「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県太宰府市  「 九州国立博物館へアプローチ 」

2013-02-19 00:05:36 | 日記 ・ イベント



九州国立博物館
















































太宰府天満宮を抜けると近代的な建造物が目の前に現れる。
過去から一気に未来へ抜けるようなエスカレーターを上り、
虹色の色彩を放つトンネルを出ると、
柔らかな曲線とガラスの壁面が融合したリズミカルな物体が目の前に広がる。
それは、周囲の山々の緑と溶け込み、青い空がガラスに映える。
その光景に思わず息を飲む。

ご承知の通り展示場は撮影禁止なので、
作品などは後日あらためて図録などで紹介したいと思っているので、
お楽しみに・・・




熊本県天草市牛深  「 無量寺橋 」

2013-02-19 00:03:58 | 熊本の石橋























































無量寺の山門






熊本県指定文化財 「 久玉城跡 」






石橋の下流にある久玉小学校





所在地 / 熊本県天草市牛深町久玉
架橋  / 享保元年(1716年)
        明治26年 ( 1893年 )修復
石工  /  不明
長さ   /  10.4m   幅   /  2.8m
拱矢  /   2.9m   径間  /  8.0m 
単一アーチ 


天草・島原の乱 ( 1637年 ) の後、
切支丹禁制のため創立された浄土宗無量寺の山門に入る吉辺川に架かる石橋である。
親柱に記名がないので、この橋の正式な名前は解っていないが、
昔はお寺の前に架かっていることから 「 寺橋 」 「 欄干橋 」 と呼ばれていたという。

橋の近くには、県指定の文化財 「 久玉城跡 」 があり、
石橋が架かる吉辺川は、かつて久玉城の外堀であったらしい。
橋は享保年間 ( 1716年~35年 ) に架けられたもので、
橋の宝珠は格式ある寺院にのみ許されたものである。

現在の橋は明治26年無量寺住職が石中舜哲和尚の時に修復されたものである。



沖縄県多良間島   「 泊御嶽 」

2013-02-19 00:02:08 | 沖縄の王墓、按司墓、拝所















泊御嶽は、前泊道路に面して海岸から約50mほどの陸地に位置し、
フクギ、テリハボク、イヌマキなどの生い茂る中に赤瓦屋根の殿がある。
神名は 「 イデミゾウ イリミゾウのマヌス 」 と唱える。

泊御嶽は、運城御嶽とともに嘉靖(かせい)年間に土原豊見親が創設したと伝えられている。
神名は船舶の出入港を守護し給うとの意味で、船守の神として祀っている。

この御嶽の裏側に「クスヌコール」という祠の香炉が設けられており、
創設された時の原型として殿の建造後も拝んでいる。

殿は、乾隆18年(1753年)、当時の多良間島の役人をしていた
白川姓友利首里大屋子によって、かやぶきで建てられ、
明治の終り頃に瓦葺きとして改築された。
また、泊御嶽の周辺は、「とまり山」と称して、
広範囲に樹木が茂っていて防潮林として大事な森林を形成している。