D(キハE131-9+キハE132-9+キハE130-8)に乗車し、下小川駅を目指します。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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水郡線全駅下車への道・第4回(その1)

2010-10-18 00:08:36 | 南東北地区
 2010年夏の「18きっぷ」旅行をもう1篇お伝えします。
 それは、水郡線全駅下車への道・第4回。第3回が不本意な形で終わったため、今回は7駅巡ってきました。実施したのは、2010年8月29日(日)です。



例によって、新津0時6分発の「快速ムーンライトえちご」で出発。充当されたのは幕張の183系31編成。その他に、183系32編成(旧あずさ色)、183系OM101編成、OM102編成(いずれも国鉄色)がダイヤ改正後の「えちご」に入った実績がありますが、私はなぜかこの編成に4回続けて乗っています。



定刻5時10分に新宿駅7番線に到着。山手線外回り電車(551G=E231系524編成)に乗り継いで上野に向かいます。その後、グリーン券を購入し、6時4分発の常磐線1325M(E531編成K405編成)の車内で優雅に朝食タイム。



始発・終着の両方の放送の録音に成功し、8時ちょうどに水戸駅4番線に到着。例のスタンドで茨城県産牛乳を飲み、8時17分発の925D(キハE132-7+キハE131-7)に乗り継いで水郡線の旅を再開。



8時27分に後台駅に到着。片面ホーム1面のみの無人駅です。駅裏は畑という長閑なロケーションです。



しばらくすると、上り列車(830D)がやってきました。後台駅の設備は待合所と券売機のみで、常陸津田駅と同様です。


次の中菅谷駅まで近そうなので、駅間徒歩を敢行します。しばらくすると、茨城県立那珂高校、茨城学園女子短大、大成幼稚園の案内が出ています。


 
その交差点を右折すれば、あとは目的地まで幹線道路を進むのみ。



10分ほど歩くと、鹿嶋三嶋神社に到着。中々格式の高い神社で、ちょうど御祈祷が行なわれていました。ここで旅の安全を祈願。



神社を出て間もなく、上堤溜池に到着。対岸には釣り人が多く、長閑な風景です。雲もいい感じに広がっており、絵になりました。


溜池を出て集落道に入って間もなく、下菅谷駅に到着。後台駅を出て32分後でした。



それでは駅舎撮影。昭和6年築の白亜の木造駅舎が健在です。車寄せ付き。駅前広場にトイレがあります。



駅舎に入ります。典型的な木造駅舎のつくりです。ロケーションシステム付きの「おしらせくん」がありますが、無人化されて窓口が閉鎖され、券売機に取って代えられています。設置されたのが今年(平成22年)の8月11日なので、ついこの前に無人化されたものと思われます。



間もなく入ってきた320Dと927Dを利用して構内撮影。下菅谷駅は交換可能駅で、対面式ホームの2面2線+側線1本の構内です。尚、跨線橋には屋根が無く、入口には国鉄様式の駅名板があります。


少し休憩し、9時35分発の329D(キハE132-6+キハE131-6+キハE130-8)で北上します。相変わらず混雑していましたが、今回は運よく座ることが出来ました。これから訪問する駅に想いを馳せながら。



キハE130-8を切り離し、10時50分に下野宮駅に到着。ちょうど家族連れの下車と重なりました。片面ホーム1面のみの構内ですが、わざわざ古いホームを廃して新しく作り直したものです。


21分の滞在ですが、駅周辺を見ていきましょう。


つづく
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磐越西線・新津馬下間開通100周年

2010-10-16 00:30:02 | 新潟の鉄道
 ここで1つ、新潟地区の鉄道の話題をお伝えします。
 今年(2010年)の10月25日に、磐越西線の新津~馬下間が開通してちょうど100年を迎えます。それに伴って、先週の土曜(2010年10月9日)にはC57 180による「SL新津馬下開通100年号」が走り、同時に新津車両製作所公開など各種イベントが実施されました。
 当日は雨が降ったり止んだりの安定しない天気でしたが、新津車両製作所と五泉駅の両方に顔を出してきました。


 まずは新津車両製作所から。例年通り、トラバーサの体験乗車、クレーンによる車体移動の実演、車両が出来るまでの公開、溶接ロボットの展示、新製車両の体験乗車などがありました。


