チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

男同士のメリケン三角関係(コープランド、バーバー、メノッティ)~ゲイ率8割

2014-03-04 18:56:49 | メモ

音楽家って本当に同性愛者が多いですね。(逆に、だからこそ音楽家に向いている?)

アメリカの同時代を生きた作曲家、コープランド(Aaron Copland, 1900-1990)、バーバー(Samuel Barber, 1910-1981)、そしてメノッティ(Gian Carlo Menotti, 1911-2007)も揃ってゲイだったそうです。

コープランドは「アパラチアの春」、バーバーは「弦楽のためのアダージョ」で有名ですよね。メノッティは「電話」、「アマールと夜の来客」などのオペラでこれまたよく知られています(聴いたことないけど)。

玉木宏樹著『贋作・盗作音楽夜話』(北辰堂出版)によると、バーバーとメノッティは一時同棲していた。そして醜男を自覚していたコープランドは陰で激しく2人の仲を嫉妬していたようです。

この三人が一緒に写っている写真をネットで探したら、簡単に見つかりました。


左からバーバー、ヴァージル・トムソン(Virgil Thomson, 1896-1989、着席。この方もホモセクシャルを公言していたようです)、コープランド、メノッティ(着席)、ウィリアム・シューマン(William Schuman, 1910-1992 5人中ただ一人の「ノンケ」)。

。。この写真を先入観を持ってよく見ると、バーバーとメノッティは妖しげに見つめ合っていますね。コープランドはといえば「こっち見て~」って感じでバーバーに視線を送っています(?)。なんかコープランドかわいそう。

この写真が撮影されたのは1952年。バーバー42歳、メノッティ41歳、コープランドは52歳のときでした。
最初にバーバーが亡くなり、その9年後にコープランドが、さらにその17年後にはメノッティが他界しました。

天国では3人仲良く暮らしていてほしいものですね。