沖縄でホウオウボクのように
街路樹などでよく見かけるマニラヤシ。
そのマニラヤシが赤い実をつけていた。
ヤシの実といえば、島崎藤村の 「 椰子の実 」 という歌を思い出すが、
この詩は1898年 ( 明治31年 ) の夏、
1ヶ月半ほど伊良湖岬に滞在した柳田國男が
浜に流れ着いた椰子の実の話を藤村に語り、
藤村がその話を元に創作したものである。
だけど、マニラヤシの小さな赤いヤシの実は、
その歌詞に出て来るような大きな椰子の実ではなかった。
科 名 : ヤシ科 Arecaceae または Palmae
属 名 : ヴィーチア属 H. Wendl. ( 1868 )
英語名 : Christmas palm , Manila palm
原産地 : フィリピン諸島