ブラスバンドの演奏に迎えられて中に入ると、車両が出来るまでの行程が展示されました。


 座席取付前。床面は板張りです。


 
座席の骨組が取り付けられました。ドアの周りに吊革が取り付けられました。


 
運転台の内部も公開されました。右側のボックスは配電盤が多数並んでおり、正に電車の心臓部です。


他にも台車の展示が行なわれていました。これも昨年と同じ。



さて、今回の公開の目玉であるE233系の体験乗車。今年は京葉線用のE233系です。さすがに、E231系総武線用+山手線用6扉車置換用のサハ車ではありません。


 
今年もディズニーランドのドリームクルーザーがはるばるやってきました。BGMはエレクトリカルパレード。


他にもミニ電車の運行、鉄道模型の展示などが行なわれていましたが、1時間弱で新津駅に向かい、磐越西線228Dに乗車しました。尚、新津駅東口ではSLばんえつのHMの展示など各種イベントが実施されました。



今回は五泉駅で下車し、「SL新津馬下開通100年号」を撮影。12時52分に3番線に入りました。ちょうど雨が止んだところで、菅名岳が背景に迫って絵になります。



ちょうどその頃、1番線では雷太鼓の歓迎演奏が披露されました。また、2,3番線では特産品の販売が行なわれ、菅名岳の酒飴を購入しました


今回はSLの指定券を取らなかったため、早々に「快速あがの」で新潟に向かいました。尚、馬下駅では、SL新津馬下開通100年号の到着に合わせてランプ小屋の除幕式が行なわれたそうです。
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男鹿線全駅下車の旅(その6)

2010-10-13 23:27:03 | 北東北地区

男鹿線1134Dは、13時4分に出戸浜駅に到着。交換設備が撤去されて棒線駅となっており、反対側に廃ホームが残されています。降りたとき、私の他にクラシックカメラで撮影している夫婦も居ました。



それでは駅舎撮影。平成18年2月築の簡易駅舎で、券売機と小さな待合室のある無人駅です。右隣にトイレがあります。



わずか13分の滞在ですが、周辺を歩きます。駅前は床屋などがある閑静な住宅地ですが、海岸に向かって道が伸びています。


男鹿線全駅下車達成すべく、13時17分発の1133D(キハ40 547+キハ40 544)に乗車します。奥羽線の列車が遅れていたのか、4分遅れでの運転でした。



13時28分に二田駅に到着。交換可能駅で、島式ホームの1面2線に保線用側線1本がある構内です。駅裏は藤原記念病院です。



跨線橋を渡り、駅舎に入ります。天井側面の窓から光が差し込む待合室です。委託ながらも駅員が配置され、窓口営業時間は8:00~18:00です。それ以外の時間帯は乗車駅証明書発行機での対応となります。窓口の隣にトイレがあります。



それでは駅舎撮影。三角屋根が特徴の、可愛らしい駅舎です。平成6年10月築。この駅に降り立って、男鹿線全駅下車達成



二田での滞在時間は24分。それなりに周辺散策。駅前通りを3分ほど歩くと、潟上市役所天王支所に到着。もと天王市役所で、少し古いコンクリートの建築物です。付近には郵便局。



駅舎の脇に目を転じると、三角屋根の農業倉庫が多数並んでいました。二田駅は、かつて農作物の積み出しが行なわれたに違いありません。


歯磨きをしていると、あっという間に帰りの時間となりました。2分遅れの13時52分発の1136D(キハ40 2088+キハ40 536)に乗車して秋田に戻ります。どの上り列車もそうでしたが、この日はさすがにUターンの客が多数乗り込んでいました。



定刻14時23分に秋田駅3番線に到着。金萬を購入した後、14時46分発の羽越本線542M(701系N30編成+N17編成)に乗り継ぎました。



羽後本荘で後ろのN17編成を切り離し、定刻16時55分に秋田駅2番線に到着。折り返し時間があったからよかったものを、危うくお土産の金萬を忘れていくところでした。


17時22分発の832Dで帰路に就きます。「キハ110-206+キハ110-216」の2両編成。この日はさすがに長距離客が多かったものの、誠に遺憾なことに、キハ110-206の前から2つ目の海側ボックスが空調故障(?)のため利用不可でした。


以上で男鹿線の駅巡りは終了です。男鹿線は、もともと追分から船川港まで貨物を輸送するために建設された路線で、平成14年まで貨物列車が走っていました。現在ではこれらが廃止されて専ら秋田から男鹿への近郊輸送に徹しており、今後使われそうに無い側線を多くもつ構内をもつ駅も見受けられました。男鹿線は、私にとって衝撃的な路線であり、兵どもの夢の跡にも感じました。


10月も半ばに差し掛かりましたが、夏の乗り継ぎ旅行はまだまだ続きます。今後も「クハ481-103の駅巡り旅のページ」を宜しくお願いします。


男鹿線全駅下車の旅   おわり
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男鹿線全駅下車の旅(その5)

