ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.11.14 ハーセプチン170回目(3倍量32回目)

2013-11-14 19:00:17 | 治療日記
 今月初めての通院日。
 夫と息子を送り出していつもの時間に家を出る。今朝もかなり冷えこんでいるのでしっかり着込んで出かける。最寄駅からの私鉄、その後のJRとも電車は順調。途中で席も確保出来たので、読書を始めると、赤ちゃんを抱っこしたお母さんが隣の席に乗り込んできた。可愛くてどうしても気になってしまい、(他人様から見ればお馬鹿な顔をして)終始あやしながら病院最寄駅まで。9か月だとのこと、息子が9か月の頃はあんなだっただろうか、などと母親目線を通り越して、すっかりおばあちゃん目線である。孫がいたら無条件に可愛いのだろうな、と思うとなんとなくにこにこしてしまう。そんなわけで読書は殆ど進まずに最寄駅に到着。冷たい風に肩をすくめながら、けれど気持ちは暖かくなって病院に向かった。

 気のいいおばちゃんから患者の顔に切り替えて病院に入る。自動再来受付機には既に列が出来ていた。IDカードを通し、そのまま腫瘍内科受付へ移動する。月初めなので保険証確認も。自動血圧測定機で計測した結果は106-65、脈は88。「中待合へどうぞ」のランプが点いたのは30分後。さらに中廊下で待つこと小一時間。
 先生が顔を出され、ご挨拶。「さて、3週間経ちましたが・・・」と問われる。3週間の間、ロキソニンを1日1回以上飲んだ日は4日。朝起きるといつものように胸痛があるが、朝のロキソニンで何とか凌げており、体調は良くいろいろ動き回れていること、大分寒くなってきたので、痛みがちょっと心配だが・・・とお話しする。前回お見せできなかった婦人科検診の結果票を出し、インフルエンザの予防注射も無事終了したことを改めてご報告する。先生はカルテに書き込んでくださる。診察室での検温は6度8分。今日は予定通りハーセプチン治療、次週も予定通り採血、レントゲンの後、フェソロデックス注射の予約が入り、診察室を後にする。

 化学療法室へ移動。ご挨拶して部屋に入ると、今日は混んでいる様子で、待合の椅子が一杯で、なかなか声がかからない。15分ほどして、ようやくHさんから点滴椅子に案内される。珍しくナースステーションに一番近い席だ。院内は外の冷気が嘘のように暖かい。読書をしながらなんとなく眠くなってしまう。30分ほど待ってHさんがポート針刺しをしてくださる。今日は殆ど痛まず、ラッキー。「お上手でした!」と言うと嬉しそうにしてくださる。本当に毎回毎回違うのが不思議だ。今日は短い針が切れていて長い針だったというけれど、殆ど違和感もなかった。「もう薬が届いていますのでまもなく始めます。」ということで、10分ほどして予定通りハーセプチンと生理食塩水の2本がスタート。今日の担当はOkさん。1時間半ほどかけて2本が無事終了した。今日持ってきた2冊の文庫も両方とも面白く、読書も進む。抜針は乳腺外来からヘルプに来ておられるというTさん。初めましてのご挨拶をする。若干衝撃はあったが、殆ど痛みがなく、今日は刺針、抜針ともツイていた。終了時の血圧は109-68。

 会計に時間がかかり30分近く待つ。自動支払機に進むと、機械がリニューアルされていた。今までは、領収書が出てくるのみで、カードの利用控えは窓口で支払わない限りもらえなかったのだが、新しい機械からは2枚が出てびっくり。日々進化している。カード明細と突合するときに便利で有難い。今日も4万円弱の支払い。本日の病院滞在時間は4時間強。

 病院を出て、駅ビルで遅めのランチを摂って、切りの良いところまで読書を進めて帰宅した。まだ暗くならないうちに家にたどり着けて嬉しい。
 夕方の時間から、ついつい普段出来ない洗濯やら食事の支度やらを頑張ってしまい、ちょっと疲れて珍しく胃痛が出てしまった。今日は早めに休まないと。
コメント
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