マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大保八坂神社祇園祭の夏祭り

2010年08月20日 07時44分02秒 | 奈良市(東部)へ
七月ともなれば祇園さんと称する夏祭りが各地で行われている。

奈良市の大保町に鎮座する八坂神社も同時期に祭礼がされている。

とはいっても、祭祀されているのは十二人衆で組織される方々だ。

祭礼の祭りごとは長老の老主と副老主。

羽織袴姿の十人衆(オトナ衆とも呼ぶ)はいつもの通り、サカキを口にくわえて神饌を賑々しく運ぶ。

祇園祭における御供はソラマメを茹でたコフキマメ。



当家主が一升用意する。

地区の世話人が進行役を勤めて、修祓、祓えの儀など神事は淡々と執り行われ、夏の疫病にかからないよう祈った。

祇園祭は14日であったが、集まりやすいその前の週の日曜日に行われている。

神事を終えると社務所で一服。

これから始まる直会の料理支度は当家主の役目。

これもいつもの通り供えられた2尾の半身シメサバを切り身にさばいていく。



「料理人だったらもっと綺麗に包丁が入るのだが、いかんせん素人やしと言いながら」料理されて座敷に差し出し、コフキマメとリンゴは袋に入れて持ち帰り用に詰められた。

(H22. 7.11 EOS40D撮影)