2010-10-10 23:43:01 | 北東北地区
先日は失礼致しました。そろそろ男鹿線の駅巡りに戻りましょう。



男鹿線1129Dは11時7分に脇本駅に到着。交換可能駅で島式ホーム1面を有しています。平成14年まで貨物列車が走っていた頃の名残で、上下其々に1本ずつ副本線(待避線)を有し、男鹿方には保線用側線が1本あります。



構内踏切を渡って駅舎に入ります。裏から見る限り、一昔前の駅の雰囲気です。



それでは駅舎の中へ。可也広めの待合室に切符売場と荷物扱所跡がありますが、窓口の営業は平日の6:50~17:00のみです。それ以外の時間帯は、乗車駅証明書発行機での対応となっています。



それでは駅舎撮影。大正3年10月築の木造駅舎が健在です。トイレは右隣の建物です。



それでは周辺散策。駅から右手に歩くと、新旧2つの農業倉庫。あきたこまちの生産が盛んなのは言うまでもありませんが、右手の倉庫からは甘い香りがします。もしかしたら、醤油や味噌をつくっているのかもしれません。


踏切のところまで歩きます。沿道は首都圏ナンバーの車が少なくなく、Uターンラッシュ独特の雰囲気を感じます。一回りして酒屋まで行きましたが、脇本駅は外からは入りづらいと思います。簡易郵便局が見えればOKです。


11時38分発の1132D(キハ40 544+キハ40 547)に乗車。折角なので、船越水道の絡む船越~天王にて走行音を録音しました。



11時55分に上二田駅に到着。片面ホーム1面のみの構内ですが、ホームは狭いです。駅裏は松林。



それでは駅舎撮影。ホーム上に待合室(平成15年3月築)のある無人駅です。階段を下ると、券売機と公衆電話。右手には駐輪場があり、左手にはトイレがあります。



待合室で昨日の残りを食べ、マックスバリューを目指して歩きます。すると、駅前には一面の水田地帯が広がり、その向こうは住宅地となっていました。ですが、この交差点を右折しました。



駅の東側には「そば栽培展示圃」が広がっていました。ちょうど花が咲いており、背景の防風林がバックとなって絵になる風景です。


踏切を渡って5分もしないうちにマックスバリューに到着。当初は、和田にあるようなスーパーの延長を想像していました。いざ行ってみると、そこは広大な駐車場を有し、ツルハドラッグ、100円ショップ・セリア、幸楽苑もあるショッピングモールでした。それなら待合室で食べなきゃよかったな。


WAONで買い物し、駅に戻ってフレッシュランチを食します。12時59分発の1134D(キハ48 537+キハ48 1507)に乗車して次なる下車駅を目指しました。


つづく
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青森いなほ 12月3日がラスト

2010-10-09 23:02:00 | 新潟の鉄道

 この記事は、9月25日にリリースしていますが、本日、「いなほ7号」のデータが入手出来たということで、加筆訂正して改めてお伝えします。
 来る12月4日に東北新幹線が全通し、北東北の輸送体系がガラリと変わります。それに伴って、「青森いなほ」も廃止されます。
 現在、八戸~青森は「白鳥」が4往復、「スーパー白鳥」が6往復、「つがる」が8.5往復運転しており、そのうち5.5往復は弘前まで足を延ばしています(定期列車の場合)。また、秋田~青森に目を転ずれば、「かもしか」が3往復、「青森いなほ」が1往復、「日本海」、「あけぼの」の両寝台特急がそれぞれ1往復ずつの運用です。
 さて、12月4日以降の特急列車の体系はどうなるか。新青森~函館間には「スーパー白鳥」「白鳥」が計9往復、青森~秋田には「つがる」4往復+寝台特急2往復となります。尚、青森~弘前の「つがる」の減少分は普通列車で埋め合わせるそうです。
 これにより、「かもしか」とともに「青森いなほ」が廃止となります。つまり、現在の「いなほ7、8号」は系統分離して、下りが「いなほ7号」+「かもしか7号」、上りが「かもしか2号」+「いなほ8号」になります。
 また、車両運用も変化します。「つがる」の4往復分はE751系が担当することになり、秋田のかもしか編成は引退となるとみられています。また、青森の485系は「白鳥」の2運用だけとなり、現在6編成ある盛アオの485系のうち2,3編成は新潟に転属すると見られています。これにより、これまで安泰だった新潟の485系にも玉突き廃車が出るでしょう。T編成の記録は今のうちです。
 車両にまで話が及んでしまいましたが、とにもかくにも日本一長距離を走る昼行特急列車がまた1つなくなります。日本海縦貫線がますます細切れになり、新潟から青森方面へ行かれる方々には特急券を2つ買わなければならず、不便を強いられます。奥羽本線は東北新幹線や秋田新幹線へのアクセス輸送の役割に徹したといっていいでしょう。
 最後に、本日(2010年10月9日)の「いなほ7号」の模様を御覧下さい。


