平良は ( ピサラ ) と称し、人の住むにふさわしい地。
綾道 ( アヤンツ ) は 「 美しい道 」 の意味で、それぞれ宮古コトバである。
平良五箇 ( ピサラグカ ) は、旧藩時代の間切りで、
西里、下里、荷川取、東仲宗根、西仲宗根の五村のことである。
この平良五箇の歴史を探して綾道を歩いたものを紹介して行きたいと思っている。
蔵元跡は16世紀の初期に仲宗根豊見親が創建した政庁である。
当初、茅葺きの庁舎であったが、1682年に火災に遭い、1685年に瓦葺きに葺き替えた。
1868年に改築され、堅牢な石垣廊・楼門に囲まれた広壮な庁舎となった。
明治35年、政府は宮古島庁々舎へ移転した。
16世紀初期仲宗根豊見親創建 蔵元・・・御物蔵、船手蔵
蔵元各座 ( 1600年代以降 )
仕上世座 ( しのぼせざ ) 上納殻(粟)に関する事項 ( 国税課 )
所遣座 ( ところつかいざ ) 各村所用の村費に関する事項 ( 住民税課 )
貢布座 ( こうふざ ) 上納布に関する事項 ( 国税課 )
船手座 ( ふなてざ ) 船舶土木建築に関する事項 ( 湾港土木建築課 )
勘定座 ( かんじょうざ ) 会計に関する事項 ( 会計課 )
系図座 ( けいずざ ) 族籍家譜 ( 戸籍 ) に関する事項 ( 戸籍課 )
小与座 ( くぐみざ ) 民事刑事に関する事項 ( 裁判・警察 )
問合座 ( とあいざ ) 庶務に関する事項 ( 庶務課 )
農務方 ( のうむほう ) 農業に関する事項 ( 農務課 )
杣山方 ( そまやまほう ) 森林に関する事項 ( 林務課 )
馬方 ( うまほう ) 御用馬飼育に関する事項 ( 畜産課 )
所在地 : 宮古島市平良 西里