小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



大事な事はすぐ忘れてしまうのに、どうでもよい事は割と覚えているほうだ。今年の夏、ランニング中に変わった自動販売機を見つけたのを忘れずに覚えていた。その自動販売機を見つけたのは8月6日。小田原駅から曽我梅林経由で新松田駅までのランニング中に下曽我駅近くの県道716号沿いに缶入りの食品を売る自動販売機に気がつき足を止めた。サンプルケースを覗くと、HOTのおでんやラーメン、スープパスタが売られている。そのときは真夏の炎天下のもとランニング中だったので買わすに通り過ぎた。しかし元来自動販売機好きなので、寒くなってから再訪しようと思った。それから5ヶ月ちょっと経過した12月下旬、散策の途中に下曽我駅に立ち寄った。陽も陰り底冷えのする寒さ。何か温かいものを飲もうと自動販売機を探していたところ、例の自動販売機のことを思い出した。下曽我駅前から県道716号に向かい突き当たりのT字路の近くに、その自動販売機はある。近づいてみると夏に比べサンプルの数が減っている。夏にはサンプルが3段だったが、真ん中の段が空で上下2段になっていた。さて熱々のおでん缶を買おう。サンプルケースにおでん缶があるのを確認、さっそく硬貨を入れようとして、もう一度サンプルケースを見るとなんと「つめた~い」コーナーに置かれている事に気がついた。ちなみにホットコーナーにはおでんは置かれていない。この寒空の下で冷たいおでん缶を食べるのはかなり侘しそうなので、結局買うのを躊躇し、その自動販売機を後にした。冷たいおでんでも大丈夫なように梅まつりの終わるころの春めいた日にまた訪れたい。

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