 
 この日の2007Mに充当されたのはR25編成。15時6分に入線した直後に所定の表示となりました。増結は無く普段通りの6両編成ですが、自由席は5,6号車のみ。


 
 側面表示板。2号車(モハ484-3050)で撮影したので一部欠けていますが、「青森」の行先表示が見れるのもあと2ヶ月弱です。
 
 

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男鹿線全駅下車の旅(その4)

2010-10-08 00:01:41 | 北東北地区
羽立駅から男鹿駅まで駅間徒歩。道を間違えたため、ブロックタイムは実質45分に。



沿道にはもうコスモスが咲いていました。お盆なのに、秋田県はもう秋の気配です。


線路際から住宅地を抜けると、八幡神社と洞泉院。しかし、そのまま通過して県道に入ります。港湾都市の雰囲気となりました。雨は降っていませんが、なにせ蒸し暑いです。



歩き出して25分過ぎ、男鹿線の踏切を渡ります。向こうの大きな建物は文化会館。



男鹿消防署を過ぎ、コーポ泉谷にて再び住宅街の中へ。沿道は借家が多いです。


廃ビジネスホテルの交差点を左折すると、男鹿駅に到着。時刻は10時17分です。



それでは駅舎撮影。昭和14年12月築の木造駅舎が健在です。左側の建物であるトイレで着替えなどしました。



残り短いですが、駅舎に入ります。右半分は、券売機と独立した部屋のみどりの窓口です。窓口営業時間は6:15~18:40です。



一方、右半分は待合スペースとKIOSKで、奥ではなまはげが旅人を出迎えています。しかし、列車の時間まであと5分切っているので、じっくり見る暇が無いのが悲しいところ。



とにもかくにも改札をくぐり、2番線に停車中の、10時30分発の1130D(キハ48 507+キハ48 1502)に乗車しました。尚、男鹿線は平成14年末まで船川港まで貨物列車が運行されており、男鹿駅はこの島式ホームの横に4本の側線を有しています。



10時46分に船越駅に到着。棒線駅ですが、ホームは可也広いです。でも、それには理由があるのです。



それでは駅舎撮影。平成11年3月築の横長の駅舎です。トイレは右側の建物です。これらは、交換設備を廃止して駅舎側の線路を撤去した跡に建てられており、秋田方の保線用(?)側線がその名残です。



駅舎に入ります。液晶テレビのある待合スペースがあり、窓口や自動販売機は別室となっています。尚、窓口営業時間は6:40~17:30です。



それでは駅前の風景。向かいには旅館などがあります。交差点を1つ越えれば船越保育園。


待合室のテレビでは夏の甲子園が放映されていましたが、11時2分発の1129D(キハ40 536+キハ40 2088)で後にしました。


つづく


参考サイト   秋田各駅停車の旅
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男鹿線全駅下車の旅(その3)

2010-10-05 23:36:22 | 北東北地区
このカテゴリーはこれまで「田沢湖線」としていましたが、これからは北東北地区のローカル線の乗り継ぎ旅を伝えるため、「北東北地区」として再出発します。範囲は、ウィークエンドパスが使えないJR東日本の地方交通線とします。


1日目の模様はこちら


2010年8月15日(日)の朝となりました。6:50に起床。お握りとちらし寿司などで朝食。歯磨きをして、7:40にチェックアウト。今日の秋田市内は。さすがに輸送障害は無いでしょう。



7時55分発の、男鹿線1125D(キハ40 536+キハ40 2088)で出発。というわけですが、1時間以上遅れていた上野からの「あけぼの」と奥羽本線1639Mを先行させたため、出発したのは8時3分でした。時折強い雨が降り、前日の悪夢が蘇ってきます。



余程余裕のあるダイヤらしく、定刻8時44分に天王駅に到着。片面ホーム1面のみの構内で、ホームは狭いです。



それでは駅舎撮影。昭和31年11月築の待合所のみの無人駅です。自動券売機はありますが、運用時間は7:00~19:30です。



それでは周辺散策。西の方に5分ほど歩くと、船越水道(馬場目川)に出ました。ここに架かる男鹿線の鉄橋は、もとは可動橋でした。男鹿線の名撮影地の1つですけど、14時までに男鹿線全駅下車しなければならないので無理です。



