「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎県佐世保市  ・  近代土木遺産 「 福井川橋梁 」

2016-09-25 08:21:29 | 近代化産業遺産・土木遺産





























福井川橋梁 ( ふくいがわきょうりょう ) は、
長崎県佐世保市吉井町直谷と
同市江迎町田ノ元の境界 ( 松浦鉄道西九州線の潜竜ヶ滝駅~吉井駅間 ) となる
福井川 ( 佐々川支流 ) に架かる単線鉄道橋である。







福井川橋梁から400mほど離れた場所に架かる 「 吉井川橋梁 」






福井川橋梁は、2006年 ( 平成18年 ) 9月に、
同駅間にある吉井川橋梁とともに国の登録有形文化財になった。
また、長崎県のまちづくり景観資産にも指定されている。


当時の国鉄伊万里線 ( 現松浦鉄道西九州線 ) の建設に伴い架橋されたもので、
1942年 ( 昭和17年 ) に竣工、
1944年 ( 昭和19年 ) 4月13日の潜竜 ( 現潜竜ヶ滝 ) から
肥前吉井 ( 現吉井 ) 間の開業に伴い供用開始された。
コンクリート製3連アーチ橋で、
橋梁の長さは79m ( うちアーチ部67.06m ) 、アーチ半径は10m。

当橋梁が架橋された時期は戦時中で鉄材の不足していた時期であることから、
架橋時の骨組みに鉄筋ではなく、
竹を用いた竹筋コンクリートだという地元住民の証言があった。
事実だとすれば日本国内の現用鉄道橋としては他に類例がないため
松浦鉄道が2002年 ( 平成14年 ) から調査を開始。
2006年 ( 平成18年 ) 2月には
工学院大学に依頼して橋梁内部の調査を行った。
その結果、竹筋使用については確認ができなかったが、
使用された可能性は残されているという。

スパンドレルに連続アーチを穿ち、躯体軽量化と資材減量化を図る、
官設鉄道時代の貴重な遺構である。



天に月と日と光と・・・ 『 月光 』   柚木結羽

2016-09-25 04:50:03 | 文学・文化・映画作品








著者の柚木結羽さんのブログで紹介されていた 『 月光 』 。
海や山に行くことはあっても、なかなか街には出ないので、
書店ではなく、 ” ネット ” で注文していた本が届いた。
楽しみにしていたので、すぐに開封して本を手に取った。

「 コツ、コツ、コツ・・・ 」 と、
廊下を歩く靴音からはじまる第一章 『 月の吐息 』から、
第七章の 『 紺青の月 ( ブルームーン ) 』 までの、
190頁たらずを一気に読んだ。

同性であっても、美しいものや、
お互い自分に無いものに惹かれ、憧れるものかもしれない。
作品の中は、自分の知らない世界だけど、
こういう世界もあるのだろうな。と思った。

文を書いて出版する。
1冊の本を出すということは、かなりの本を読んだ以上に知識を生み、
誰もができない経験をすることになる。
そして何よりも、本という  ” 夢をカタチに ” 遺すことだと思う。

上手く表現できないけれど、
スイスイと読み進められる文章だった。



犬でも 「 暑さが和らげば気持ちも和らぐよ 」

2016-09-25 01:41:37 | 柴犬 ムサシとピース







あれほど猛暑日が続いたが、
連続して来た台風が熱気を根こそぎ飛ばしてくれた。
それで、人間もだけど、
犬も随分と過ごしやすくなっただろう。
なにせ全身毛皮をまとっているからな。