船越水道から少し戻った所にある寺社風の建物は、天龍山自性院という寺でした。参道が松林で、潮風を感じさせます。


 本堂の脇には、五輪塔残欠が保存されています。


東湖八幡神社は駅の東側だったようです。ギリギリで間に合い、9時13分発の1127D(キハ40 547+キハ40 544+キハ48 1502+キハ48 507)に乗車しました。


 
9時30分に羽立駅に到着。島式ホーム1面1線の構内です。



それでは駅舎に入ります。この通路は構内踏切の跡で、かつて交換設備などがあったことが窺えます。駅舎側の線路は一部断ち切られて保線用側線になっています。



本日2つ目の駅舎撮影。昭和14年11月築の木造駅舎が健在です。トイレは右側の建物です。



教習所に向かう高校生などがはけ、駅舎内部もレポートします。大きな待合スペースがありますが、とうの昔に無人化されて窓口が閉鎖されており、乗車駅証明書発行機に取って代えられています。また、ハイキングコースの地図があり、玉の池まで徒歩60分だそうです。


時間の都合上、男鹿駅まで駅間徒歩を敢行します。最初は駅前道路を歩きましたが、線路からどんどん離れていくばかり。



一旦駅に戻り、こんどは線路際の細道を歩きます。どうやらこの道が正解のようです。


つづく
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男鹿線全駅下車の旅(その2)

2010-10-03 21:56:47 | 奥羽本線

後三年での滞在時間は28分。少ない時間ながらも周辺散策します。駅前は古い住宅や商店が立ち並んでいます。



幹線道路に出てしばらく行くと、後三年神社に到着。ここで旅の安全を祈願。



神社の脇には一面の水田地帯が広がっています。このあたりは、美郷町と横手市の境界線上です。


後三年駅は最初の訪問駅でしたが、あっという間に時間となりました。16時10分発の2447M(701系N38編成)で1駅折り返します。



16時16分に飯詰駅に到着。交換可能駅で、島式ホーム1面2線+保線用側線1本を有する構内です。



跨線橋を渡って駅舎に入ります。付近に高校を抱えており、待合室は可也広めに取られています。委託ながらも駅員が配置され、窓口営業時間は6:30~16:00です。トイレは待合室の秋田寄り。駅スタンプの表題は「菖蒲太鼓」です。



それでは駅舎撮影。昭和17年4月改築の、立派な車寄せのある木造駅舎です。周囲より少し高い位置に設けられています。大曲YHまでは徒歩20分。



雨が強いですが、折角なので周辺散策します。駅前には照井醤油味噌の工場があります。秋田県下は中小の醤油工場が多いようです。



滞在時間が短いので小回りに巡っただけ。付近には大きな農業倉庫があります。あきたこまちの生産が盛んな土地柄を感じさせる光景です。


16時41分発の2448Mに乗るべくホームに上がります。しかし、列車は来る気配がありません。「列車運行情報」を見ると、「こまち」が大雨により運休。大曲付近は尋常で無い雨が降ったようです。結局、当該列車である701系N24編成がやってきたのは16時52分でした。



9分遅れの17時10分に、驟雨の柳田駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線の構内です。



駅舎に入ります。無人化されて窓口が閉鎖されており、広々とした待合室は4人掛けのベンチが対に並んでいるだけです。



それでは駅舎撮影。昭和元年12月築の木造駅舎です。この日は訪問駅数が少なかったのですが、3つとも木造駅舎で満足です。尚、トイレは右側です。



雨が強いですが、周辺散策。林の中を歩き出して数分、栄神社にてお参りします。



参道を歩くと、R13に出ました。栄小学校の入口は本陣跡だそうです。



栄小学校の前を通り過ぎてしばらくすると、水田地帯に出ました。この新・奥の細道はしばらく続きますが、時間の都合上、ここで引き返します。



駅に戻る頃には雨が上がりました。それでは駅裏の様子を。水田の向こうは秋田自動車道のジャンクションです。滞在時間はあっと言う間に過ぎ、17時45分発の2451M(701系N23編成)に乗車。


醍醐~大曲では大雨による速度規制。大曲では「こまち」に乗る予定だった乗客が多数乗車。秋田には19時26分に到着。この日は東横イン秋田駅東口で1泊します。夕食は比内鶏。


2日目の模様はこちら


参考サイト   秋田各駅停車の旅
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